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AC「ロード オブ ヴァーミリオン」公式全国大会
「OVER the LORD 〜第1章 狂宴への招待状〜」決勝大会
新バージョン「新たなる胎動」の続報も公開

1月11日 開催

会場:東京・品川プリンスホテル ステラボール

原田真純さんによる、主題歌「LORD of VERMILION」の独唱により、7時間以上にもおよぶ決勝大会の幕が切って落とされた
 株式会社スクウェア・エニックスは、アーケード用オンライントレーディングカードゲーム「ロード オブ ヴァーミリオン」(以下、「LoV」)の最強プレーヤーを決定する公式全国大会、「OVER the LORD 〜第1章 狂宴への招待状〜」決勝大会を、1月13日に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて開催した。

 今大会では、全国128店舗で行なわれた店舗予選、およびエリア大会を勝ち抜いてきた精鋭24名によって、「LoV」全国大会初代優勝者の座が争われた。

 イベントはメインとなる決勝トーナメントのほかにも、開発者が登場してのトークセッションや、いよいよ1月13日に稼働を開始する、新バージョンとなる「ロード オブ ヴァーミリオン 新たなる胎動」(以下、新たなる胎動)の情報など、盛りだくさんの内容となっていたので、その概要をレポートしていこう。



■ 決勝トーナメント序盤戦ではバラエティに富んだ対戦が見られる

各試合の解説を務めた「LoV」ディレクターの上原利之氏(写真右)と、「LoV」オフィシャルガイドブックを監修したノイ氏(写真中央)およびfan114氏(写真左)の3人
 選手入場の後は、いよいよ決勝トーナメントの第1回戦がスタート。第1回戦では、プレーヤーと使い魔同士が、いきなり真っ正面から戦闘を開始する戦闘主体の対戦はもちろん、お互いにトラップを自分のアルカナストーンに設置してのにらみ合いに発展する試合、互いにアルカナストーンを制圧し合う試合など、バラエティに富んだ内容になっていたのが印象的。また、例外はあったものの、試合のほとんどが僅差で決着がついており、全国各地のレベル差がほとんどないことが伺えた。

 第2回戦と準々決勝の試合では、エリア大会を1位で通過したプレーヤーが参加し始めることもあり、わずかな差が勝敗を分ける試合が相次いだ。中でも注目を集めたのは、全国通算ランキング1位と2位がぶつかりあった、新藤 景選手対栄斗選手の準々決勝第1試合。事実上の決勝戦とも思われたが、デッキ同士の相性のよさを生かし着実にリードを拡げる形で、新藤 景選手が勝利を収めている。

各試合では、プレイ画面と同時に対戦中の手元も表示されており、来場者達はトッププレーヤーのカードさばきに興味津々だった 新藤 景選手と熱戦を繰り広げたものの、惜しくも敗れた全国通算ランキング2位の栄斗選手



■ プロデューサー柴貴正氏と、コンポーザー植松伸夫氏が登場
  本作のサウンド作成時のコンセプト等を語る

トークセッションでインタビュアーを務めた、「LoV」プロデューサーの柴貴正氏
「ファイナルファンタジー」シリーズでもおなじみ、「LoV」コンポーザーの植松伸夫氏
 決勝トーナメント1回戦の後には、開発者によるトークセッションが行なわれた。登壇した「LoV」プロデューサーの柴貴正氏と、コンポーザーの植松伸夫氏により、インタビュー形式でトークセッションはスタート。

 植松氏は「LoV」の音楽について、「お話を頂いたときは、何枚かできていたキャラクタのイメージイラストを見て、『ファンタジー系でいいのかな?』と思っていたけれども、ゲームセンター用のゲームということで、騒音に埋もれないように、耳につきやすい音楽をという話になりました」と発注時のエピソードを披露。「それだったら、激しい曲はもちろん、“バンドとオーケストラが一緒になって荘厳な曲や、バラードをやっても許される”ということで、ロックというジャンルを意識しました」とコメントし、アーケードゲームならではの工夫を紹介していた。

