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「Xbox Video Chat」発表 |
価格:7,140円
Video Chatキットに含まれるカメラ |
「Xbox Video Chat」キットは、2004年内に発売を予定。最大5カ所との接続が可能で、ビデオエフェクトは10種類、ボイスエフェクトは7種類が使用可能。20種類のプリセットされたイラストと効果音を送信可能(『ポップアップ』機能)。また、ディスクに収録されている51曲の音楽を会話中のバックグラウンドで流したり、参加者全員のコントローラに振動を送る「シェイク」機能もある点がユニーク。もちろん、自分の画面を最大化し、映りを確認できる「Me」モードや、ホストによる強制退出機能、チャット参加制限などのセキュリティ対策機能も用意されている。
「Xbox Live Chat」キットには、専用カメラ、Xbox Live12カ月基本サービス利用料、Xbox ボイスコミュニケータ、Video Chatディスク、Xbox Liveのスタータキットが含まれている。必要環境は「Xbox Live」環境が前提となっており、本体とブロードバンド環境、そして「Xbox Live」へのサインアップも必要となっている。Video Chatディスクは起動とソフト動作に使用され、HDDへのインストールは行なわれない。
最大5人までが参加可能。上段中央が自画面となる | 自ウィンドウを最大化して映りを確認できる「Me」モード |
マイクロソフト業務執行役員 Xbox事業本部 事業開発室長 泉水 敬氏 |
氏は、「ビデオチャットのアイデアは日本のXboxチームから提案されたもの。基本的に開発は日本で行なった。日本のブロードバンドのインフラは他国に比べて高品質で広く展開している。平均帯域の広さなど、環境においては日本は図抜けている。さらに、日本のユーザーは携帯電話などのコミュニケーションなど、つながることに対するニーズは大きい。そういったニーズに(Video Chatは)マッチしているのではないか。また、日本のユーザーは想像力に長けている。そういった意味で日本で先行展開することは、新たな使い方を生み出してくれると期待している」とXbox事業部日本チームによる発案から具体化したプランであることを明らかにした。
また、「これからも日本に合ったものは日本で先行展開していくことによって、マイクロソフトが日本のユーザーのニーズに関しては日本から商品展開していくという決意だと思っていただければいい。Xbox Video Chatはゲームというカテゴリには収まらない。従来の小売店とは違う販路を計画している。その1つの例がDTIとの連動だ。今後もこういったビジネス展開を広げて行きたいと考えている」と語った。
「これで、ゲームだけではないXboxプラットフォームへの参加ルートができた」と発表会において語られていたが、果たしてビデオチャットに対してどれだけのニーズがあるのか、そしてビデオチャットの選択肢としてこの「Xbox Video Chat」がどれだけのユーザーに選ばれるのか、今後に注目したい。
■ DTI、「TEPCO ひかり+Xbox Video Chat プラン」を提供
株式会社ドリーム・トレイン・インターネットは、「Xbox Live Chat」をTEPCO ひかりプランを利用、もしくは新規申し込みを行なうユーザーに対して月額200~300円程度の利用料を追加することでXbox本体ごとレンタル提供する「TEPCO ひかり+Xbox Video Chat プラン」を発表した。「Xbox Video Chat」にDTIの対応が完了次第サービスが開始される。
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□Xboxのページ
http://www.xbox.com/ja-jp/
□ニュースリリース
http://www.xbox.com/ja-JP/press/release/20040616.htm
□ニュースリリース(DTI)
http://www.dti.ad.jp/company/release/xbox2.html
□製品情報
http://www.xbox.com/ja-JP/videochat/default.htm
□関連情報
【5月11日】Xbox 2004 E3 Briefingレポート
新作タイトルやXbox Liveの新サービスなどを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/xbox.htm
(2004年6月16日)
[Reported by 佐伯憲司]
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