★オンラインゲームレビュー★
火山で咆哮するドラゴン! 気球で飛竜と空中戦
新たなストーリーと探検、さらに進化するRPG
「マビノギ チャプター2」 THE 8th GENERATION
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- ジャンル:MMORPG
- 開発元:NEXON
- 運営:ネクソンジャパン
- 利用料金:無料(アイテム課金)
- 対応OS:Windows 2000/XP
- サービス開始日:正式サービス中
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株式会社ネクソンジャパンは、4月17日にMMORPG「マビノギ」の大型アップデート「GENERATION8」を実装した。今回のアップデートでは火山地帯が広がるザルディン地方が追加された。ここでは気球に乗り、空を飛ぶワイバーンと戦えるほか、化石採掘や新モンスターとの戦いを体験できる。
この他にもパーティー掲示板、エモーションなど様々なシステムを追加。そしてファンが待ち望んだストーリー要素も追加された。今回のアップデートはこれまでに比べても盛りだくさんの内容となっている。本稿ではこれらの要素を中心に「マビノギ」ならではの魅力を紹介したい。
■ 灼熱のマグマが噴き出し、硫黄が漂う火山地帯。プレーヤーの前に展開する奇観
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初めて足を踏み入れたカリダ探検キャンプ。メンテナンス終了直後すぐに入ったつもりだが、もう気球に乗って空に舞い上がるプレーヤーがいる
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どろどろと流れるマグマ。熱気の表現に開発スタッフは特に注力したという
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「GENERATION8」(以下、「G8」)で実装されたザルディン地方は、雪に覆われたジャイアントの故郷、ピシス地方のさらに北に位置する。雪深いピシスから封印されていた門をくぐると草一本生えていない砂地がむき出しの荒涼とした大地が広がる。しばらく進むとまばらに草が生え始め、やがて緑に覆われたカリダ探検キャンプにつく。ここがザルディン地方の冒険の拠点となる。
初めてザルディン地方への門をくぐったとき、一面銀世界だったピシスからの変化には驚かされた。クレーターのような穴が開いているむき出しの大地に、「盲目ガニ」という新種のカニが歩き回っているのも異様だ。前を進み緑が深くなりキャンプの建物が見えたとき、安全地帯にたどり着いたとほっとした。実装直後にログインしたのだが、キャンプでは既に「気球」に乗って次々と空に飛び上がるプレーヤー達がいた。カリダ探検キャンプはNPCが3人しかいない、これまでで最も小さな街である。それでも銀行や修理、治療などの機能を持っている。
火山野犬やイノシシのいる草原地帯を抜けると間欠泉の吹き出る休火山地帯に出る。ガスによって変色した大地と植物がまったく生えていない岩場は、箱根などの火山地帯の特徴を活かした“奇観”で、荒涼とした雰囲気をうまく表現している。見上げるとワイバーンがいて気球に乗った人々と戦っている。ワイバーンは地上で走る限り襲っては来ないのだが、こちらも攻撃されそうで怖い。
休火山地域を抜けると巨大な火山「ラスパ火山」が見えてくる。マグマを噴出し続ける活火山で、どろどろとしたマグマが流れる川や、燃え続ける火山岩、真っ黒な大地が恐ろしい。巨大なサソリやトカゲも強そうだ。活火山地帯の近くには硫黄が噴出する地帯があり、ここは入るだけで硫黄中毒になってしまう。
ラスパ火山の前を通り北に向かうと細い道になっていて、そこにはプレーヤーの何倍もの大きさの体を持つ、翼の生えた怪物「バルログ」が行く手を阻む。腕に覚えのあるプレーヤーならば渡り合うことができるが、複数に襲われると死は確実の強力なモンスターである。先を急ぐプレーヤーは馬で急いで通り抜けるのが得策だろう。その先にはもう一つの活火山ベラ火山があり、骨の鎧をまとったような奇妙な一角獣「イクシオン」がいる。
イクシオンの群れを抜けると目の前に海が広がる。ここがイリア大陸の北端である。前には謎に包まれた島レネス島がある。ストーリークエストを進めることでこの島にある洞窟の中に入れるようだ。今回実装された地域は面積でいえばイリア地域のほかの場所よりも狭いようだ。しかし、ワイバーンやバルログが登場する場所や、火山に間欠泉とこれまで以上に地域・モンスターそれぞれに特徴があり、密度は濃く感じた。
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雪深いピシスからザルディンへ。ザルディンは火山の影響か全体的に植物をあまり見ない |
