【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】
【短期集中連載第1回】「Left 4 Dead」をもっと4 楽しもう!

対戦「Left 4 Dead」! ゾンビとゆかいな仲間たち

いま大注目のゾンビゲー「Left 4 Dead」の本質は対戦にあり!
熱狂の渦へ、さらに濃厚に楽しむための基本セオリーを徹底紹介

 いまValveの新作FPS「Left 4 Dead」がアツい。昨年末にPC版、そして今年1月22日にはエレクトロニック・アーツから待望のXbox 360版が発売された本作は、山盛りのゾンビ(正確には感染者)たちがうごめく数々のフィールドを舞台に、4人の生存者が脱出を目指して壮絶な戦いを繰り広げるというゲームだ。

 その新奇性からかXbox 360版の発売直後は売り切れ店が続出、買いたくてもなかなか手に入らないという状況となった。基本的な内容についてはPC版をベースとしたレビュー記事でご紹介しているので、未経験者はまずはそちらをご覧いただくといいだろう。

 「孤立したら助かる可能性ゼロ」という徹底的なゲームデザインで協力プレイの新境地を切り開いたと言われる本作、実は開発の終盤にさしかかるまでは4人対4人で争う対戦ゲームとして作られていた。そして、その対戦モードが最高に面白い。協力プレイが本作の前菜ならば対戦モードはメインディッシュであり、何十時間とプレイしてもまだまだプレイしたくなる、恐ろしいほどの魅力に溢れているのだ。

 当連載では全3回の短期集中で、「Left 4 Dead」の対戦モードの持つ魅力に注目し、対戦をもっと楽しむためのポイントや、生存者チーム、ゾンビチームのそれぞれについて、より良くプレイするための数々のセオリーをご紹介していきたい。初回の今回は、対戦モードをこれからはじめようというプレーヤーのために有益な情報を提供する。第2回では生存者側、第3回では感染者側のプレイテクニックを詳しくご紹介しよう。いざ、生存を賭けて熱狂の渦へ!

生存を賭けてゾンビの海を疾走する4人の生存者達


■ 「Left 4 Dead」の本質は対戦にあり!

ゾンビご一行様ご案内!
この熱狂を最高に楽しめるのは何と言っても「対戦モード」だ。ソロプレイ派のプレーヤーも、だまされたと思って一度は試してみよう
くたばれ生存者!!
特殊感染者(ボスゾンビ)も本作を構成する大事なプレーヤーなのである
 「Left 4 Dead(L4D)」は、4人の生存者が互いに協力しながらゴール(セーフルーム)を目指すというのが基本ルールだ。それを邪魔するのは、雪崩のごとく押し寄せてくる通常感染者(ザコゾンビ)と、4+1種類の特殊感染者(ボスゾンビ)たち。ゲームには映画仕立てのエピソードが4つ用意されており、それぞれのエピソードで5つのステージを戦い抜くことになる。見事に生きて最終ステージまで到達した生存者達は、脱出手段を手に入れて感動のフィナーレへ。

 こう説明するといかにも単純でボリュームの無いゲームにも思えてくるが、それは事実だ。「L4D」はシンプルなゲームであり、プレーヤーの目標はあくまでゴールに到達するだけ。4エピソード×5ステージの、全20ステージをシングルプレーヤーモードで駆け足クリアするだけなら、5時間もかからない。

 世の中の評判を見ていると、これをもって本作のことを「ボリュームが少ない」、「すぐ終わっちゃう」、「底が浅い」と思ってしまう人もいるようだ。ああ、もったいない。本作をシングルプレーヤーモードでひととおりクリアして終わった気になるのは、まるで対戦格闘ゲームを1キャラ1回づつプレイして「コンプリートした」と言うようなものだ。まさに氷山の一角。

 「L4D」のゲーム的な構造に注目してみると、まず、そこに登場するのは4人の生存者、大量のザコゾンビ、4体のボスゾンビだ。そして、各ステージの中身には、通常のゲームによくある「モンスターの出現パターンのデータ」のようなものが存在しない。

