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CESA、CEROレーティング制度を変更
18歳以上対象ソフトの販売を「自粛」から「禁止」へ

2月17日 発表

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は17日、特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)で実施しているレーティング制度を一部変更すると発表した。

 変更されるのは、CEROレーティングの年齢区分。変更後は、「全年齢対象」、「12才以上対象」、「15才以上対象」、「17才以上対象」、「18才以上のみ対象」の5種類となる。このうち、「17才以上対象」、「18才以上のみ対象」の2つが、今回新たに設けられる年齢区分となる。中でも、「18才以上のみ対象」については、18歳未満の人への販売が禁止される。

 CEROレーティングは当初、ユーザーがソフトを購入する際の目安という位置づけだったが、東京都など地方地自体からの要請があり、2005年7月からCESAは「18才以上対象」とされたソフトを「18歳未満の人に対して自主的に販売を規制する」として、販売店に協力を求めていた。新制度では、これがさらに厳格化され、判断を販売店に委ねるのではなく、CESAが販売禁止を要求するという形になる。

 現在までに「18才以上対象」とレーティングされたソフトについては、CESAからメーカーに対し、再審査を要請するとしている。そのまま「18才以上のみ対象」にスライドするわけではなく、再審査により新制度に対応させるという考えのようだ。

 新制度によるCEROレーティングの審査は、3月1日より開始される予定で、実際に製品として発売されるのは5月頃からとなる予定。新レーティングへの切り替えは、5月31日を期日とするとしている。6月以降は、「18才以上のみ対象」のソフトで18歳未満への販売禁止措置が取られると考えていいだろう。

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□CEROのホームページ
http://www.cero.gr.jp/
□ニュースリリース
http://www.cesa.or.jp/news/2006/060217.pdf
□関連情報
【2005年10月19日】東京都、第1回「テレビゲームと子どもに関する協議会」開催
業界はCEROレーティングをアピール、都は「表示図書類」表示を提案
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051019/tokyo.htm
【2005年7月19日】CESA、「年齢別レーティング制度」を活用した
販売自主規制を開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050719/cesa.htm

(2006年2月17日)

[Reported by 石田賀津男]



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