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★PC / Xbox 360ゲームレビュー★

ゾンビ、ゾンビ、ゾンビ、ゾンビ、ゾンビ!!
Valveが放つ、協力プレイ特化型パニックアクション!

「Left 4 Dead」

  • ジャンル:FPS
  • 開発元:Valve
  • 発売元:Valve / ズー / エレクトロニック・アーツ
  • プラットフォーム:PC / Xbox 360
  • レーティング:ESRB:M / CERO:Z
  • 価格:Steam版 49.99ドル / パッケージ版 6,980円(税込) / Xbox 360版 7,665円
  • 発売日:11月17日(Steam版) / 11月21日(パッケージ版) / 2009年1月22日(Xbox 360版)


傑作FPSを連発するValveの最新作はなんとサバイバルゲーム。4人のプレーヤーが協力し、絶望的な状況を脱出するのだ
 「Half-Life 2」、「Counter-Strike: Source」、「Team Fotress 2」と傑作FPSを連発しているメーカーValveがまたやってくれた。今回ご紹介する「Left 4 Dead」は、全速力で走ってくる大量のゾンビを相手に、4人の生存者が危険地帯からの脱出を目指すという、サバイバルホラーをテーマとするFPSだ。重要なことは、本作がオンラインの協力プレイに特化してデザインされたゲームであり、ひとりでは絶対に生き延びることができないという内容に仕上げられていることだ。

 本作の開発にあたったのは、「Counter-Strike: Condition Zero」および「Counter-Strike: Source」を開発したValve傘下の開発チーム。「Counter-Strike」で対戦プレイの新機軸を打ち出した開発チームは、次いで協力プレイ特化型のゲーム開発に取り組んだ。その結実である「Left 4 Dead」は、その試みが完璧に成功したことを証明するタイトルとなった。

 本作PC版の流通は、Valveのオンラインゲーム配信システム「Steam」による販売が11月17日から始まっているほか、株式会社ズーから日本語版パッケージが11月21日に発売されている。Steam版、パッケージ版の両方ともマルチリンガル対応で、日本語でプレイ可能だ。また、コンシューマーでは、2009年1月22日にエレクトロニック・アーツからXbox 360版の発売が予定されている。今回のレビューは先行発売されたPC版の内容を元にお届けしたい。


■ かつてない濃密さを実現した協力型のゲーム性。生き延びるため、絶対に孤立してはならない!

謎のウィルスに冒された“感染者”の群れが、無慈悲に襲い掛かってくる!!
 本作の目的は至極単純だ。生き延びることである。舞台は、謎のウィルスが蔓延し、大勢の人々がゾンビ状態の“感染者(Infected)”となった現代都市。至るところに大量のゾンビが溢れ、この世の地獄となった危険地帯である。主人公である4人の“生存者”は、津波のように押し寄せるゾンビ達を撃退しつつ、安全な場所まで避難しなければならない。

 本作に登場するゾンビ達は、一般的な“ゾンビゲー”とは全く異質である。ステロタイプ的なイメージでは、ゾンビとは両手を前に出しながらノロノロと歩く死体ということになるが、本作のゾンビはウィルスに冒されただけの生きた人間であり、その運動能力はいささかも失われていない。ただし理性は完全に無く、健常な人間を見つけるや、スプリンターばりのフォームで疾走し、我先にと襲いかかるのだ。

 それに対する主人公達は、ウィルスへの免疫をたまたま持っていただけの一般人だ。ベトナム戦争の経験もある退役軍人「ビル」、全身タトゥーのバイカー「フランシス」、電気店の店員をやっていた「ルイス」、富豪の令嬢「ゾーイ」の4人は、押し寄せるゾンビを撃ち、殴り、燃やし、道を開きながらステージを進んでいく。

ビル。ベトナム戦争経験者 フランシス。大柄なバイカー
ルイス。電気店の店員 ゾーイ。大富豪の令嬢


皆の力を合わせてゾンビを撃退する協力プレイ
 本作にはソロプレイモード、マルチプレイ協力モード、そしてマルチプレイ対戦モードの3ゲームモードが搭載されている。ソロプレイではプレーヤー以外の3人をBOTが担当してゲームが進められ、協力モードでは最大4人でプレイ、対戦モードでは最大8人で「感染者(ゾンビ)」側もプレーヤーが担当する。全てのゲームモードにおいて、4人の「生存者」が脱出を目指すという点は全く同じである。