 そのほかにもインタビュー内容は多岐に渡り、近況については「仕事ばっかりやってるとダメ。引き出しが空っぽになってしまって、いい仕事ができるわけがない」と、少しボヤくような植松節も見られたが、最後には「今年も仕事を頑張ります」と抱負を語った。



■ 準決勝・決勝戦は少しの判断ミスも許されない接戦の連続に

 決勝トーナメントを勝ち進み、ベスト4にコマを進めたのは、この4名。ここからは、試合の内容を簡単なダイジェストで振り返りながら紹介していこう。

エリア名 店舗名 プレーヤーネーム
関西B1位 ビデオシティリノ 新藤 景
千葉県 東京ガリバー松戸店 カタリナ
東海B1位 岐阜レジャーランド 穂積店 神無月@超ノーマナー
九州1位 遊道楽 新合川店 Welt


・ 準決勝第1試合

 新藤 景選手とカタリナ選手の対戦。それぞれの使用カードは以下のようになっている。

新藤 景選手の使用カード
クァール/愛染明王/ペガサス/玄武/ユニコーン/セルケト

カタリナ選手の使用カード
わだつみ/マカラ/オケアノス/アクアライダー/みずち

逆転を狙い、戦闘を仕掛けていったカタリナ選手だったが、玄武のトラップに引っかかり不利な状況に陥ってしまう
 まずはフィールド中央で正面から激突。新藤 景選手はプレーヤーを、カタリナ選手はマカラを、それぞれ倒されたところで、双方ゲートへ戻って出直しとなる。直後、新藤 景選手は愛染明王の天明封印を発動し、サーチアイの封印ゲージを増やしていく。カタリナ選手がフィールド中央へ戻る際、サーチアイの封印ゲージを若干回復させる間に、新藤 景選手はアルカナストーンの制圧を進行。以後、試合を優位に進めていく。

 再度正面からぶつかった際、カタリナ選手は、オケアノスの海洋の力で攻撃力を上げつつ、プレーヤーのレイスティンガーなどで攻撃。対する新藤 景選手は、クァールのブラスター、ペガサスのヘビースタンプ、プレーヤーのレイスティンガーと、強力な攻撃で畳み掛ける。双方ゲートへ下がって仕切り直した後は、アルカナストーンの制圧合戦へと移行。新藤 景選手はユニコーンの駿足のいななきで移動速度をアップさせ、サーチアイやシールドを封印しながら、制圧を手際よく進めていく。

 カタリナ選手もマカラのサクリファイスなどで対抗していくが、玄武の龍脈覚醒にハマるなど、逆転までは持っていけない。アルカナストーンが互いにひとつずつとなった時、総力戦でカタリナ選手側が全滅したところで勝負は決した。カタリナ選手が戻る前に新藤 景選手が最後に残ったアルカナストーンの制圧を完了し、26カウントを残して新藤 景選手の勝利となった。


・ 準決勝第2試合

 神無月@超ノーマナー選手対Welt選手による神族対魔種の対戦。使用カードは以下の通りだ。

神無月@超ノーマナー選手の使用カード
アヌビス/愛染明王/ペガサス/玄武/ドワーフ/カペラ

Welt選手の使用カード
バハムート/マンティコア/メデューサ/サキュバス/ベルゼバブ/レザード・ヴァレス

戦闘ではWelt選手が有利に立つ場面が多かったが、全滅ギリギリまで追い込まれながら再出撃に成功するなど、神無月@超ノーマナー選手の立ち回りのうまさが光った
 最初の戦闘では、Welt選手がサキュバスのエキサイトキッスで攻撃力アップしつつ、マンティコアのメタルボディで防御力アップさせるなど準備万端で臨んだが、ほぼ互角の状態で両者がゲートへ戻って出直しとなる。直後、神無月@超ノーマナー選手は愛染明王の天明封印でサーチアイの封印ゲージを増やした。

 再度フィールド中央で正面からぶつかると、Welt選手が、メデューサのフレイムサーペント、プレーヤーのレイスティンガー、レザード・ヴァレスのグランドトリガーと攻撃を見せ、有利な状況を作ることに成功。そのままアルカナストーンの制圧を進めていく。その後は、神無月@超ノーマナー選手のトラップを警戒し、両者が微妙な距離を保ちながら、細かな攻防を展開していった。

