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★Xboxスペシャル体験連載★
PILOT TESTが無事に終了した「鉄騎大戦」。今回でこの連載は一旦休憩に入る。製品が登場した時点で、PILOT TEST版との変更点などを中心としたレヴューを掲載する予定となっている。残念ながらPILOT TESTテスターになれなかった方も、変更点を確認しておくことで、戦場にすぐに馴染めるだろう。 ■ ミッションを把握する
VTの操縦をマスターし、戦場を縦横に駆け巡る事ができるようになったら、次は勝ちたいと思うのが人の心。勝利を呼び込むためには、戦闘前の情報をしっかりと把握することが重要。作戦の目的はこの画面で確認できる。あとは、マップを読み、実際に戦場に出るだけだ。
■ マップの読み方 戦場のマップには等高線が引かれている。この等高線を読み、戦場の様子を事前に確認しておくことで、危険な場所を把握しておくことができる。 このゲームで最も危険な場所は、水深の深い水地。操縦を誤って深い水地に踏み込んでしまうと、前作で川や海に飛び込んだ場合と同じように、浸水によってVTからの脱出を余儀なくされてしまう。VTを失い再出撃になるばかりではなく、パイロットを失うことにも通じる最悪の結末だ。 天然の障害はこれだけではない。高い崖に囲まれている場所は、どうしても視界が遮られることになりがちだ。気づいた時はすでに敵の有効射程距離に捉えられている場合も多い。また、移動できないほど険しい崖が続くため、作戦に使う道筋が限られてしまい、どうしても待ち伏せを受けやすいマップも存在する。 このように等高線を読むだけで、戦場が把握しやすくなるのだ。戦闘中もマルチモニタからマップを確認できる。常に自分の進路に待ち受けている景色を想像しながら移動しよう。
■ 無線を使いこなす 無線の使用法をおさらいしておこう。「鉄騎大戦」では、戦場でのコミュニケーションに無線を使用する。と、いうよりも、それ以外に方法がないのだ。そのため、これをマスターしておかないと、戦場での情報交換が行なえない。また、上手に使いこなすことができれば、第1世代VT1機分程度の戦力差は十分に埋めることができる。 まずは、無線機の使いかただ。操作自体は前作とほぼ同じで、ボタンの割り当てが変わっている程度だ。中央ブロックの丸いつまみを左右に動かして、話をするパイロットを決定。パイロットは、画面上の無線機の左側から順に、1番機から5番機まで並んでいる。
そして、つまみの上についているボタンで通信を行なう。左側から、送信、受信、相手の切り替えと並んでいる。送信は、今つまみで選択しているパイロットに話しかけるボタン。受信は、逆に話しかけられた場合に応答するボタンだ。そして、相手の切り替えは、更新中にほかの人に呼ばれた場合に使用する。新しく呼び出してきた人にチャンネルが切り替わり、会話をはじめることができるのだ。
ここまでで、戦場に出るために必要な操作はほぼ説明し終えた。ここから先は、今までの操作を応用して戦場で活躍するためのテクニックを紹介していく。
■ 戦闘前後のコミュニケーション 戦闘前にマップを見ながら作戦会議(ブリーフィング)を行ない、戦闘終了後にデブリーフィングを行なう。このふたつはVT操作の腕前とは関係がないものの、作戦で勝つためには非常に重要だ。作戦を立てずに戦闘を行なってしまうと、目的がバラバラになり、戦力を集中させることができない。これでは、統率のとれたチームに対抗するのは難しいと言わざるを得ない。勝ちたいのなら、ブリーフィングをしっかり行なうことをおすすめする。 ■ ブリーフィング ブリーフィングを行なうタイミングでおすすめなのは、VTの選択画面だ。この画面で作戦を立てれば、武装だけでなくチーム内でのVTの編成をマップに適した構成にすることができる。各自、手持ちのVTを申告しあって、チームの状況を確認しよう。強力な機体の数や、支援機が足りない場合などもこの時に明らかになるため、立てられる作戦も次第に決まってくるだろう。ただし、事前に戦場がどのマップか確認しておかなければならない。 この時、使いたいVTがあればこの場で申告しておくこと。慣れない機体で戦うよりも実力が発揮できる機体の方がチームに貢献することができる。必要な機体を持っているのが1人だけ、などという場合を除いて、ほとんど断られることはないだろう。 ■ デブリーフィング
戦闘が終わった後、その戦闘で何がよくて何が悪かったかを話し合うのが“デブリーフィング”だ。デブリーフィングでは、VT操縦の腕前の評価などはひとまず置いておいて、敵の動きの確認をしておこう。マップによってはVTの出撃地点から、実際に敵と遭遇する場所までの道のりがほぼ決まっている場合もある。敵の行動を確認することができれば、敵VTの移動した道筋を推理することができる。この情報があれば、次の作戦を立てるときに有利になるのは容易に想像できる。狙撃地点の決定も、待ち伏せすることも、そして、わざとその道筋を見捨てることでより多くの戦果が期待できる場合すらあるだろう。
■ 戦闘中のコミュニケーション
戦闘中のコミュニケーションは、すべて無線を使った1対1の通信となる。また、通信をしている相手を切り替えるのも、ダイアルに手を伸ばさなければならないため、どうしてもタイムロスが発生する。このロスを縮めることが、戦場での連携を活かすために重要なポイントとなる。
このテクニックは、部隊を分ける場合に特に有効な手段だ。隊長機の指令は各小隊長機へ、各招待長機から小隊機へという道筋で連絡される。特に、小隊機は、無線の相手を切り替える必要がないために、負担が少ない。これには、初心者プレーヤーにとって、大きな利点がある。チーム内での無線に手間どることなく、戦闘に集中できるようになるのだ。 ■ 戦闘中のマップの読みかた自分がマップのどの場所にいて、どこへ向かっているか。それを把握しておかなければ、戦場で迷子になってしまう。迷子になると、前線に投入される戦力が減少し、自分のチームに迷惑をかけてしまうので、絶対に避けたい。そのためのテクニックを、いくつか紹介したいと思う。
■ 迷子になってしまったら もし、戦場で孤立してしまったら……。これは、あまり考えたくない状況だが、機体を破壊された場合の再出撃を含め、よく遭遇するシチュエーションだ。 このような場合は、慌てずに再集合ポイントを設定してもらおう。再出撃位置を知らせ、目的地に移動していくことになる。敵がどこに居るか把握できなかった場合は、再出撃の画面で再出撃位置の周りの状況を確認しておくこと。これだけで、再出撃した瞬間に撃破されるような状況を減らすことができる。 ちょっと注意すれば済むことのように思うかもしれないが、戦場ではどうしてもアドレナリンが活発に分泌されているので、確認を怠ってしまうことがある。これを防ぐだけで、被撃破率に大きく影響してくるのだ。
■ PILOT TESTニュース(最終回) 鉄騎大戦のPILOT TESTでは、海市島(HSD)が勝利を収めた。 HSDの強さは、その豊富なVTのバリエーションと、そのバリエーションを活かすための優秀な指揮官が存在したこと。そして、それ以上にブリーフィングとデブリーフィングに時間を割いていたという要素が大きい。HSDでは、新勢力参入の際に人員が流出した。この時に、HSDに残ったメンバーの結束が非常に固くなった印象を受ける。 また、ブリーフィングが綿密に行なわれることによって、指揮系統も次第に統一されていったというのもあるだろう。これらの事情により、各個人の能力を効率よく戦場において発揮できたのが、HSDの強さの秘密なのだ。
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□カプコンのホームページ (2004年1月13日) [Reported by 岡本直大 (冒険企画局)]
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