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硫黄や間欠泉の吹き出す休火山地帯から活火山地域へ。火山は時折激しくマグマを吹き上げる。時々レッドドラゴンの咆哮が聞こえ、ペットを怯えさせおろされてしまうことも |
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バルログとイクシオン、活火山地帯のモンスターは特に強力で、トカゲやサソリといったモンスターでも油断していると倒されてしまう。右は硫黄地帯。中毒になる恐れがあるが、ツルハシで硫黄と化石を採取できる |
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海を飛行ペットで越えレネス島に向かうのがストーリーのクライマックスとなるという。韓国ではシーズン4でレネス島の冒険コンテンツが追加されたという |
■ 気球に乗り、弓を構え、バリスタの砲台に取り付きワイバーン退治に出発
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記憶喪失の青年ケルピーが売る気球キットや飛鉱石、バリスタのボルト。中級者ならば楽に買える値段だが、使い捨てと考えると高い
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バリスタを構えて敵を迎撃。弓に比べると有効範囲が狭いため使い勝手が悪い
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今回実装された要素で高い人気を誇っていたのが気球に乗ってワイバーンと戦うコンテンツである。気球には2人乗りの小型のものと、最大8人(1パーティー)で乗ることができる大型のものがあり、探検キャンプのNPCケルピーから購入できる。キットの形で購入でき、使うといきなりフィールドに気球が出現する。パーティーを組んだ状態で使用することで同じ気球に乗り込むことができる。
気球には燃料と耐久力が設定されている。どちらかが0になると気球は墜落してしまう。ちなみに気球は1度使うと再びバッグに戻すことはできない使い捨てアイテムだ。燃料には「発火石」を使用する。燃料は気球を出したときはフルチャージされているが、燃料の消費が速く、予備の発火石は必須である。
発火石の入手方法は、気球キットと同じくケルピーから購入できるが、かなり高価なので採掘することをオススメしておきたい。発火石は火山近くで採取できるが、普段は燃えているため触ることができない。雨の日ならばツルハシで採ることができる。
気球の操作は中央の操舵輪で行なう。キャラクタが舵輪を握ると操作パネルが現われ、ここのゲージをクリックすることで上昇下降を指示する。進路は進行方向をクリックするか、マップで指定できる。大型の気球には4門のバリスタ(巨大な石弓)が設置されている。
気球は、空の旅を楽しむことができるが、その目的は観光ではなく、メインは「ワイバーンとの戦い」にある。ザルディン地方では数カ所ワイバーンが飛行している地帯があり、プレーヤーはそこに気球を運び、襲いかかってくるワイバーンを撃墜することになる。気球の燃料がつきたり、耐久力がなくなるまで何匹のワイバーンを倒すことができるか挑戦する一種のミニゲームとなっている。
ワイバーンを撃墜するとプレーヤーの頭の上に撃墜数に応じた星が出る。星の数が多いほどケルピーから多くの報酬をもらえる。ワイバーンは気球を見つけると戦闘機のように滑空してきてブレスを吐いてくる。プレーヤーは弓やバリスタ、そして魔法でワイバーンに立ち向かう。ワイバーンにはアイス、サンダー、ファイアの3種類がいて、アイスワイバーンのブレスに当たると凍結させられたりする。
ワイバーンの動きはそれほど俊敏ではないが、「マビノギ」では1人称視点が用意されていないため、常にプレーヤーの視界の一定量を気球が塞いでしまい、結果としてワイバーンを素早く発見し、的確に攻撃することは難しい。ワイバーンを攻撃しやすい場所に気球を持って行くのにも慣れが必要となる。次々と攻撃してくるワイバーンを引き付けて撃つのはかなり爽快で、これまでの「マビノギ」とは違った戦いを体験できる。
また、バリスタの使いづらさも気になったところだ。弓と比べて攻撃範囲が狭く、さらに視界も弓よりも狭くなってしまうので当てにくい。ワイバーンは気球のゴンドラの真下で滞空するときは絶好の攻撃チャンスなのだが、バリスタの範囲外になるため攻撃できないのだ。バリスタは、弓技能を持っていない近接戦重視のプレーヤーにとって戦闘に参加できる魅力的な武器だけに、ぜひ使い勝手を改良して欲しいところだ。
現状では、肝心のバリスタがあまり機能していないため、純粋に弓が得意なメンバーを多く集めると高得点を狙いやすい。それから敵の攻撃はかなり強力なため回復役も欲しいところ。中でもワイバーンに対しては「マジックシールド」がオススメだ。マジックシールドは周囲にバリアを張り巡らすスキルで「G7」から実装された。マジックシールドは使用すると術者が動けなくなってしまうためこれまであまり使いどころがなかったが、この戦いでは敵が近づいてきてくれるため非常に有用だ。筆者のメインキャラクタは近接戦に特化したスキル構成をしているが、今後はマジックシールドでパーティーに貢献したいと考えている。