 この細かな攻防の中、徐々に戦況を有利に進めていった神無月@超ノーマナー選手が、アルカナストーンの制圧合戦でも制圧速度の速さで優勢に立つ。途中、全滅寸前のピンチもあったものの、最終的にはタイムアップとなり、神無月@超ノーマナー選手が勝利を収めた。


・ 決勝戦

 愛染明王を使った、神族中心によるデッキ同士の対戦となった決勝戦。使用カードの違いがどのような差となるかに注目が集まった。

新藤 景選手選手の使用カード
アヌビス/愛染明王/ペガサス/玄武/ハーピー/セルケト

神無月@超ノーマナー選手の使用カード
アヌビス/愛染明王/ペガサス/玄武/ユニコーン/カペラ

敗北寸前からEXCELLENTをもぎ取った神無月@超ノーマナー選手だったが、大勢は動かず
 最初の戦闘から、神無月@超ノーマナー選手はアルカナストーン付近に玄武の龍脈覚醒を仕込んで戦闘準備。両者ともに愛染明王の天明封印でサーチアイの封印ゲージを増やしていく。ここは神無月@超ノーマナー選手がプレーヤーのレイスティンガー、ペガサスのヘビースタンプと攻撃し、そのままアルカナストーン制圧を進めて優勢に立った。しかし、その後のアルカナストーンの制圧合戦を、手際よく進めつつ、玄武の龍脈覚醒でダメージを与えるなど、新藤 景選手も盛り返す。開始から30カウント後、両者がアルカナストーン1つのみになった時は、ほぼ互角の状況になっていた。

 その後は、神無月@超ノーマナー選手が序盤に玄武の龍脈覚醒を仕込んだアルカナストーン付近で小競り合いが続く。この小競り合いの最中、トラップ発動前に神無月@超ノーマナー選手の玄武を倒し、玄武のサクリファイスで戦闘を有利に進めた新藤 景選手が、神無月@超ノーマナー選手をゲートへ退却させる。

 その間に残りのアルカナストーン制圧を試みる新藤 景選手だったが、神無月@超ノーマナー選手はユニコーンの駿足のいななきで移動速度をアップさせ、制圧される寸前に戦闘に持ち込み、逆に新藤 景選手を全滅に追い込んだ。

 見せ場を作った神無月@超ノーマナー選手だったが、その後はアルカナストーンの制圧勝負に。結局先に制圧を始めた新藤 景選手が、12カウントを残して制圧を完了させ、優勝をもぎ取った。

「予定通り、優勝できてよかったです」と、余裕のコメントをしつつも、ホッとした様子の新藤 景選手 神無月@ノーマナー選手は「バージョンアップも近いですし、またデッキを組んで戦いましょう」と語り、早くも新バージョンでの戦いに照準を合わせていた


■ 表彰式ではアルカナストーン型のトロフィーが授与
  熱戦を繰り広げた選手達には特別称号が与えられた

アルカナストーンを授与された新藤 景選手は、「重いです」と感慨深げにコメント
 表彰式では、優勝した新藤 景選手と準優勝の神無月@超ノーマナー選手には、アルカナストーンを模したトロフィーが授与された。また、新藤 景選手には優勝の証として“狂乱神”、そのほかの出場者23名には、“狂乱の使徒”という特別称号がそれぞれ与えられている。

 大会を終えて、上原氏は「かなり実力が伯仲していて、面白い試合ばかりでしたね」と、解説陣を代表して感想を述べていた。

 最後に柴氏は「今回の大会は第1回ということで、第2回、第3回の大会も予定しています。第1回では観客として来られた皆さんも、第2回以降にステージの上に来てもらえると嬉しいな、と思います」とコメントし、大会を締めくくった。

新藤 景選手に与えられた、特別称号“狂乱神”。特別称号は、新バージョン稼働開始後、1週間ほど経ったころに表示されるとのこと 惜しくも敗れた、神無月@超ノーマナー選手を含む決勝大会出場者23名には、“狂乱の使徒”という特別称号が授与された
最後まで観戦していた来場者全員にプレゼントされた特製Tシャツ。背面には今大会のトーナメント表が記載されている。次回以降の大会で名を刻むのは、果たして誰になるのか…… 特製Tシャツと共にプレゼントされた、エクストラコモンカード。これらのエクストラコモンカードは、次期バージョンの稼働期間中にのみ排出される。新バージョン「新たなる胎動」の次以降のバージョンでは別のものになるとのこと