 それでどうやってゲームを成立させているのかというと、ゲームの進行を司るAI-Director(AI監督)がザコゾンビやアイテムの出現を制御しつつ、プレーヤーの進行が順調過ぎるなら厳しめに、苦戦しているなら手をゆるめるという形で動的にバランスを調整している。そしてプレーヤーに必殺の攻撃を仕掛ける各ボスゾンビは、BOT(人間の代役を務めるAIプレーヤー)がその操作を担当するという仕組みで、スクリプトベースの制御はゼロ。すなわち、本作のシングルプレイモードや協力プレイモードはいわば「コンピュータと対戦している」という構造なのだ。

 すなわち、本作の対戦モードは、対戦格闘ゲームを人間同士でプレイするのと同じで、それが作品の本質そのものなのである。また、これについては開発者自身が「開発終盤まで対戦モードしかなかったが、ゲームバランスの問題から、ストーリーモードと対戦を別のモードにした」と明かしている。これはゲームの表面的な敷居を下げるための工夫だろう。

 当然、対戦ゲームはコンピュータとやるより人間とやるほうが楽しい。おかげで筆者は、本作の対戦モードをPC版と360版の両方で通算200時間近くプレイしているが、毎回現われる意外な展開に、いつも新たな楽しみを見いだしている。だが対戦プレイは少々敷居が高いのも事実。そこでまずは、対戦モードを100%楽しむためのポイントをいくつかご紹介しよう。

対戦ではあらゆることが起こる。ワンミスから一気に全滅なんてこともあるので、常に最大限の注意を払いながら最高のプレイを目指したい。その先には他では得られない濃密なゲーム体験が待っている


■ 対戦モードを100%楽しむための基本「4」箇条

 対戦ゲームは生モノだ。慣れないうちはおっかなびっくり行動してしまい、ゲームのテンポを掴めずにうまく入り込めないこともあろうだろう。そのあたりの敷居の高さは否定できない本作なので、これさえ押さえておけば絶対楽しめる!というプレイの基本ポイントを、本作のタイトルにちなんで4つご紹介しよう。



基本その1: ボイスチャットを積極的に使おう

ボイスチャットを使わないプレーヤーに、ウィッチ様もお怒りになっておられる
 これはもう本作の対戦を100%楽しむための絶対条件だ。本作は助け合いのゲームであり、生存者側でプレイするときは、4人のプレーヤーが息を合わせて行動することが大前提。そこでボイスチャットを使った肉声のコミュニケーションがあるかないかで、ゲームの進行はもちろん、盛り上がり具合も大いに違ってくるのである。

 本作における4種類のボスゾンビ(ブーマー、ハンター、スモーカー、タンク)のうち、少なくともハンターとスモーカーは、プレーヤーを拘束して「助けが無ければ100%必殺」という攻撃能力を持つ。あるプレーヤーがそういったピンチに陥ればゲームシステム上の演出で他のプレーヤーにそれが伝えられるが、ザコゾンビの対処や他のボスゾンビに気を取られて気付かないことも多いのが対戦の日常風景だ。

 そこでゲーム内の演出に頼らず、「ハンターに乗られた!!」、「スモーカーに引っ張られた!」とすかさず報告する。それだけであなたの受けるダメージは減り、チームの生存率がぐっと向上するのである。もっと単純に「後ろ!」でもいいし、最強のボスゾンビであるタンクを一番に発見したら「ターンク!!」と叫ぶだけでもいい。とにかく味方にピンチを伝えるだけでチームは一丸となり、互いに頼れる味方となるのだ。

 ゾンビ側でもボイスチャットが重要だ。ボスゾンビというのは単独では弱いため、4人が声をかけあってタイミング良く攻撃するのが基本である。例えばブーマーが胆汁をかけ、続いてハンターが飛び乗り、別の生存者をスモーカーで引きずり、助けに入った生存者を別のハンターが拘束するという形が成功すれば、かなりの大ダメージを期待できる。単独で攻撃しても効果が薄いばかりか、本来なら得られたはずの決定的なチャンスを逃すことになるのだ。