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左は仲間がアイスシールドを張って防御してくれている。ワイバーンと戦うためには優秀な弓使いが必要だ |
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セカンドキャラクタのエルフで挑戦。他のプレーヤーが強かったおかげでたくさんのワイバーンを撃墜できた。星に応じてケルピーから報酬を得ることができる。高得点を得るとレアアイテムを入手できるという |
■ 待望のストーリー要素を強化、いよいよ完結する“ルエリ”のストーリー。立ちはだかるはレッドドラゴン!
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「G1」で登場するルエリと仲間達。プレーヤーはストーリーを進めることで彼等の運命を知ることとなる |
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レッドドラゴンはサーバーメンテナンス直後に出現する。巨大な石を降らすなど、今までのフィールドボスとはひと味違った攻撃をしてくる |
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キャンプ近くの湖にいるブルードラゴン。高い知性を持ち、穏やかな性格のようで、会話することができる |
「G8」の目玉となるのがストーリー要素である。特に「G1」から語られた“ルエリ”のストーリーが完結するということで注目しているファンも多いだろう。
「マビノギ」はサービス当初「コンシューマのRPGのようなストーリー性」をセールスポイントとしてスタートした。しかしイリア大陸が実装される「G4」からは“探検”がテーマとなり、「G3」までのようなムービーをふんだんに使ったストーリー要素とはまったく違うゲームになった。探検はゲームの幅を広げる魅力的な方向性であったが、エルフやジャイアントという異種族との邂逅や、遺跡の謎なども語られず、ストーリーを求めるユーザーの声は絶えなかった。
ストーリー要素が導入されたのは「G7」からである。遺跡の謎に迫っていく要素は、いわば「G8」のためのプロローグであった。「G8」ではエルフとジャイアントに関してのストーリーも描かれる。やはり、キャラクタ達が世界に対して何らかのアプローチを行なっていくストーリーは進めていて楽しい。世界や種族に対しても考えさせられる。
実を言うと、筆者も「G3」のストーリーをまだ終わらせていない。「マビノギ」のストーリー要素は、フラグがわかりにくかったり、ダンジョンが厳しかったりと難易度が高く、筆者を含めた多くのプレーヤーが、ユーザーが作った攻略情報を元に進めている。他プレーヤーの協力とゲームに対する理解が必要不可欠な、コアプレーヤーが“挑戦”する要素といえる。
「G8」のストーリーは難易度的には押さえられているが、それでも円滑に進めるためにはかなりゲームをやりこまなくてはいけない感じだ。特に「野生動物調教」のスキルを上げなくてはいけないのが大変そうである。一部のコアプレーヤーは既にこのハードルも突破し、ストーリーを終えているようだ。
「G8」では“ドラゴン”がキーワードになっている。青いドラゴンはフィールド上のNPCとして登場している。人間には協力的なようで、会話することもできる。一方、赤いドラゴンはストーリーで敵として立ちはだかるという。このレッドドラゴンはフィールドボスとしても登場する。
レッドドラゴンはメンテナンス直後にラスパ火山に出現する。強力なブレス、シッポを振り回す攻撃、さらに上空に舞い上がって岩や雷を落としてくる。この岩を落とす攻撃は特に大迫力だ。討伐を狙うプレーヤー達は馬などの騎乗用ペットを召喚し、レッドドラゴンが飛び上がり岩や雷を落とそうとする前にペットに乗って距離をとる、という戦法で戦っていた。
レッドドラゴンの体力はすさまじく、数人であらん限りの攻撃をしてもほとんど体力を減らせなかった。ストーリーでは、このドラゴンと8人のパーティーで立ち向かわなくてはならないようだ。本当に倒すことができるのか、興味が惹かれる。今後も気合いを入れてストーリークエストに取り組んでいきたい。
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「G7」のストーリーはこれまでのストーリーと同様スキップしダイジェストで、体験することも可能。しかしメインキャラクタならば頑張って挑戦してもらいたいところだ |
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「G8」の序盤では記憶喪失のケルピーのストーリーと共に、エルフやジャイアントにまつわるストーリーが描かれる |
