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「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」スクエニ・タイトーブースレポート
「ロード オブ ヴァーミリオン」、「TypeX2」など

2月15日~16日 開催(15日は会員招待日)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(特別割引券使用で700円)

 スクウェア・エニックスとタイトーは(当然といえば当然なのだが)隣り合わせでブースを展開。スクウェア・エニックスが黒、タイトーが赤とクッキリ色分けされており、とてもわかりやすい構成となっている。

 主な出展タイトルは、スクウェア・エニックスがオンライントレーディングカードゲーム「ロード オブ ヴァーミリオン」。タイトーはTypeXファミリーが各ブースに分散しているため、自社の完全新作はプロトタイプのプライズマシンなどごく一部。少々寂しい気もするが、ファンは次の機会に新作の期待をつなぐとしよう。


■ ロード オブ ヴァーミリオン(スクウェア・エニックス)

 6月からの正式稼働が発表になった「ロード オブ ヴァーミリオン」。出展バージョンでは、用意されたスターターキットで、ストーリーモードのみをプレイすることが可能だ。ストーリーモードは、ロケテスト時の2シナリオに加えて、新たに難易度の高い2シナリオが追加されている。ロケテストでシステムに慣れているプレーヤーには、是非挑戦してもらいたいところだ。ただし、15日の時点では、開場から数分で整理券の配布が終了してしまった。16日に入場するプレーヤーは、早めにブースを訪れたほうがいいだろう。

 ロケテストのバージョンからは、ストーリーモードでマップ画面に切り替わる前にプロローグ画面が表示されるようになり、スタート前の会話画面も複数のキャラクタで行なわれるなど、追加要素は多々見られた。システム面では、HPの数値が画面内に表示されたり、操作レスポンスが向上されるなど、プレイが快適に行なわれるよう、改善されている。私見では、使い魔の取得経験値もロケテスト時に比べると増えているようだ。また、使い魔のコストについても修整が加えられているという話だ。

 会場でプレイすることで、スペシャルカードとしてスターターパックの別バージョンがプレゼントされる。

ロケテスト版からの進化として、新シナリオ「地の底の翼」、「ヴィアラ火山の支配者」が追加された。さらに稼動が2008年6月であることも明らかにされた


(C)2007 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.


■ TypeX2(タイトー)

 タイトーが東芝パソコンシステム株式会社との共同開発したアミューズメント施設向けの汎用システムボード。PCアーキテクチャがベースとなっており、従来のシステム基板よりも安価で拡張性に優れているのが特徴。OSにはマイクロソフトのWindows XP Embeddedが採用されている。

 TypeXには、現時点で「TypeX」、「TypeX7」、「TypeX2」といった3タイプの仕様が用意されている。「TypeX」は2004年9に第42回「アミューズメントマシンショー」で公開された初代機で、統合開発環境はVisualStudio.NET2003。「TypeX7」はパチンコやパチスロ専用で、タイトーが独自開発したミドルウェアが利用可能。「TypeX2」は最新システムボードで、マザーボードにIntel製Q965チップセットを採用し、CPUにCore 2 Duo、PCI Express x16 ビデオカードなどが利用でき、開発ツールも「TypeX」の環境がそのまま利用できる。

 アーケード向けの汎用システム基板は「価格」と「開発コスト」などが重視されるが、TypeXファミリーはWindows XP Embeddedを採用することで、既存のWindows用開発ツールなどが利用できるのが最大の強み。今回のショー会場でも、同社をはじめ多くのメーカーで搭載機種が発表されている。数年前まではビデオゲームなどの汎用システム基板といえばN@omiなどがメジャーだったが、現時点ではTypeXが大勢を占めている。コストパフォーマンスと性能面でバランスのとれたシステムとして、今後も採用タイトルを増やしていくことだろう。

●TypeXシリーズ出展ブースとタイトル

    【タイトー】
    ・D1GP ARCADE(TypeX2)
    ・HALF-LIFE2 SURVIVOR Ver2.0(TypeX2)
    ・サムライスピリッツ閃(TypeX2)
    ・THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH(TypeX)
    【スクウェア・エニックス】
    ・ロード オブ ヴァーミリオン(TypeX2)
    【カプコン】
    ・ストリートファイターIV(TypeX2)
    ・ワンタメ ミュージックチャンネル(TypeX)
    【AMI】
    ・ブレイブルー(TypeX2)
    【アトラス】
    ・きらりんレボリューション・ハッピー★アイドルライフ(TypeX)
    【日本システム】
    ・トラブル☆ウィッチーズAC -アマルガムの娘たち-(TypeX2)
    【タカラトミー/AQインタラクティブ】
    ・ポケモンバトリオ(TypeX)

【D1GP ARCADE】【HALF-LIFE2 SURVIVOR Ver2.0】
(C)TAITO CORPORATION 2007 ALL RIGHTS RESERVED.
(C)YUKE'S CO.,LTD. ALL RIGHT RESERVED.
(C)D1 Corporation
(C)2007 Valve Corporation. All rights reserved. Half-Life, the Half-Life logo, Valve, the Valve logo, the Lambda logo, Half-Life 2:Survivor and the Half-Life 2: Survivor logo are trademarks or registered trademarks of Valve Corporation in the United States and or other countries.(C)TAITO CORPORATION 2007 ALL RIGHTS RESERVED.
写真d1GP順位やタイムではなく「ドリフトポイント」で勝敗を決めるゲーム。実在のD1GPドライバーからレッスンを受けられる初心者モードが搭載されている ガンと移動の専用デバイスで操作する人気FTPシリーズの最新作。ショーではSD筐体と内蔵スピーカーが充実したDX筐体が出展されていた


【ダイノキングIII】【カプリチオ フォース(プロトタイプ)】
(C)TAITO CORP.2007 (C)TAITO CORP.2008
筐体中央に設置された巨大ティラノサウルスが目を引くマスメダル機のシリーズ第3弾。スロット画面のコミカルさと好対照で、多くの来場者から注目を集めていた。正式稼働日は未定 同社の人気プライズマシン「カプリチオシリーズ」のプロトタイプ。円筒状になっており、従来のラインナップにはない魅力を備えている


□「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□関連情報
【2007年12月27日】スクエニ、AC「ロード オブ ヴァーミリオン」
ロケテストバージョン・ファーストインプレッション
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071227/lov.htm
【2007年9月13日】「AOU2007 アミューズメント・マシンショー」ブースレポート、タイトー編
メインタイトルは対戦カードゲーム「悠久の車輪」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070913/taito.htm

(2008年2月15日)

[Reported by 梶原製作所/豊臣和孝]



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