 そして何よりも大切なことだが、本作の対戦はとにかく、予想外の事件が起こりやすい。ミスから起こる生存者の全滅もあれば、ゾンビ側の好プレイから飛び出す意外な展開もある。そこで巻き起こる驚きや笑いの感情が、ボイスチャットを通じて全員に共有される。それが対戦プレイを毎回、忘れ得ない経験にしてくれる。筆者の経験上、対戦数セッションに1回は、腹を抱えて笑ってしまうシチュエーションが現われる。ひとりよりも、みんなで笑い飛ばせば楽しい。



基本その2: フレンドと一緒にプレイしよう

信頼できる相手ならば安心して背中を預けられる。それはプレイ内容にも大きく影響を与えることになる
 本作は4人対4人の計8人でプレイする対戦ゲームだ。そして対戦ゲームというのは遊び方を大別すると2種類あって、大マジメに「相手を打ち負かすために」プレイする競技的なスタイルと、冗談のひとつでも言いながら「相手と楽しむために」プレイするパーティ的なスタイルがある。そして本作のスタイルは断然後者だ。

 ボイスチャットの必須性にも関連するが、本作は不特定多数のランダムマッチングよりも、フレンドと連れ合って一緒にプレイするほうが断然楽しい。とは言っても、本作のXbox 360版はクイックマッチ、カスタムマッチでワールドワイドにつながってしまうので、言葉の通じない外国のプレーヤーを相手にすることが多くなる。

 最初からフレンドだけで8人揃えられるのは、ごく一部の恵まれたプレーヤーだけだろう。そこで、2ちゃんねるのネットゲーム板などのコミュニティでは、「共有タグ」を使って「フレンドのフレンドは皆フレンド」という方法での日本人同士のマッチングを支援している。単独でゲームを始めようとしているのならば、まずはそういったコミュニティを当たってみて、対戦相手を見つけてみよう。

 ひとたび対戦をプレイして互いの信頼を築いたならば、プレイ終了後にフレンドになることも多くあるだろう。直接のフレンドだけで8人揃ってプレイできるようになれば、ぜひ固定メンバーでプレイしてみよう。ギャーギャー騒いで大いに盛り上がりながら、ますます対戦の面白さを堪能できるはずだ。



基本その3: 単独行動は控えよう

4人が連携してこそ生存できるゲームだ。声を出し合って常に意志を統一しよう
 他のFPS系ゲームで経験を積んだ「上手な」プレーヤーにありがちなのが、なまじスキルに自信があるためについつい単独で行動してしまう、ということだ。そしてこれは本作における最大の罠である。連携が必須の本作では、そういったプレーヤーがチーム全体を危機に陥れることになる。常に味方と連携できない者は即、戦力外なのだ。

 少々射撃や立ち回りの腕が良くても、本作では完全に孤立した瞬間から、「100%死ぬ」危険性と隣り合わせとなることを忘れてはならない。それにゾンビ側は、ハンター、ハンター、スモーカーという組み合わせで、最大3人の生存者を同時に拘束できるので、生存者がひとりでも欠ければ即チーム全滅の危険がつきまとうのだ。

 すなわち、本作においては他のゲームにおける習慣を完全に断ち切り、連携プレイに徹することが大切なセオリーだ。4人の生存者が目指すのは、4人揃っての脱出だ。決して個人スコアの競争ではない。ゾンビラッシュやボスゾンビへの対処は、4人が常に集まって行動するからこそ最大の効率を発揮し、脱出への可能性を高められるわけだ。

