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【連載第273回】 あの、おもちゃを徹底レポート




バンダイの「ゲゲゲの鬼太郎」関連のe-Toy2連発!
「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪BAK600 (バケロー)」
「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」

「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪BAK600 (バケロー)」 「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」
発売 バンダイ
価格 3,990円 価格 3,675円
電源 単4アルカリ電池×2(別売) 電源 コイン電池(CR2032)
発売日 発売中



 夏と言えば納涼、納涼と言えば妖怪ということで、今回は「ゲゲゲの鬼太郎」のe-Toyを紹介したい。「ゲゲゲの鬼太郎」は、現在5回目のアニメがフジテレビ系列で放映中で、世代を超えた人気を集めている。今回紹介するe-Toyは、その最新アニメから生まれた最新鬼太郎グッズだ。


「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪 バケローBAK600」は
 妖怪たちが話しかけてくれる

 「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪 バケローBAK600」は、携帯電話の妖怪バケローを模したe-Toyだ。劇中で鬼太郎が使用しているように、妖怪たちとの通話を楽しめる。ただし、会話は一方通行で、こちらから話しかけて会話のキャッチボールを楽しめるわけではない。そういう意味では“電話ごっこ”が楽しい低年齢層向けの商品に位置づけられるだろう。

パッケージ。最大の売り文句である「鬼太郎たちと会話できる!!」というキャッチコピーが踊っている 携帯電話なのにダイヤル式というレトロチックな設定が妖怪らしさをかもし出す

穴に指を突っ込んでダイヤルを回すと、割り当てられた番号の妖怪が話しかけてくる
 基本的な遊びかたは、「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪BAK600 (バケロー)」のテンキーダイヤルを回して鬼太郎たちと会話することだ。電話の方法は、妖怪ごとに割り当てられたダイヤルを何度も回すこと。これで妖怪たちの言葉を聴ける。1番は一反もめん、2番はネコ娘、3番はぬりかべ、4番はねずみ男、6番は鬼太郎、7番は蒼坊主、8番は目玉のおやじになっている。

 ダイヤルのフィーリングは良好で、かすかな手ごたえと重みがあり、ダイヤルを回している、という実感がある。電話のダイヤルを回す感覚が今の子供たちにどこまで受け止められるかは未知数だが、子供の頃に電話のダイヤルをさんざん回した筆者は、感心した。

 聞ける会話は、こんな感じだ。プルルルル……と呼び出し音が鳴ったあと、ガチャリと受話器を上げる音が聞こえ、鬼太郎なら、「頼んだぞ!一反もめん!」、ネコ娘なら「もしもしネコ娘よ! 鬼太郎どこ行ったか知らない?」、ぬりかべなら「ぬ~り~か~べ~、どすこい!」などというトークがアニメそのままの声で聴ける。セリフは同じ相手でもランダムで変わり、何度でも遊べるようになっている。

 またこれらの番号に加え、鬼太郎に緊急電話をかけられる番号がある。2、4、6と続けて回すのだ。すると、「ゲゲゲの鬼太郎です、どうしたんだい?」と相談事をすることができるのだ。

探知ボタンを押したところ。この直後に「パワーを上げるのだ」というバケローの声が響き、激しくテンキーダイヤルを回すことになる
 妖怪探知の機能もある。「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪BAK600 (バケロー)」の探知ボタンを押すと、バケローが近くにいる妖怪を探し始める、という機能だ。探知ボタンを押すと、「パワーを上げるのだ」というバケローの声が聞こえてくるので、テンキーダイヤルを激しく回す。こうすると、パワーがチャージされ、妖怪を探知することができる。筆者の場合は、「この妖怪は、日本の妖怪で、アマビエだ。よく見つけたね」と言われた。

着信呼出がかかっているところ。メロディと共にLEDが点滅し、本体が振動する
 着信呼出の機能もある。「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪BAK600 (バケロー)」のフタを閉めて20秒間放置すると、着信メロディが鳴り、LEDが点灯し、本体が振動するのだ。着信メロディが鳴ったらフタを開けると、会話が聞こえてくる。会話には2種類あり、鬼太郎たち妖怪からの呼出か、妖怪探知が発動する。