■ 新バージョン「新たなる胎動」情報
  新たな使い魔や装備、新システムの追加はもちろんカードバランスの調整も

 表彰式後には、1月13日から稼働開始となる新バージョン「新たなる胎動」について紹介が行なわれた。「新たなる胎動」の現在判明している主な変更点は以下の通り。

●新システム「宝玉システム」の追加

 オンライン対戦モードで、対戦終了時に勝者へ「宝玉」が与えられるようになった。「宝玉」には種族が決められており、同じ種族の「宝玉」を3つ集めることで、それまで蓄積してきた累積ポイントが経験値として、その種族すべての使い魔へ、使用の有無に関わらず加算される。この累積ポイントは、オンライン対戦モードでのみ獲得できるポイントで、勝敗に関係なく対戦内容に応じて算出され、蓄積される。そのため、最後まであきらめずに戦えば、勝敗に関わらず多くの累積ポイントを獲得可能だ。

●新しい対戦フィールドの追加

 ローカル対戦モードやオンライン対戦モード時に登場するフィールドが、多数追加されている。フィールド上には、スピードアップ効果のある反重力エリアや、体力ゲージを奪うエリアなど、特殊フィールドも新設されているため、より戦略が求められるようになる。対戦フィールドはマッチング時にランダムで決定されるが、対戦者同士のランクが高いほど特殊フィールドが登場する確率が上がるようだ。

●新たな称号の追加

 新たな称号が多数追加され、これに伴い既存称号の獲得条件が一部変更となった。この変更により、既に獲得条件を満たしている場合は、新バージョン初回プレイ時に称号獲得となる。

●新たな使い魔や装備の追加

 当然ながら、新たな使い魔や装備品も多数追加されている。追加された使い魔の中には、現在アニメ「黒神 The Animation」が放送中のコミック「黒神」から、主人公の「クロ」も登場する。


 なお、使い魔や装備品の追加により、既存の使い魔や装備品に対して、全体的な能力バランスの見直しが行なわれている。現在までに明らかにされている変更項目は次の通り。

・使い魔「オーガ」、「アンヘル」の特殊技効果
・「アルカナ」のスキルを持つ使い魔すべての通常攻撃範囲
・範囲内の敵1体にダメージを与える(単体攻撃)特殊技すべてのダメージ量
・サクリファイス効果時間
・種族選択による使い魔への種族ボーナス
・レイピア、剣、両手斧のオーバーキルのダメージ量


【新使い魔 スクリーンショット】
ワーライオン
ハーメルン
リリス
死神
覇王
クロ


【新装備 スクリーンショット】


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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「ロード オブ ヴァーミリオン」のページ
http://www.square-enix.co.jp/lov/
□関連情報
【10月16日スクエニ、AC「ロード オブ ヴァーミリオン」
全国大会「OVER the LORD〜第1章 狂宴への招待状〜」開催決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081016/lov.htm
【9月19日】スクエニ、AC「ロード オブ ヴァーミリオン」
新バージョン「神々への離反」9月24日稼動開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080919/lov.htm
【6月17日】スクエニ、AC「LOV」オープニングセレモニーを開催
和田氏「ユーザーの反応に応じて工夫を重ね、最後まで丁寧に運営していきます」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080617/lov.htm
【5月23日】スクウェア・エニックス、「2008年3月期 決算説明会」を開催
和田洋一氏「『ドラゴンクエストIX』当年度は出そうと思って作っています」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080523/sqex.htm
【2月15日】「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」スクエニ・タイトーブースレポート
「ロード オブ ヴァーミリオン」、「TypeX2」など
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080215/sett.htm
【2007年12月27日】スクエニ、AC「ロード オブ ヴァーミリオン」
ロケテストバージョン・ファーストインプレッション
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071227/lov.htm

(2009年1月13日)

[Reported by 梶原製作所/菅原哲二]



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