 対するゾンビ側も常に連携を意識することが、プレイの楽しみを最大限にひきだすコツだ。最強のボスゾンビであるタンクですら、固まって移動する生存者に単機で突っ込めば何もできぬ間に倒されてしまう。体力半分を一発で持っていく強烈なパンチを浴びせるには、ブーマーの胆汁、ハンターの飛び乗り、スモーカーの引っ張りというサポートで生存者の注意を散らそう。うまい攻撃が決まれば一気に生存者全滅、お互いの健闘に「グッジョブ!」となる。



基本その4: 途中参加ではなくロビーから参戦しよう

ロビーから参加し、フィナーレまで共にプレイすれば、新たなフレンドを作る機会にも恵まれるだろう
 本作の対戦ルールは、各ステージを生存者側、ゾンビ側と攻守交代しつつ「生存者側で脱出したときのスコア」を、1エピソード分(5ステージ)累計して競うというものだ。すなわち、ゲームロビーに集まって第1ステージを開始し、そのままのメンバーで最終ステージのフィナーレを終えるまでが1つのゲームセッションだ。これには大抵1時間〜2時間ほどかかる。

 そしてXbox 360版の「L4D」では、対戦に参加する方法としてクイックマッチ、カスタムマッチ、フレンドマッチの3種類がある。このうちクイックマッチは「進行中のゲームを適当に探して途中参加する」ものだが、仲間との連帯感が中途半端になってしまうため、あまりそぐわない。また本作には、プレーヤーのネットワーク環境にもよるが「途中参加した場合、しばらく経つとゲームから強制切断される」という不具合が発生しているため、この点からもゲームへの途中参加はお勧めできない。

 一番良いのは「カスタムマッチ」もしくは「フレンドマッチ」にて、ゲームロビーに参加もしくは自分でゲームロビーを立ててからゲームをスタートすることだ。まずはロビーで8人が集まるのを待ち、そのメンバーで通してフィナーレまでプレイしよう。はじめから終わりまでプレイすれば、初対面の相手でもかなりの程度、プレイスタイルや腕前、性格まで掴めるはずだ。フレンドを増やすチャンスでもある。

生存者側もゾンビ側も最高の連携が最高の楽しみを約束する。そのためにはボイスチャットを積極的に使って、意志の疎通を図ろう。うまいプレイが続けばそれぞれの役割をきちんと演じられるようになって、ますますやりがいが増す


■ チームに溶け込んで「良いプレイ」をするには? 生存者の対戦セオリー

4人が生きてセーフルームに到達することが最大の勝利だ
 ヘッドセットを接続し、ゲームロビーへの集合も万端。ではいよいよゲーム開始。

 「L4D」は独自性の強いゲームだ。いざ対戦に飛び込んでもはじめは右往左往、コツを覚えるまではチームメンバーに迷惑をかけてしまうのではないかと気が気でならない人も多いだろう。

 不慣れなプレーヤーを罵倒したり、ゲームセッションからキックしようとする心ないベテランプレーヤーもなかには存在するのは確かなので、慣れないうちは有る程度萎縮してしまうのは無理もないことだ。だが、いくつかのセオリーさえ抑えておけば、ベテランプレーヤーを不快にさせないくらいのプレイは可能になる。

 また、ここで紹介する対戦プレイの基本を抑えておけば、4人協力モードでも高難易度に挑戦できるくらいにプレイ意識を高められることと思う。さらに対戦ならではのテクニックもあるので、協力プレイで一定の経験を積んだプレーヤーにも役立つかもしれない。


生存者のセオリーその1: とにかく固まれ

ゾンビの猛攻には常に4人が固まって対処せよ
 セーフルームに到達するまでは、何があっても常に固まって行動しよう。少しの間でも孤立すれば、その隙にハンターに飛び乗られ、助けが来るまでにダウンしてしまうこともよく起こる。ダウン状態からの救出は時間がかかるため、そこから連鎖的にゾンビの猛攻を呼び込んでしまうことにもつながる。だが、そういった状況は、常に味方とくっついて動いていれば未然に避けられるものだ。