 まずは基本となる生存者側のプレイについてご紹介しよう。各ステージの基本は、スタート地点で武器を取り、道中でゾンビを倒しながら、ゴール地点の「セーフルーム」を目指すというものだ。プレーヤーは必ず4人でスタートするのだが、上手なプレーヤーならばひとりでクリア可能だろうなどと思ってはいけない。孤立したプレーヤーは、例えプロ級の腕前であろうとも、生き延びることはできないのだ。

孤立は死を意味する、その1。スモーカーに釣られるの図
孤立は死を意味する、その2。ハンターに殴られるの図
互いをカバーリングし合えば、ゾンビの大群も撃退できる
 まず、ゾンビの量が半端ではない。ラッシュ時になだれ込んでくるゾンビの数は、プレーヤーひとりが携帯できる弾薬数より多いほどだ。しかも、前後左右、上下、どこから来るかわからない。孤立時にゾンビのラッシュが起これば、間違いなく囲まれてダメージを受ける。そして一定以上のダメージを受けるとプレーヤーは倒れ、移動不能となる。その状態では仲間に助け起こしてもらわねば、座して死を待つばかりである。

 通常のゾンビに対処できても安心はできない。本作には4種類の「特殊感染者」、いわばボスゾンビというべき敵がいる。ゾンビをおびき寄せる胆汁を生存者にぶっかけてくる「ブーマー」、素早い飛びつきで生存者をタコ殴りにする「ハンター」、長い舌で遠距離から生存者を引きずり込む「スモーカー」、そして怪力で生存者を吹っ飛ばす「タンク」である。

 この中でも、孤立したプレーヤーに襲いかかる最大の脅威は「ハンター」と「スモーカー」だ。いずれも、的確に射撃すれば簡単に倒せるものなのだが、往々にして、いやらしいほどの死角から、奴らはやってくる。先手を取られたらもうダメだ。「ハンター」に飛びかかられたらマウントを取られ行動不能、「スモーカー」に捕まったら宙づりになり行動不能、いずれにしても仲間の力がなければ絶対に助からない。

 しかし、4人の生存者が固まって動き、常に互いをカバーリングすれば、これらの脅威は即座に排除できる。倒れた仲間を起こしてやり、ひとりがひとつしかもてないファーストエイドキットで体力を回復し、特殊感染者に襲われた者を救出する。タフな「タンク」が現われたら全員一致して戦う。

 本作においては、これが基本であり、唯一の攻略法なのである。協力プレイを前提とする本作のゲームデザインは簡潔明瞭、しかもその基本が徹底されている。その点において本作は非の打ち所がない。是非、ボイスチャットを使って、気の知れた友人達と一緒にプレイしてもらいたい。連絡、指示、悲鳴、怒号、そして笑いが飛び交い、最高に盛り上がること間違いなしだ。

ファーストエイドキットで体力回復ができるが、ひとり1個しか携帯できない。使いどころは慎重に!! 時折手に入る鎮痛剤は、体力の低下を一時的に誤魔化すことができる。重傷で動きが鈍くなったら使おう 武器は全6種類。撃ち尽くすとハンドガンで戦うはめになるので慎重に戦いたい

ブーマーの胆汁を食らうと、胆汁によって視界が失われるだけでなく、その後ゾンビの群れが襲ってくる。闇雲に撃ちまくると味方への誤射の可能性があるので、殴り攻撃を連打して視界が戻るのを待つのが賢明だ

最強の特殊感染者「タンク」は希に登場する。単独ではほとんど勝ち目がないので、仲間と協力して撃退しよう。殴られると吹っ飛んで、足場のない場所では即死につながるので注意が必要だ


■ 各チャプターは1本の“ホラー映画”仕立て。
 「AI監督」があの手この手でゲームを盛り上げ、毎回違う展開に!

