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コーエー、「大航海時代 Online」のサービス開始時期を来春に延期 |
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価格/月額料金:未定
株式会社コーエーは、現在開発中のMMORPG「大航海時代 Online」の正式サービス開始時期を今冬から、2005年春に延期すると発表した。これに合わせて、βテスト開始時期も今夏から2004年冬へと延期される。延期の理由については「品質向上を図るため」としている。
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港で船団を組んで遠洋航行を行なう。週末は携帯で呼び出されることもありそうだ |
品質向上の具体的な内容については明らかにしていないが、ゲームの作り込みだけでなく、今回は、同社初のWindows専用MMORPGであり、オリジナルの3Dエンジンを採用し、さらに多言語のサポート、そして後述するコミュニティ機能の拡大といった、意欲的な試みが盛り込まれているだけに、その調整にはより長い時間が必要と判断したとしても不思議ではない。
なお、今回構想が発表された「大航海時代 Online」携帯電話連動コンテンツは、スクウェア・エニックスが発表している「PlayOnline」をゲートウェイとした、MMORPGを中心としたゲームコンテンツと携帯電話を繋ぐ構想に対抗したものと見られる。ただし、「大航海時代 Online」の場合は、具体的なサービス内容を明らかにしており、大いに注目される。
その第一弾として明らかにされた「ゲーム本体、携帯電話間のメール送受信サービス」は、従来、ゲーム内限定だったメッセージ送受信機能を、携帯電話まで拡大するというもの。「大航海時代 Online」のユーザーは、ゲームをプレイしているしていないに関わらず、他のユーザーとの情報交換や、緊急メンテナンス等の最新のサーバー情報を携帯電話で知ることができるようになる。
このシステムの大前提となっているものは、「大航海時代 Online」では、ゲーム内キャラクタ間のメール送受信機能のサポートにある。メールの交換は常にゲーム(メール)サーバーを介して行なわれるため、携帯と連動させることで、プレイしているユーザーの個人情報を開示せずに、携帯間での情報のやりとりが可能になる。構想を見る限りでは素晴らしい機能だ。
サラリーマンレベルの発想としては、仕事中に「やっと海が落ち着いたから、今の内に出航するぞ!」と携帯にメールが来るのはちょっと困る気もするが、使い方によっては、より楽しく、より効率的に仮想世界における生活を楽しむために必要不可欠なツールとなりそうだ。
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「信長の野望 Online」とはうってかわって、発表段階からコミュニティ機能の充実を掲げている「大航海時代 Online」。シリーズファンのみならず、幅広い層からユーザーを集めたい考えのようだ |
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□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp
□「大航海時代 Online」のホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/dol/
□関連情報
【4月14日】コーエー、「大航海時代 Online」の発表会を開催
日本以外はクライアントを無料配布、2004年冬正式サービス予定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040414/daikou.htm
【2003年11月18日】コーエー、中間決算概要説明会でMMORPG「大航海時代ONLINE」発表
襟川氏「PSP発売と同時期にソフトを発売したい」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031118/koei.htm
(2004年7月9日)
[Reported by 中村聖司]
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