 また、本作の基本的な攻撃方法である「殴り」は、複数の生存者が1カ所に固まるほど効果が高まる。突然のゾンビラッシュやブーマーの胆汁により大量のゾンビに絡まれても、4人がぎゅっと固まって殴りを連打していれば、被害を最小限に押さえられる。常に全ての味方を見るようにし、はぐれないようにしよう。

 もっとも、きちんとした狙いがある場合は一時的に味方と距離を取るべきこともある。例えば回復やアイテム探しのために前進できない状況にあるとき、4人が完全に固まっているよりも、互いにサポートできる範囲で多少バラけて立つほうがいい。そうるすることで周囲の通路や部屋などの死角を減らし、ゾンビ側プレーヤーの復活を遠のかせることが可能だ(ゾンビはプレーヤーの視線が届きうる場所には出現できない)。


生存者のセオリーその2: 撃つんじゃなくて殴れ

大量のゾンビも、殴りでかきわけながら前進できる。とにかく殴れ
 生存者の殴り攻撃は強力だ。一般のザコゾンビとタンク以外のボスゾンビを3、4発で確実に倒すことができるだけでなく、一定範囲の敵をまとめて押しのけることができる。大量のゾンビに絡まれたときなど、銃の射撃で対応するとどうしても撃ち漏らしが発生するが、そんなときに殴りをこまめに挟んでおけばノーダメージで対処できることも多い。 ハンターは「殴り」一発で対処できるため特に有効だ。

 また、本作に不慣れなプレーヤーはついつい射撃に頼ってしまいがちだが、それがピンチを招くこともある。そのひとつはボスゾンビの1種、ブーマーだ。撃つと爆発して胆汁をまきちらす。近寄られた状態で迂闊に撃ってしまうと、チーム全員が胆汁をかぶって危機到来。それを避けるには、まず殴ってよろけさせ、距離を取ってから破壊することだ。

 またリロードをしながら殴ることも可能なので、ゾンビラッシュが始まったらリロードの合間に殴りを挟むことで無防備な時間を最小限にとどめることができる。射撃→リロード→殴り→射撃という形で、一瞬も休まずに攻撃を続けよう。それに、本作では射撃が味方に当たるとダメージを与えてしまうが、殴りは当たらないようになっている。味方4人で密集したときにこそ殴りを中心に攻撃を組み立てるべきだ。

 さらに、対戦では少々ザコゾンビが居るくらいならどんどん先に進んでいくほうが良い。そのときに襲いかかってくる少数のゾンビは殴れば止まらずに対応できる。射撃では倒すのが遅れて足止めを食らうことがあるのに比べ、圧倒的に安定だ。このように殴り攻撃は非常に便利なものなので、どんどん使おう。


生存者のセオリーその3: ガンガン進め

ゾンビ側は復活に一定時間を要する。倒したらどんどん進んでしまおう
 対戦モードで勝利を得るためには「ゾンビチームに時間を与えない」ことが非常に重要だ。ゾンビ側のプレーヤーは倒されると30秒間ほどの復活待ち時間が発生する。すなわち、数体のボスゾンビを倒した直後はゾンビ側の攻撃が手薄になるので、一気に前進するチャンスなのだ。

 さらにゾンビ側には、ブーマーとスモーカーは同時に1体しか出現しないというルールがある。したがってブーマーを倒せば少なくともその後30秒はブーマーの胆汁の心配をする必要はなく、スモーカーを倒せば、ある程度足場が不安定なところでも安心して前進できる。複数出現することのあるハンターだけは例外だが、これは固まって動けば何のことはない。

 1カ所に留まって無用の時間を過ごすほどゾンビチームの利益になることはないので、進めるときにガンガン進んでしまおう。ただしその際に生存者がバラけてしまうことのないよう、ボイスチャットで「前進しよう」と声をかけることをお勧めする。この一言がないばかりに分散し、全滅につながった例は数多い。