各チャプターのタイトルでは、映画の広告ポスター風に配役表示がされる
案外簡単だなあ、と油断するとすぐコレだ。AI監督は恐ろしい
 本作は、それぞれ5つのステージで構成されるチャプターが4つ用意されており、それぞれのチャプターは1本の映画という設定だ。各チャプターにストーリー上の繋がりはなく、それぞれ1~4ステージで脱出行を描き、最後の5ステージ目でラストバトル、「フィナーレ」を飾るという筋書きになっている。

 1本目のチャプター「ノー・マーシー(無慈悲)」では、アパートの屋上に取り残された4人が、救助ヘリを求めて病院の屋上を目指す。難易度にもよるが、1ステージはおよそ10分~20分程度でクリアできるボリュームで、1チャプターのクリアタイムは1時間~2時間程度になる。ちょうど映画1本分くらいの長さだ。

 一般的なゲームであれば、同じステージを数度プレイすればパターンが見えて、簡単に攻略できるようになるものだ。ところが、本作では違う。各ステージでどのように敵が出現するかは、本作のゲームシステムに組み込まれている「AI監督(AI-Director)」が、プレーヤーの戦いぶりを見ながら随時決めていくのである。

 AI監督はとても賢くて、ゾンビ大量発生の“パニックイベント”を起こしたかと思えば、ゾンビがほとんど出現しない“休憩時間”を与えてくれたりもする。そうしてゲーム進行に抑揚を加えつつも、油断したプレーヤーがグループからはぐれた瞬間に「ハンター」が襲いかかったり、混戦中、誰も見ていない場所から「スモーカー」が現われて、ケアされないプレーヤーを攫っていったりと、思わず「ふざけんな!!!」と叫んでしまうほど、とにかくいやらしい演出の連続だ。何度プレイしても、次に何が起こるかはほとんど予測できないのだ。

AI監督の意向で時折発生するゾンビのラッシュに対しては、投擲武器の「パイプボム」や「モロトフ(火炎瓶)」が有効。パイプボムにはゾンビをおびき寄せる音がついており、周辺のゾンビを一気に片付けられる。モロトフは防御壁としての活用のほか、タンクやウィッチなどタフな特殊感染者を削る目的でも使われる


武器が配置されうるスペースはステージ中の各所にあるが、AI監督の気分次第で有ったり無かったり、という案配
襲われると一撃で戦闘不能にされる「ウィッチ」。その存在はおどろおどろしい音楽で知らされる
 特に面白いのが、AI監督が難易度調整の役も果たしていることだ。序盤、プレーヤーが見事な戦いぶりで進んで見せていると、強力な武器の出現を遅らせたり、火炎瓶やパイプボムといった補助武器をほとんど出さなかったり、パニックイベントを頻発させたり、誰も予測しないタイミングで「タンク」を出現させたりと、次から次に手を打ってくる。その手腕たるや、ゲーム界に“監督賞”があれば是非差し上げたいくらいだ。

 また同時に、よくできていると唸らされたのが、サウンド面の演出だ。ホラー映画では、登場人物がピンチに陥るシーンの前に、「何か起こりそうな予感がする音楽」が流されるもの。本作ではそのアイディアをそのままゲームに組み込んでおり、ゾンビ大量発生のパニックイベントや、特殊感染者の登場などが発生するとき、それに合わせた音楽が流れる仕組みになっている。

 このおかげでプレーヤーは音楽を聴くなり「ゾンビが来る!」、「タンクが来るぞ!」と予感して緊張を高められるので、AI監督が差し向ける様々な試練と、プレーヤー間の応戦する意志がうまくマッチングするわけである。この点において本作は、多人数によるゲームプレイを映画的に演出する、新たな方法の確立に成功しているのだ。

病院の屋上で行なわれる「ノー・マーシー」のフィナーレ。激しい攻撃が続く
ヘリが到着すると最後のラッシュが!!君は脱出できるか!?
 唯一、AI監督の存在が脇役となる場面がある。各チャプターの最終ステージ、すなわち映画のフィナーレだ。本作における各チャプターのフィナーレは、生存者達が無線で救助を要請し、脱出の準備が整うまでゾンビの猛攻を耐え凌ぐというものに統一されている。第1チャプター「ノー・マーシー」では、病院の屋上でヘリの到着を待つというのがそれだ。

