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ナムコ、アーケードの興奮をそのままに |
価格:未定
株式会社ナムコは、プレイステーション 2用対戦格闘アクション「鉄拳5」を2005年春に発売を予定していることを発表した。価格は未定。
「鉄拳5」は、11月16日よりアーケード版が正式にリリースされたばかり。E3 2004において家庭用移植の告知が行なわれていたが、今回、プレイステーション 2版の情報が早くも公開されることになった。ナムコの看板タイトルである「鉄拳」シリーズは、第1作目の発売から10年目を迎えるということもあって、本作は「鉄拳」シリーズの集大成と言えるタイトルだ。過去に発売された「鉄拳」シリーズの良い部分を綺麗にまとめあげ、集大成の名にふさわしい作りとなっている。
シリーズを通しての1レバー、4ボタンの操作方法やエンディングを迎えると、新たに追加されるタイムリリースキャラクタなど、「鉄拳」シリーズの定番であるシステムも健在。また、美麗なエフェクトやステージ、空中コンボの探求、壁等のオブジェクトの壊れ方など注目の要素は数多くあるが、どの要素もシリーズ中で最高のデキであることは間違いない。
収録されているモードは、アーケード版「鉄拳5」を移植した「アーケードモード」、2人で対戦を楽しむ「VSモード」、ラウンド制ではなくプレーヤーキャラクターの体力が無くなるまで戦う「サバイバルモード」の3つ。そして、家庭用として発売された「鉄拳」シリーズと言えば、お約束である“オリジナルモード”の存在も明らかになっている。本作の「オリジナルモード」は、PS版「鉄拳3」に収録されていた「鉄拳フォースモード」を越えるオリジナルアクションゲームを予定しているとのこと。
家庭用「鉄拳」シリーズと言えば、「鉄拳」ユーザーが一番気になるのは各キャラクタのエンディングムービーではないだろうか。こちらは、各キャラクタごとに美しいプリレンダリング CGムービーを用意してると言うことなので安心して欲しい。また、アーケード版に導入されているビジュアルカスタマイズを家庭用にアレンジして搭載。ゲームを進めることで得られる“ファイトマネー”を使用し、ニット帽や眼鏡、アクセサリーなどを購入することができる。購入したアイテムは装着が可能となっており、自分だけのオリジナルコスチュームを作りだすことも可能だ。
【スクリーンショット】 | ||
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中国拳法を極めた格闘家、馮 威(フェン・ウェイ) | 風間流古武術の使い手、風間 飛鳥(かざま あすか) | 忍術を使う、RAVEN(レイヴン) |
格闘スタイル:忍者、国籍:不明。
国際的な諜報機関において、最も優秀かつ冷酷であると評されるエージェント、コードネーム“Raven”。
顔にX字の傷跡を持つこと以外、国籍、年齢など素性経歴は一切不明である。総司令部からの指令で、三島財閥と新興企業G社について調査を進めていく中、“JACK部隊”の自爆攻撃に巻き込まれる三島平八の姿を目撃する。
その後、何者かによってThe King of Iron Fist Tournament開催が告知された。
Ravenは大会の裏に潜む真相をため潜入する。
格闘スタイル:中国拳法、国籍:中国。
中国拳法を極め、最強を目指す武闘家、馮 威。
幼い頃から“神拳”と呼ばれる中国拳法の達人の下で修行に励み、成人となる頃には同門最強と認められるまでになっていた。
しかし、貪欲に強さを求める余り、禁忌とされていた他流試合に手を染め、ついには馮を諌めようとした師・神拳をも殺してしまう。
その際に「完全なる神拳の復活には三島に奪われし“神拳奥義之書”が必要だ」と知らされた馮は、The King of Iron Fist Tournament出場を決意する。
格闘スタイル:風間流古武術、国籍:日本。
物心のつく前から父に風間流古武術を叩き込まれた飛鳥は、持ち前の正義感からもめごとを見つけると乱入する“おせっかいな喧嘩仲裁屋”と、地元大阪ではちょっとは名の知れた存在だった。
ある日帰宅してみると、道場の門下生達が沈痛な面持ちで飛鳥を迎えた。聞くと中国人らしき男が道場に現れて父を倒し、父はそのまま病院に運ばれたという。
数日後、事情聴取に訪れた香港国際警察の刑事から「男はThe King of Iron Fist Tournamentに出場するだろう」と聞き、自ら大会に出場することを決める。
格闘スタイル:空手、国籍:日本。
三島一八と風間 準の間に生まれし運命の子、風間 仁。
一八、三島平八との死闘の後、仁は本丸から飛び去るが、邪悪な気配を感じて意識を失ってしまう。