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強力なレッドドラゴン。ヒットアンドアウェイを意識しても、狙われたらひとたまりもない。勝つためには敵の行動を考えた作戦と仲間との協力が必要だろう |
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こちらはもう1つのフィールドボス黒ヒョウ。頻繁に集団で出現するが、あまり強くない |
■ 化石採取、エモーション、パーティー掲示板……広がっていく可能性。これからの「マビノギ」は?
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モデリングを一新したチュートリアルフィールドとティルコネイルの村。従来の地域にも手が加えられていくようだ |
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化石復元。慣れると探検経験値を多くゲットできそうだ |
「G8」ではこの他にも様々な要素が追加されている。新ペットの黒いユニコーンや、ラットマン、報酬で得られる新アイテム、サービス3周年を記念したアイテム、「マビノギ」の世界は一層にぎやかになった。
新要素の中で特に友人と楽しんだのがエモーションである。課金サービスをしていれば26種類(無課金ならば7種類)のアクションが楽しめる。エモーションの多くはオーバーアクション気味で、キャラクタの表情がころころ変わるのが楽しい。特に「スタイル」というアクションは大げさにセクシーポーズをとるため、プレーヤーによっては「無理をしている」イメージになるのが面白かった。
エモーションの導入は他のMMORPGでも積極的に行なわれているが、気心の知れた仲間と試してみるとその楽しさが何倍にもふくらむのが良くわかった。おしゃべりの間に入れるだけでもネタになる。スカートや全身鎧、ローブなど衣装によってもポーズの意味が違ってくるのが面白い。
「化石採取」は新しい探検要素だ。化石はモンスターのドロップや、硫黄地帯の採掘などで得られる。この化石を“使用”することで復元画面が出る。ここで型抜きのように化石をきれいに削り出すことで復元できるのだ。復元に使うノミはペンのように太さが3種類あっていて、マウスでドラッグして余白を塗りつぶす。感覚としては描画ソフトに近い。
化石復元の制限時間はシビアだが、慣れるとそこそこうまく削ることができる。うまく復元させることができれば報酬としてローブをもらえるとのことだが、まだそこまで至っていない。ペンタブレットを使うプレーヤーもいるようだ。化石採取は成功すると探検経験値が手に入る。「G7」で入った遺跡発掘要素と合わせて、キャラクタ育成の幅がさらに広がった。
このほか、パーティー掲示板が導入された。パーティーメンバーを募集することができるシステムで、筆者は個人的に新しい出会いを期待していたのだが、現在あまり活発に募集が行なわれていないようだ。「マビノギ」は多人数でのダンジョン攻略が楽しいゲームであり、回復役必須、といった職業制限もないのだが、だからこそ、ギルドや友達の繋がりが強いゲームなのかもしれない。今後もっとこのシステムを活用するような動きになって欲しい。
「マビノギ」はキャラクタのレベルを上げたポイントでスキルを上昇させていくシステムとなっている。ある程度レベルを上げた後は、転生することでレベルを1に戻し、再びレベルを上げてスキルを鍛えていくプレイスタイルになる。このため、新コンテンツが高レベルキャラクタ向けのみに集中せず、「新しい遊び」を提案し続け、遊びの幅を広げ続けるMMORPGとなっている。コンテンツの方向性も、PvPやRvRに特化していくのではなく、牧歌的な「生活」要素にアプローチし続けているところも好感が持てる。個性的な作品だ。
一方で、アクション性のある戦闘システムなため、最初は駆け引きを把握しにくい。生産はソロ要素が強く、また、仲の良いプレーヤー達で固まる傾向があるため、初心者にはとっつきにくい。初心者向けのクエストなどは用意されているが、筆者自身、戦いやスキルのうまい上げ方などは、友達や先輩から教えてもらった。MMORPG初心者にはハードルが高いかな、というイメージもある。
「G8」のアップデートの際に来日した韓国スタッフは、今後の「マビノギ」は初心者向けにも注力していくと語った。広大な場所とストーリーを実装したマビノギの次の方向性として、納得できるベクトルだ。どのようになっていくか期待したい。
今回の「G8」ではストーリーを細切れにせず、最初のシーズンで一気に実装したスタッフの姿勢に好感を持った。「G7」はじらされているようでストレスがたまったからだ。コアプレーヤーは一気に、そうでないプレーヤーは自分のペースで進められるのはプレーヤーにとって快適だ。待ちに待ったストーリー要素だけに、今後の展開も期待したい。