 回収地点近くの応戦ポイントには各種武器、弾薬、ヘルスパックなどのアイテムが必ず配置されており、そしてAI監督の意向に関係なく、プレーヤーが望むタイミングでラストバトルを始めることができる。延々繰り返されるゾンビラッシュに続いて、延べ2匹ないし3匹のタンクが出現。ノンストップの、とてつもないバトルだ。

 それを耐え抜けば、あとは回収地点に向かって走るだけである。しかし、そこで「ヤツらが押し寄せてくる音」。壮絶な追いかけっこが始まる。この最中に特殊感染者に捕まるプレーヤーが出ることもよくあり、皆で助けに戻ったら凄まじいゾンビの群れに巻き込まれて全滅、なんてことにもありがちだ。時には無慈悲に仲間を捨てていく覚悟も必要なのだ。

 この最高に盛り上がるフィナーレを終えると、映画のエンドクレジット風のエンディングとなる。フィナーレで犠牲となった各プレーヤーに“追悼”の文字が捧げられたのち、「ビル」、「フランシス」、「ルイス」、「ゾーイ」の各キャストが表示されるのだが、脱出に失敗した場合“○○○(フランシス役) (故)”というふうに故人扱いされ、思わず笑ってしまう。友達とプレイしていればボイスチャットが爆笑の嵐になるだろう。

ちなみに本作の射撃感覚は、「Counter-Strike」に近い。同じチームが制作しているので当然とは言えるが、正確に照準するためには移動をストップするか、しゃがむ必要がある。基本の操作性はクセのない、標準的なFPSのものだ

フィナーレの激しい戦いでは四方八方からゾンビがやってくる上、やっかいな「タンク」が複数回出現する。ビビって仲間とはぐれようものなら即ピンチだ。最後に見捨てられることがないよう、冷静に戦いたい


■ オマケと思われていた対戦モードが最高にアツい!
 4種の特殊感染者となり、華麗なチームワークで生存者を倒そう

対戦モードは4対4の8人でプレイ。生存者チームと感染者チームを交代しながらのスコア競争だ
感染者は生存者の位置がいつでもわかる上、視線が通らない場所なら好きな場所に出現できる
隙を見て襲え!
 本作の主題として開発された協力プレイモードは4人で脱出を目指すというものだが、開発の後半になって付け加えられたという「対戦」モードも面白い。対戦モードでは、4人の生存者プレーヤーと4人の特殊感染者プレーヤーという構図で、各ステージの“スコア”を競う。

 対戦モードでは、生存者を担当するプレーヤーはいつもどおりゴールへ向かえばいい。一方の特殊感染者プレーヤーは、「ブーマー」、「ハンター」、「スモーカー」そして希に「タンク」としてゲーム中に登場することができ、あの手この手で生存者の邪魔をすることができる。

 生存者チームが全滅するか、セーフハウスに逃げ込んだ時点でそのステージの生存者側のスコアが決定する。当然、少ない犠牲でクリアすればスコアが高くなる。その直後攻守交代し、さきほどまで感染者側をプレイしていたチームが今度は生存者としてクリアを目指す。こうして1チャプター分のステージを連続的にプレイし、両チームのスコアを競うというのが基本ルールだ。

 生存者側、感染者側、どちらをやっても面白いのが対戦モードの良さだ。その面白さを際だたせているのが、各特殊感染者が持つ、絶妙な能力のバランスである。プレーヤーがどの特殊感染者になるかは出現時にランダムに決められるが、単独でも滅法強い「タンク」は1ステージに1回か2回のスペシャルイベント扱いだ。したがって、ほとんどの場面で「ブーマー」、「ハンター」、「スモーカー」として戦うことになる。

 実際にプレイするとわかるが、「ハンター」や「スモーカー」が単独で生存者に挑んでも、ショットガン一発で殺される程度の体力しかなく、いともたやすく撃退されてしまう。20~30秒ほどで再復活が可能だが、死ぬ前に何かダメージを与えておかないと生存者が進み放題だ。そこで各感染者間の連携プレイが重要になってくる。

