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PS2版: 4,179円(拡張データディスク単体) Windows版: オープンプライス
Xbox 360版: 8,190円(オールインワンパック)
昨日告知されたように、ようやくパッケージ版の発売日と価格が公開された。発売日はプレイステーション 2、Windows、Xbox 360版共に4月20日に発売。価格は拡張データディスク単体が4,179円、「ファイナルファンタジー XI」本編、「ジラートの幻影」、「プロマシアの呪縛」、「アトルガンの秘宝」をセットにしたオールインワンパックが8,190円。Windows版はいずれもオープンプライスで、Xbox 360版はオールインワンパックのみの取り扱いとなる。 今回は、「アトルガンの秘宝」で大いに注目されているエキストラジョブの2つ目「コルセア」が公開された。昨年9月の東京ゲームショウで青魔道士が発表されて以来、実に4カ月ぶりの新ジョブ公開となる。また、新エリアでは、サブタイトルにも冠されているアトルガン皇国の概要もついに公開された。いよいよ役者が揃ってきた感がある。
■ 近東の海を暴れ回っていた勇猛な海賊の末裔「コルセア」
その特徴は「華麗なギャンブルテクニック」としており、過去のシリーズの例を引けば「ファイナルファンタジー VI」の名バイプレーヤー“セッツァー”のコマンド「スロット」のような、ギャンブル的な能力を所持しているようだ。 コルセアを象徴する武器である複銃身の短銃「ヘキサガン」は、公開された画面を見る限りでは、ショットガンのような新しいタイプの銃。また、高位のウェポンスキルを使用していることからも、コルセアは狩人同等かそれに準ずる射撃スキルを所持していると見られる。 ただし、パーティーにおけるポジションは、狩人と同じレンジ系アタッカーというわけではなく、銃の主な役割はコルセア専用ブレットを含むさまざまな銃弾による、敵への弱体効果の付与にあるという。青魔道士と同様、ユニークな位置づけのジョブになりそうだ。
射撃以外に得意とする武器は、短剣、片手剣(曲刀系)、射撃(銃)あたりだろうか。セッツァーがモチーフになっているとすれば、さらに投擲(ダーツ)も含まれるだろう。セッツァーはそのほかにもカードやダイスも装備でき、「イカサマのダイス」では出目でダメージが変化したりしたが、ヴァナディール世界のギャンブラーは果たしてどういう戦いぶりを見せてくれるのか、実装が楽しみだ。
■ 「聖皇」により支配される都「皇都アルザビ」、極東と交戦状態にあるアトルガン皇国
アトルガン皇国は、ウィンダス連邦の勢力下にあるミンダルシア大陸の東方にあり、西端はビビキー湾の東に広がるググリュー洋に接し、東端は「プロマシアの呪縛」で存在が明らかになった極東諸国と境を接するという、広大な版図を有する大国家。宗教的権威と世俗的権威を兼ね備えた絶対君主「聖皇」によって統治されている。 「ファイナルファンタジー XI」のバックグラウンドストーリーとして存在する水晶大戦(クリスタル大戦)のおり、アルタナ連合諸国はアトルガン皇国に参戦を要請し、再三の援軍要請にかかわらず、孤立主義を貫き、派兵を見送った経緯がある。このため、西方のアルタナ4カ国(ジュノ、サンドリア、バストゥーク、ウィンダス)とは外交的に疎遠な状態が続いている。また、地続きの極東諸国とは、現在交戦状態にあるという。アルタナ4カ国にも増して、複雑な外交関係にあるようだ。 アトルガン皇国の首都「皇都アルザビ」は、広大なアトルガン皇国領の“西半分”を司る首都で、高い塁壁で幾重にも守られた城塞都市となっている。この表現には、東半分には別の都市の存在を伺わせる。街中に散見される蛇の紋様は、皇国のシンボルである両頭の蛇王「ザッハーク」がモチーフになっているという。 市内は、アルタナ4カ国と同様に、以下のように3つのエリアで構成されている。 人民街区:市民権を付与されていない住民や市民権を剥奪された元皇民が暮らす、比較的新しい街区。都市の外周に位置しているため、常に獣人の脅威にさらされているようだ。 辺民街区:貿易商や傭兵、冒険者など、主に国外から皇都に流入した者や、彼ら相手の商人や職人が住んでいる街区。北に内海、南に外海に面した港があり、皇国の西の玄関として機能している。
皇民街区:ひときわ高くそびえる白壁の内側にある街区。豪奢な皇宮や軍施設、そして皇民の邸宅が立ち並ぶが、市民権なき者は立ち入ることすら許されない。
■ ラミアの奉仕者「クトゥルブ」、森に住む巨獣「マーリド」。異色の新モンスターたち
クトゥルブは、腐敗を抑えるため全身を防腐帯で覆った食屍鬼。ラミアの従者的な位置づけのようで、ラミアの魅力に屈し、永久に奉仕せんがため、生きながら特殊な修練によって不死化を目論んだものたちというユニークな設定になっている。武器は、自ら捨てた命を宿らせた霊剣で、不死と引き替えに必殺の一撃を放つことができるという。 マーリドは、象のような恵まれた体格と、気性の激しさを示す真っ赤な瞳、湾刀のような門歯、長大な鼻を特徴とした大型モンスター。後述するチゴーによって、その数は激減しており、現在は近東の樹林にわずかに棲息するのみだという。かつてはウォー・マーリドが戦場の花形兵器として運用されたが、現在は決戦兵器として皇宮内に温存されており、その姿は滅多に見られないということだ。
チゴーは、マーリド等の動物の皮膚に寄生するノミ型モンスター。近東の風土病チゴー病の原因としても知られる。チゴーが皮下に作り出す瘤は苦痛をもたらし、彼ら数匹の宿主となるだけで、衰弱死してしまうという。
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□スクウェア・エニックスのホームページ (2005年1月27日) [Reported by 中村聖司]
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