やがて何者かの声によって意識を取り戻した仁が見た物は巨大竜巻が襲ったかのように荒れ果てた山林の姿……それは暴走した自分の仕業である事は疑いようが無かった。
その後、屋久島に戻った仁は悪夢にうなされるようになり、己の中のデビルの血が強くなっていくのを感じていた。「このまま精神を侵蝕され続ければ、完全に自我を失うのも時間の問題だろう」そう考えた仁は元凶を絶つため何処ともなく旅立つのであった。
運命の糸に導かれるままに……。
格闘スタイル:プロレスリング、国籍:メキシコ。
2人の王者の魂を受け継ぎし覆面プロレスラー、キング。
The King of Iron Fist Tournament 4で師の仇、クレイグ・マードックを倒した後、止めを刺すために病室に向かったキングだが、復讐する事の愚かさに気付き、病室を後にした。
帰国後しばらくして、ブラックジャガーのマスクを被ったマードックが自分とのリベンジマッチを宣言したことを耳にする。「これ以上師匠の名を汚すような真似を許すわけにはいかない。」そして、キング対マードックのリベンジマッチが The King of Iron Fist Tournament 5で実現することとなった。
格闘スタイル:暗殺格闘術、国籍:アイルランド。
自分の過去を知らぬまま、暗殺を請け負って生きるニーナ・ウィリアムズ。
シンジケートからの情報で、スティーブ・フォックスが自分の息子である事を知ったが、ニーナに特別な感情が沸くことは無かった。
その後、シンジケートは雷 武龍によって検挙され、スティーブを狙う理由を失ったニーナは、記憶を取り戻そうと、実妹アンナ・ウィリアムズと数年ぶりの再会を果たす。 しかし、アンナの顔を見た途端、ニーナの過去の記憶が甦り、アンナに向けて発砲するのだった。
その後、数日にも渡る銃撃戦が続いたものの、お互い決定打を欠き、ついにはThe King of Iron Fist Tournament 5で決着をつける事となった。かくして、壮絶な姉妹喧嘩は再び幕を開けたのだった。
格闘スタイル:カポエイラ、国籍:ブラジル。
伝説のカポエイラマスターの孫娘、クリスティ・モンテイロ。
長きに渡り刑務所に身を置いていた祖父が、出所することとなった。しかし、祖父を迎えに刑務所に向かったクリスティが目にしたのは、以前とは比べ物にならないほどやせ細り、今にも倒れそうな祖父の姿だった。
すぐさま病院に運び込むと、祖父の体は不治の病に侵されていて、放っておくと余命半年だろう、と医師から診断を下されたのだった。しかし、三島財閥の研究技術があれば、治療法が発見できるかも知れないという。
そして数日後、三島財閥主催のThe King of Iron Fist Tournament 5が開催されることを知ったクリスティは、祖父を助けるため大会出場を決意した。
格闘スタイル:バーリトゥード、国籍:オーストラリア。
デビュー以来無敗を誇ったバーリトゥード・ファイター、クレイグ・マードック。
前大会でキングに敗れたことに納得できないマードックは、退院するやいなや地獄のハードトレーニングを敢行し、1カ月後には凶悪な肉体兵器と化していた。
ある日、マードックはバーリトゥードの大会にブラックジャガーのマスクを被って乱入。決勝に残ったファイターを瞬く間にリングに沈め、キングとのリベンジマッチを宣言したのであった。
再戦の舞台、それはThe King of Iron Fist Tournament 5!
【スクリーンショット】 | ||
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□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□「鉄拳」のページ
http://www.tekken-official.jp/
□関連情報
【11月12日】ナムコ、AC「鉄拳5」11月16日より稼動開始
ゲームと連動する携帯サイト「TEKKEN-NET」も開設
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041112/tekken.htm
【9月2日】「第42回アミューズメントマシンショー」
ブースレポート ~ナムコ編~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040902/namco.htm
【9月2日】ナムコ、AC「鉄拳5」プライベートショー開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040706/tk5.htm
(2004年11月19日)
[Reported by 志賀康紀]
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