 基本的には、「ブーマー」が待ち伏せし、胆汁をぶっかけて生存者を混乱・足止めさせ、その機に乗じて後ろから「スモーカー」が生存者ひとりを引っ張り、それを助けに走った他の生存者を「ハンター」で襲う、といったチームワークが効果的である。うまく行けば1回の連携で生存者の体力を半分以上持っていくことができる。

うまく感染者のチームワークが機能すれば、一度に複数の生存者を戦闘不能にできる。残った生存者に救助される前にできるだけダメージを与えよう。普通のゾンビのラッシュが発生したときに乗じたり、孤立したプレーヤーに攻撃をかけるのが効率的である


スモーカーは単体では滅法弱いものの、生存者チームの隊列を乱す能力で随一だ。連携に繋げたい
筆者の参加したセッションで最高に笑った一幕。この後ルイスにハンターで襲いかかったら、生存者全員がぶらさがり状態になり全滅
これも爆笑モノ。フィナーレの最後、脱出車両の側にタンクが沸いた。結局生存者チームはクリアを目前にして全滅
 対する生存者側は、孤立することは死を意味するので、常に固まって移動することが最優先事項だ。また、協力モードとは異なり、通常のゾンビにかまって時間をかけていると感染者側に再出現の時間を与えることになるため、ある程度道が開けたらどんどん前進しまうことが最大の防御になる。

 感染者側はそれを戦略に織込み、いかに生存者側の足をひっぱるか、ということに精力を注ぐことになる。そこで戦略的な役割を果たすのが「スモーカー」だ。

 「スモーカー」の舌は30メートルほど先の生存者を絡め取って拘束することができるので、建物の上下のフロアや、木々の裏など見つかりにくい場所で待ち伏せし、生存者が通過する瞬間に最後尾のプレーヤーを引っ張るのである。慌てた生存者が助けを呼び、助けに戻った生存者達の横合いから「ブーマー」が胆汁をぶっかければ、大混乱間違いなし。その機に「タンク」が出現でもすれば完璧だ。

 こういった連携攻撃を波状的に加え続け、やがて生存者のひとりを仕留めることができれば、感染者側の勝利は近い。生存者が3人になれば、「ハンター」2匹、「スモーカー」1匹の同時攻撃で、一度に全員を行動不能にできるからだ。

 そこで生存者が逃げ延びるか、感染者側が勝つか、それは各チームの連携力次第である。常にボイスチャットで通話しながら、密なチームプレーを実践したい。

 このように、本作の対戦モードは、これまでにないタイプの対戦ゲームとして見事に完成している。皆でワイワイ騒ぎながらプレイするのが何より楽しい内容なので、是非、オンラインのフレンドを誘ってプレイしてみてほしい。

 筆者の個人的な感想としては、本作は間違いなく今年のベストマルチプレーヤーゲームだ。ゲームをしていて腹がよじれるほど笑ったのは久しぶりの経験だし、協力プレイという特性から、久しくFPSから離れていた友人を含め、大勢でひとつのゲームを楽しめたのもよかった。既に数十時間プレイしているが、いまだに、「次はどんなゲーム展開になるだろう」というワクワク感が止まらない。オススメである。

【スクリーンショット】
昨年の「Team Fortress 2」に続き、Valveは傑作マルチプレーヤーゲームを今年も完成させた。友人とのオンラインプレイが最高に楽しい「Left 4 Dead」は、全てのFPSプレーヤーにお勧めできる作品だ

(c)2008 Valve Corporation. All rights reserved.


□Valveのホームページ
http://www.valvesoftware.com/
□オンラインゲーム配信システム「Steam」のホームページ
http://store.steampowered.com/?l=japanese
□ズー、パッケージ版「Left 4 Dead」製品情報ぺージ
http://l4d.zoo.co.jp
□EA、Xbox 360版「Left 4 Dead」製品情報ぺージ
http://www.japan.ea.com/l4d/
□関連情報
Valve、アクションホラー「Left 4 Dead」プレビュー
これぞ新時代のCO-OPプレイ? ゾンビの洪水の中で壮絶チームサバイバル
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080719/l4d.htm

(2008年11月21日)

[Reported by 佐藤カフジ]



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