スタッフからは、今後は他の大陸の実装もあるかも、という話も出たが、個人的には、ウルラとイリアを舞台に新たなストーリーを展開して欲しいところだ。リソースの関係上難しいかもしれないが、ウルラ、イリア両大陸はまだまだ掘り下げられる魅力を持っていると思う。各地域により一層愛着を持つような、探検要素と融合したストーリーを希望したい。
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エモーション。左から「キス」、「よし!」、そしてパラディンになった姿での「スタイル」。衣装も含めて工夫すると、表現の幅が広がりそうだ |
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3周年記念の花火と、配布されたおもちゃのハンマー、おもちゃの弓、記念ローブ。右は限定販売の黒ユニコーン。精悍な目がりりしい |
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硫黄中毒になると体力が減っていく。モンスターに襲われないように注意したい。化石採取は慣れが必要だが、うまくいくと報酬を得ることができる。特にうまくいけばレアアイテムを贈られるという |
Developed by devCAT
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【「マビノギ」】
- CPU:Pentium III 800MHz以上(Pentium 4 1.5GHz以上推奨)
- HDD:1.5GB以上推奨
- メモリ:256MB以上(512MB以上推奨)
- ビデオカード:GeForce 2MX以上(GeForce4 以上/Radeon9000 以上推奨)
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□ネクソンジャパンのホームページ
http://www.nexon.co.jp/
□「マビノギ」のページ
http://www.mabinogi.jp/
□関連情報
【4月14日】ネクソンジャパン、「マビノギ3周年記念オフラインイベント」開催
4月17日に「GENERATION8」を実装、日本先行の要素も追加
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080414/mabinogi.htm
【2007年12月25日】オンラインゲームレビュー「マビノギ チャプター2」THE 7th GENERATION
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071225/mabi.htm
【2007年6月7日】ネクソンジャパン、MMORPG「マビノギ」アップデート
女性ジャイアントや犬ぞりを引くペットを実装
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070607/mabi.htm
【2007年6月5日】ネクソンジャパン、「マビノギ」開発スタッフインタビュー
ストーリー要素、2種族の対立……今後の「マビノギ」の展開は?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070605/mabinogi.htm
【2007年4月23日】ネクソンジャパン、「マビノギ」2周年記念オフラインイベントを開催
4月26日に新種族「ジャイアント」実装、世界初公開情報も
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070423/mabioff.htm
【2007年2月7日】ネクソンジャパン、MMORPG「マビノギ」
新たなペットやランダムボックスなどを発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070207/mabi.htm
【2006年12月7日】ネクソンジャパン代表取締役社長David K.Lee氏インタビュー
NEXONのワールドワイド戦略と、2007年の日本の動きを聞く
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061207/nexon.htm
【2006年8月10日】オンラインゲームレビュー「マビノギ チャプター2」Part.2
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060810/mabinogi.htm
【2006年5月1日】オンラインゲームレビュー「マビノギ」チャプター2
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060501/mabinogi.htm
(2008年4月25日)
[Reported by 勝田哲也]
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