生存者のセオリーその4: 銃器/アイテムは工夫して使え

パイプボムは、行く先に大量のザコゾンビが居るとわかっているときに先制攻撃として投げると効果が高い
メディキットは貴重だが、ダメージを食らって足が遅くなりはじめたら使用を考えるべきだ
 生存者が使える武器にはマシンガン系とショットガン系の2系統があって、マシンガン系は遠距離射撃向き、ショットガン系は近距離向きとなっている。照準にあまり自信のないプレーヤーはショットガン系の武器が扱いやすいが、チーム全員がショットガンだと「離れたプレーヤーを即座に助けられない」ということにもなる。したがって、チームメンバーが何を装備しているか確認して、ひとりは異なるタイプの武器を持つようにしたい。

 また、ときおり拾うパイプボムと火炎瓶は一長一短あって、どちらにするか悩むこともあるだろう。明確な基準を述べるとすれば、「既に火炎瓶を持っているならパイプボムを優先する」というのがセオリー。PC版ではタンク対策のために火炎瓶が必須だが、Xbox 360版ではタンクがかなり柔らかいため、火炎瓶にこだわる必要はない。ザコゾンビ相手に火炎瓶を使うのは危険。ハンターが燃えながら飛び乗るとダメージが倍増してしまうからだ。

 パイプボムはザコゾンビを一掃して一気に前進するチャンスを作れるのでブーマーの胆汁を食らったときや、ランダム配置のザコゾンビが多くて前進し辛いときなどに絞って使おう。なお、パイプボムを投げる前に必ずボイスチャットで一言伝えておくこと。無言のままだと2、3人が同時にパイプボムを投げてしまい、「あっ」となるケースは多い。

 最後に、体力回復のメディキットとピル(鎮痛剤)の使い方をおさえておこう。協力プレイではメディキットを死ぬギリギリまで使わないことが多いが、対戦では「体力を半分以上失って足が遅くなったら」早速使うことを考えるべきだ。逆にピルはギリギリの状況に備えて温存しておくことをお勧めしたい。なぜならピルは、メディキットと違い「使った瞬間に回復する」という特徴があるからだ。タンクに殴られた瞬間や、ザコゾンビに絡まれて死ぬ寸前に飲むと効果的である。


■ 生存者の前進を許すな! ゾンビプレイの基本

華麗な連携で生存者を地獄に落とせ!ゾンビ側のプレイはめちゃくちゃ楽しい
 対戦プレイで、生存者側で4人ともゴールに到達できれば、大量スコアを獲得でき、我がチームは一気に勝利に近づく。しかし確実な勝利のためには、ゾンビ側でしっかりと相手チームを全滅させておくことが必要だ。とはいえ生存者以上にチームワークが重要になるのがゾンビチームの特徴。ひとりでできることは限られており、与えられた役割をどうこなすかがプレイの結末を左右する。

 まずはゾンビチームでプレーヤーが担当する4種のボスゾンビについて特性を確認しておこう。それぞれの役割をしっかりと把握することがチームワークの基本にあるからだ。


攻撃の基点を作るゲームメーカー「ブーマー」

 ゾンビ側に1体だけ登場するブーマーは、チームの攻撃を組み立てる上で最重要の存在だ。同時に複数体は出せないのがたまに傷だが、メイン攻撃の“胆汁吐き”で生存者に胆汁をぶっかけることができれば、一定時間彼らの視界を奪うだけでなく、ザコゾンビのラッシュを引き起こすことができる。生存者側はその対応に追われることとなり、それが他のボスゾンビの攻撃チャンスにつながるのだ。

 だがブーマーは体が大きく、動きが遅く、しかも撃たれ弱いという特徴がある。さらに立っているだけで「ゲブゲブ」と音を出してしまうので警戒されやすい。迂闊に生存者の前にその身をさらしてはいけない。胆汁をかけるまえに殺されてしまうだろう。

