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会場:San Jose Convention Center
GDCのキーノートは、例年、プラットフォーマーによる開発者に対する自社プラットフォームへの理解促進、あるいは5月に開催されるE3への前哨戦的な側面が強かったが、今年は任天堂の独壇場となる。任天堂は岩田氏のキーノートに加え、すでに発表されているように、ゲームデザインと、プログラミングの分野でも、それぞれセッションを予定しており、昨年の市場の動きと呼応するかのような勢いの良さを感じさせる。 岩田氏の今年のタイトルは「Disrupting Development(バラバラの開発)」。既存の開発概念の破壊的存在として、ニンテンドーDSの「脳を鍛える大人のDSトレーニング」やWI-FIコネクションを取り上げ、その開発秘話を披露する。概要紹介には次世代プラットフォームであるRevolutionの文字は見えないが、こちらの最新情報の披露もぜひ期待したい。 Ronald D. Moore氏は、TV向けのSFシリーズ「Battlestar Galactica(邦訳:宇宙空母ギャラクティカ)」の制作総指揮、「Star Trek」シリーズの脚本家として知られる。講演タイトルは「BUILDING A BETTER BATTLESTAR」で、同作の制作経験をもとに、ゲーム開発においてもなじみ深い、リアリティのあるストーリー、キャラクタ、アートデザインなどについて説明する。
なお、今回キーノートが確定したことにより、GDC全体のセッションのほとんどが確定したことになる。日本人講演者では、スクウェア・エニックスのSage Sundi氏の「クロスプラットフォーム、クロスカルチャーへの挑戦~FINAL FANTASY XIのグローバル展開~」(日本語通訳あり)が新たに加わり、大物クリエイターでは、Sundi氏の名付けの親であり、「Ultima Online」のクリエイターでもあるRichard Garriott氏が登場。「『Tabula Rasa』のデザイン:MMO世界からの教訓」というタイトルで、氏の最新作「Tabula Rasa」のゲームデザインを語る。
□Game Developers Conference(英語)のホームページ (2006年2月8日) [Reported by 中村聖司]
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