 前述した通り、“電話ごっこ”が好きな低年齢層向けのe-Toyであることが間違いない。しかし、低年齢層向けだからと言って、手を抜くことなく、様々な遊びを用意しているところに好感が持てた。小さな子供には満足度の高いe-Toyに感じられるのではないだろうか。


妖怪探知に妖怪退治! 「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」は
 妖怪バトルが楽しめる

 片や「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」は、対象年齢が少し上がった印象のある深みのe-Toyだ。日本各地から妖怪退治を頼み込む手紙が舞い込んできて、それらの妖怪と激しいバトルをくり広げるゲーム仕立てになっているのだ。

パッケージ。「振る 走る バトル」と特長が書かれている 「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」本体。子供の手のひらにちょうど収まる大きさで握りしめやすい

 まず最初に、北海道、東北、関東、信越、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄を現わした日本地図が表示され、目的地を選ぶ。目的地を選んだら、鬼太郎宛てに妖怪退治を依頼する手紙が舞い込んでくる。

オープニング。目玉のおやじが「何か恐ろしいことが起きている」と霊力で感じ、怖れている 目的地は自分で選ぶ。日本全国を股にかけた妖怪バトルが始まる! 目的地を選ぶと、妖怪ポストに手紙が舞い込んでくる。出発の合図だ。手紙は最大3枚まで持つことができ、目的地を選ぶことができる

 すると、妖怪のいる目的地へ出発! となるわけだが、移動するには「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」全体を使う。これを握り締め、上下に激しく振るのだ。上下に振ると内蔵された振り子センサーが働き、鬼太郎がどんどん移動していくという仕組みだ。

 妖怪を発見すると、妖怪はすぐに逃げ出すので、「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」をさらに激しく振って、追いかける。

待機中の鬼太郎。シンプルなドット絵ながら特長がよく捉えられている 「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」を振れ! という指示が表示される 「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」を激しく振っているところ。妖怪を発見すると、本体上部のLEDライトが点灯し、教えてくれる

 妖怪をつかまえたらバトルスタートだ! バトルはじゃんけん形式で行なわれる。鬼太郎のグーは下駄攻撃、チョキは毛針攻撃、パーはちゃんちゃんこ攻撃になる。一方、妖怪のグーは岩石攻撃、チョキは妖気攻撃、パーは波動攻撃となる。

鬼太郎の攻撃準備画面。下駄攻撃、毛針攻撃、ちゃんちゃんこ攻撃の3種類を選べる 敵の妖怪の攻撃画面。岩石攻撃、妖気攻撃、波動攻撃のうちのどれかがくり出される

 勝敗の行方は、画面下にある体力ゲージで判定される。先に体力ゲージがなくなったほうが負けとなる。

鬼太郎の攻撃は、このようにアニメーションで表示される。これは毛針攻撃を仕掛けているシーン 下方の体力ゲージに注目! 敵の妖怪の体力ゲージを0にして、鬼太郎は勝利を収めた

 妖怪たちとのバトルをくり返し、振り子機能で進んでいくと、その目的地の強力な妖怪が潜む妖怪城にたどり着く。3種の武器を使い分け、見事に強力な妖怪を倒すことができれば、その目的地はクリアになる。ほかにも戦いで勝利した妖怪たちを鑑賞する妖怪図鑑や鬼太郎を鍛える修行などがある。

妖怪城。ビカビカと点滅し、不気味さを漂わせる 妖怪城に潜む妖怪は、総じて強い。勝利には運を味方につける必要がある
妖怪図鑑。北海道の妖怪城に行くまでに倒したコロポックルだ 修行は、下駄攻撃、毛針攻撃、ちゃんちゃんこ攻撃の3種類から選べ、それぞれミニゲームになっている

 最終的な目的は、全108体の妖怪を妖怪図鑑に登録することだ。目的達成の道のりは果てしないが、鬼太郎ファンならさまざま妖怪との出会いにやりがいを感じられるはずだ。

(c)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション
(c)BANDAI 2008


□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
□「ゲゲゲの鬼太郎 DX携帯妖怪BAK600 (バケロー)」のページ
http://catalog.bandai.co.jp/item/4543112526915000.html
□「ゲゲゲの霊界符~日本全国妖怪道」のページ
http://www.bandai.co.jp/releases/J2007091101.html


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(2008年7月3日)

[Reported by 元宮秀介]



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