ブーマーの胆汁吐きかけ攻撃。生存者に命中すれば視界を奪い、大量のゾンビをおびき寄せる
 そのためブーマーを選択したら、見つかりにくい場所で生存者を待ち伏せるのが基本だ。生存者のシルエットをしっかりと観察して、曲がり角、屋根の上、階段の下など視線の通らない場所で待ち構える。生存者が通り過ぎる瞬間、胆汁を発射する。生存者の足取りを止めるため、確実に成功させることが大事だ。

 ブーマーは胆汁を発射すると次弾装填のために40秒ほどの時間が必要になるが、死亡して復活する場合、30秒で戦線復帰が可能だ。このため多くの場合、ブーマーは胆汁発射の正否にかかわらず、生存者に突っ込んで死亡時の爆発による第二次の胆汁攻撃をしかけることがセオリーだ。初弾からしばらく時間が経過して「そろそろ視界が開けてくるかな」というタイミングで突っ込むのが最良。成功すればかなりの時間を稼ぐことができ、他のゾンビが攻撃するチャンスを最大化できる。


ダメージディーラーとして攻撃の中核を担う「ハンター」

 ハンターは同時に2体〜3体出現する可能性を持つため、確率的には最もプレイする機会が多くなるボスゾンビだ。役に立つ攻撃方法は2種類あって、しゃがんで「溜め」を作ったあとにメイン攻撃ボタンを押すことによる飛びつき攻撃と、セカンダリ攻撃ボタンによるひっかき攻撃だ。

 飛びつき攻撃は生存者を拘束し、一定時間内に助けが来なければ必殺となる。しかし生存者が複数固まっている場合はすぐにはね返されてしまうことも多い。そこで考えるべきなのはダメージ効率だ。

高いところから飛び乗れば即座に追加ダメージを期待できる
 飛び乗り攻撃によるダメージは、1回の判定につき5ポイントほど。ひっかき攻撃では1発で10ポイントのダメージ(PC版では6ダメージとなった。Xbox 360版でも今後パッチで変更される可能性が高い)を与える上、一定範囲にダメージが及ぶので、複数人に同時にダメージを与えられる。ブーマーが胆汁をかけた後、生存者が4人みっしり固まって対応しているときはひっかき攻撃でまとめてダメージを与えてやろう。

 だが、スモーカーや他のハンターが生存者を拘束しているときには、真っ先に他の生存者に対する飛び乗りを行なうべきだ。うまくいけば3人の生存者を同時に拘束し、一気に戦闘不能状態に追い詰めることができる。またその際、火があれば近づいて、燃えてながら攻撃してやろう。ダメージが大幅に増加する。


ゾンビチームを戦略的にサポートする「スモーカー」

 スモーカーは本作のベテランになるほど面白さが増すボスゾンビだ。30メートルもある舌を伸ばして生存者をからめとり、引きずり込んで拘束するのがメインの攻撃方法。地形や状況をうまく使えば、高いところから引きずり落としたり、炎の中に引っ張って燃やしたり、ザコゾンビの殴りをサポートして深刻なダメージを与えることが可能だ。

タイミング難しいが、うまく孤立を誘えば必殺。その後の展開が一気に有利になる
 動きが遅く、単体では簡単にやられるスモーカーだが、場所によっては凶悪なほど生存者を悩ませる存在になりうる。特に重要なのが、生存者が「後戻りしにくい」もしくは「後戻りできない」場所に進む瞬間だ。マンホールに飛び降りたり、はしごを登って行ったりするときに、最後の1人を捕まえてやろう。あわよくば、完全に孤立させそのまま倒せることもある。

 それ以外の場面でも、警報付きの車に生存者を引きずり込んだり、ウィッチの側に立って生存者の射撃を誘い、ウィッチを覚醒させて攻撃をサポートするなど、スモーカーにはいろいろな使い道がある。普通にプレイするとほとんど役に立たない一方で、活躍次第ではチームの誰よりも勝利に貢献する。それが醍醐味だ。


