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【SIREN2 (サイレン2)】
価格:7,140円
この記念イベントは、SHIBUYA TSUTAYAの店頭に組まれた特別ブースに、ゲームに登場する恐ろしい“闇人”が出現。ボロボロの傘をさした闇人がゲームの中の姿そのままに登場し、記念撮影に応じてくれるほか、ポラロイドで撮影し希望者にはその場で写真をプレゼント。 また、バレンタインデー直前と言うことで、ピンクのハート内に「HAPPY VALENTAINE」と書かれ、バックにはそれとは不釣り合いな恐ろしい「サイレン2」のグラフィックスが描かれている、ちょっと不思議なポストカードの配布も行なわれた。 この、闇を好む真っ白い顔の“闇人”のインパクトは大きく、一時期は次々と記念撮影を求めるファンであふれかえっていた。時たま「キャー」と大きな叫び声を上げながらも“闇人”に近寄ってくる女子高生も見られ、十分商品アピールになっていたようだ。また、真冬の寒い街頭にもかかわらず設置された試遊台でゲームをプレイするユーザーも見られた。
会場には「SIREN」、「SIREN2」とディレクタを務めた外山圭一郎氏も顔を見せ、盛況ぶりに満足げな表情を見せた。外山ディレクタにほんの少しだがお話を伺ってみた。製作が終わっての感想を求めたところ「ホッとしています。前作と比べての反応という点で心配していましたが、好意的な感触を得ているのでホッとしています」とコメント。 「サイレン2」の製作において気をつけた点については「前作の反省点として、やはり敷居の高さが上げられるので、もっと色々な人たちにプレイして欲しいというのがあって、そういった点では徹底的に作りました」と語った。 実際に「サイレン2」をプレイし感じられる点としては、前作に引き続き渋い色遣いで、「ジャパニーズホラー」と呼ばれる映画的な影響も感じるのだが、外山氏は「映画もそうですが……ホラーコミックの雰囲気が好きで (製作を) はじめた事もありますし、色々なものから影響は受けてますね」ということだ。しかしそこはゲームと言うことで影響を受けながらも「恐いところに立っているという感触を出した」と、自分で恐怖の現場に立ち、体験できるゲームならではの表現にはこだわったようだ。 ゲームが完成し発売されたばかりだが、「ひとつの製作が終わっても、もっともっとという気持ちはある」と言うことで、次回作への意欲もあるようだ。時期的に次回作は“プレイステーション 3”で……と言うことが考えられ、そうなると想像するだに恐ろしいグラフィックスが実現しそうだが、外山氏は「プレイステーション 3とかになったら直接的に恐いものを出さなくてもよくなるかもしれない。水がしたたる音や雰囲気で恐怖を表現したりできるから」と応えてくれた。そういった意味では、次世代機では、表現は大人しくなっても、もっと“恐怖”の本質に迫るゲームが発表されるのかもしれない。
とりあえずホラーファンには「現在できることのギリギリまで作る (外山氏)」ということで完成した「サイレン2」をプレイしながら次回作も楽しみにして欲しいところだ。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
□プレイステーションのホームページ (2006年2月9日) [Reported by 船津稔]
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