ドラゴンボールのバトルを体感できる! バンダイ「ドラゴンレーダーモバイル」
「ドラゴンレーダーモバイル」 |
発売 |
バンダイ |
価格 |
3,990円 |
電源 |
コイン電池(CR2032)×1(内蔵) |
発売日 |
発売中 |
今回紹介するアイテムは漫画やアニメでおなじみの「ドラゴンボール」のバトルを体感できるトイだ。原作の漫画である「ドラゴンボール」自体は、連載が'84年に開始され、'95年に終了している。しかし、コミックの新装版やくり返されるアニメの再放送などによって、ファンの世代交代が行なわれ、現在の少年少女たちからも絶大な支持を得ているのだ。
この「ドラゴンレーダーモバイル」は、そんな現在のドラゴンボールファン向けに開発されたトイだ。「ドラゴンボール」の大きなテーマである“ドラゴンボールの発見”と“強力なライバルたちとのバトル”を存分に楽しめるようになっている。
■ 爽快感を感じる激しいバトルが楽しめる!
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本体のカラーに合わせて「Zホワイト」と「Zオレンジ」の2バージョンを発売。登場キャラクタや敵などが異なる |
「ドラゴンレーダーモバイル」の本体は、原作の漫画に登場する「ドラゴンレーダー」の形を模したデザインになっている。本体は「Zホワイト」と「Zオレンジ」の2種類が発売されており、それぞれ登場するキャラクタや出てくる敵などが異なっている。これからの説明は「Zホワイト」を例に進めていく。
プレイは、片手で行なう。基本的には右利き用に設計されている。「ドラゴンレーダーモバイル」を右手のひらで握り、突端にあるAボタンは回転させるか押すかして操作する。Aボタンの右横にはBボタンがあり、これは押して操作する。
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「ドラゴンレーダーモバイル」本体。劇中に登場する「ドラゴンボールレーダー」そのままのデザインだ |
使用するときは手首にストラップを巻く。Aボタンは回転させるか、押して使用する |
Aボタンの横には、Bボタンが並ぶ。攻撃の決定を行なうボタンだ |
ゲームの目的は、画面上のマップを移動しながら、隠されたドラゴンボールを探し出すこと。ドラゴンボールを7個集めるとクリアとなるが、探索の途中には様々な敵が出現し、バトルをくり広げることになる。
ドラゴンボールのありかは見た目にはわからないが、Aボタンを回転させて、「マップ」モードに切り替えると、自分の位置とドラゴンボールが隠されている位置が表示され、把握できるようになっている。
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基本のマップ画面。世界を探索し、隠されている7つのドラゴンボールを集めていく |
「マップ」モード。三角形は主人公の現在位置、丸い点はドラゴンボールのありかを示す |
ドラゴンボールを手に入れた! 手に入れる前にバトルが発生することもある |
バトルのシステムは、子どもならずとも感情移入がしやすく作られており、ルールを覚えれば白熱することうけあいだ。
敵とのエンカウントは、一般的なRPG風だ。山や谷、草原などが立ち並ぶマップの上を移動していると、突然、敵と遭遇するのだ。敵と遭遇すると画面には大きな「!」が表示される。ここからは、一瞬の隙も許されない激しいバトルが展開する。
敵は左右に激しく動き、こちらをかく乱してくる。敵を攻撃するためには、液晶画面の中央に敵が写るようにしなければならない。そのために「ドラゴンレーダーモバイル」のAボタンを回転させ、敵を追いかけるようにして、画面中央に捉えるのだ。
敵を画面中央に捉えたら、すかさずAボタンを押して、「攻」、「防」のマークのうちの「攻」を選ぶ。さらに間髪いれずにBボタンを押す。こうすれば、技の入力が可能になる。敵と遭遇してからBボタンを押すまでの流れは、一瞬の息もつけない。AボタンやBボタンの入力がわずかでも遅れると、敵に攻撃のチャンスを奪われてしまうのだ。そのため、非常にスリリングな攻防が楽しめる。
技の入力が開始されたら「ドラゴンレーダーモバイル」を激しく上下に振る。このときの振った回数に応じて、より強力な技をくり出せるようになる。例えば孫悟空なら気功波→かめはめ波→元気玉といった感じだ。また、技は数値でも表現され、「999」を超えるとオーバーヒートとなり、技の強さが「1」になってしまう。
くり出す技が決まったら、今度は技の強さを決める。先ほどと同様に、「ドラゴンレーダーモバイル」を激しく上下に振る。振る力が強ければ強いほど、攻撃力は増す。
あとはアニメーションが表示され、孫悟空が技を発動するシーンと敵がその技をくらって吹っ飛ばされるシーンを見ることができる。
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目の前に敵が現われた! 敵が液晶画面の中央に来るようにAボタンを回転させて追いかける |
すかさずAボタンを押すと、攻撃可能になる。画面の指示に従って、本体を上下に振ろう |
本体を上下に振ると、内蔵されたセンサーによって、回数がカウントされる |
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出た! 孫悟空の必殺技、かめはめ波だっ! ドット絵の美しさに注目してほしい |
孫悟空の攻撃をくらい、苦しむ敵。技が炸裂した爽快感を味わえる瞬間だ |
敵の攻撃を防御することも可能だ。敵が攻撃を仕掛けてきたときに画面の右下に「!」が表示され、このときに「ドラゴンレーダーモバイル」を激しく上下に動かせば、敵の攻撃を避けたり、弾き返したりすることができるのだ。
一連のバトルシーンは、「爽快!」という感想だ。ボタンをすかさず押す瞬間はドキドキさせられるし、「ドラゴンレーダーモバイル」を上下に振る動作は、自然に熱がこもる。数回バトルをくりか返すとじんわりと汗もかき、いい運動になる。
ちなみに、この「ドラゴンレーダーモバイル」のドット絵は精巧そのもの。原作に忠実な描写が施され、見ていて感心させられる。原作の熱心なファンも納得するはずだ。
このほか、バトル中には戦闘能力をアップするアイテムやカプセルを使うことができる。また、敵を倒した後に表示されるパスワードを入力すると、バーチャルルームモードで再戦できる機能もある。
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敵を倒すと、「Zワード」と呼ばれるパスワードが表示され、これを入力することでいつでも再戦が可能になる |
修行して主人公を鍛えるモードもある。修行の種類は次第に増えていく |
「ドラゴンボール」といえば忘れることができない「天下一武道会」に参加することもできる。「天下一武道会」モードは、トーナメント形式で開催され、優勝を重ねていくと、孫悟空のステータスが上昇していく。また、内蔵された赤外線機能を使うと、友だちが育てたキャラクタと戦わせることも可能だ。
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おなじみの「天下一武道会」も体験できる。司会者が主人公の参戦を高らかに宣言する |
「天下一武道会」は、トーナメント形式で行なわれる。優勝するたびに、競合と戦えるようになる |
通信対戦のイメージ。「攻撃」、「防御」、「移動」の3種類から行動パターンを選び、お互いの主人公同士を戦わせる |
個人的な感想を述べると、「ドラゴンボール」シリーズには深い思い入れはないのだが、実に面白いアイテムだと感じた。3,990円をいう決して高くはない値段の中に、遊びをギュと詰め込んだサービス精神に好感を持てた。
(c)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション BANDAI 2006
□バンダイのページ
http://www.bandai.co.jp/
□「ドラゴンレーダーモバイル」のページ
http://sss.channel.or.jp/sss/drm/
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(2007年3月8日)
[Reported by 元宮秀介]
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