勝負を一気に決めうるボス中のボス「タンク」

 タンクは超強力なパワー型ボスゾンビだ。ステージ中に1回か2回、いわばスペシャルイベント的に登場する存在で、膨大な体力と、一発で生存者の体力を半分近く奪うという強力なパンチ力を持つ。立ち回り次第で、4人の生存者を一気に全滅させることさえ可能だ。

 だがそのタンクも万能ではなく、いくら体力があるといっても、4人から集中砲火を食らえばひとたまりもなくやられてしまう。また、ピンピンしている生存者には追いつけないので、正面から仕掛けるのは分が悪い。したがって、タンクになったチャンスを生かすには、ゾンビチームの他の3人が揃うのを待ち、ブーマーの胆汁攻撃を基点に一斉攻撃をしかけるのがいい。

タンクは4人に集中攻撃されると弱い。体力が減った相手から確実に仕留めよう
 その際必ず守るべきセオリーは、体力が減って表示が黄色もしくは赤くなっている生存者から先に狙い、確実にパンチを浴びせて行動不能にさせることだ。ひとりを行動不能にさせたら、すばやく次のターゲットに移る。またその際、スモーカーやハンターが拘束している生存者を殴らないようにしよう。生存者もろとも味方ゾンビを殺してしまうことになるからだ。

 生存者に追いつけないときにはセカンダリ攻撃で発動する「岩投げ」に頼りたくなるかもしれないが、隙だらけになるのでできるだけ使わないようにしよう。ただ、地形にもよるが、非常に遠くから生存者を狙撃できるならば、積極的に「岩投げ」を使う価値はある。タンクには他にも色々とテクニックがあるのだが、それは次回以降に詳しく解説したい。


■ なにはともあれ楽しくプレイするのが一番!!

フィナーレ生存を果たせば勝利の実感。次回は生存者側のプレイテクニックをご紹介しよう
 今回は「L4D」対戦モードの基本要素と、生存者・感染者それぞれの基本的なセオリーをご紹介した。今回お伝えした内容はあくまでも「最低限これだけは守りたい」という基本的なもので、チームの勝率を上げるために使えるテクニックは、まだまだたくさんある。次回以降、より奥深い部分に踏み込んだ情報をお届けしたいと思う。

 と、まあいろいろと技術的な話を展開してきたものの、やはり本作は純粋に楽しくプレイするのが一番だ。うまくできないプレーヤーがいても目くじらをたてず、ピンチを面白がりながら遊ぶくらいの余裕をもってゲームに触れてほしい。死んでしまっても「見せ場を作ったぜ」くらいに考えるのが健康的だ。「L4D」は結果を追求するゲームではなく、そのプロセスを楽しむゲームなのだ。


(C) 2008 Valve Corporation. All rights reserved. Valve, the Valve logo, Left 4 Dead, Source, and the Source logo are trademarks or registered trademarks of Valve Corporation in the United States and / or other countries.

□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.eajapan.co.jp/
□Valveのホームページ
http://www.valvesoftware.com/
□EA、Xbox 360版「Left 4 Dead」製品情報ぺージ
http://www.japan.ea.com/l4d/
□関連情報
【2009年1月21日】EA、Xbox 360「Left 4 Dead」を1月22日に発売
25日には試遊イベントも開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090121/l4d.htm
【2008年11月21日】Xbox 360/ PCゲームレビュー「Left 4 Dead」レビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081121/l4d.htm
【2008年11月4日】ホラーアクションゲーム「Left 4 DEAD」発売決定
4人の生存者と無数のゾンビたちの熾烈な戦いを描写
Xbox 360版がEAより、WIN版がズーよりリリース
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081104/l4d.htm
【2008年7月19日】Valve、アクションホラー「Left 4 Dead」プレビュー
これぞ新時代のCO-OPプレイ? ゾンビの洪水の中で壮絶チームサバイバル
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080719/l4d.htm

(2009年1月30日)

[Reported by 佐藤カフジ]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.