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今回は、「アトルガンの秘宝」のストーリーの一端を伺わせる新たな都「マムーク」と、そこを拠点にする新獣人「マムージャ」の存在が明らかにされた。また、前回公開されたエリアが「アラパゴ暗礁域」であることが改めて明らかにされた。まずは、新獣人マムージャとそれを取り巻く環境から紹介していこう。
■ アトルガン皇国と敵対する「マムージャ蕃国」と新獣人「マムージャ」
大国アトルガンとは長年、朝貢関係にあったが、近年反旗をひるがえし、アトルガンを脅かす存在になりつつあるという。その背景には、「僭主」と呼ばれる独裁者の登場が関係しているようだ。 マムージャの都のひとつとされる「マムーク」は、アトルガン皇国の西方にある半島の森の中に築かれている。獣人の都らしく自然にほどよくとけ込んだ町並みで、様々なタイプの木造の建造物が点在し、末端の市民レベルでそれなりの知性を備えていることを伺わせる。 またマムークには「壺人」と呼ばれる人間族の捕虜がおり、装飾金属やマムージャ専用の装備品などを作らせているという。今回公開された画面にはまったく人影は確認できないが、新たなストーリーの展開を予感させる美しさと静けさをたたえた都だ。 マムージャは、“獣人”というカテゴリに属しながら、現存する国家を持つという点で既存の獣人とは一線を画する。また、アトルガン皇国に対して明確に侵攻の野心を持ち、さらに一部生物種的に異なる戦士、水士、賢士、騎士の4階級によって構成されているという設定の細かさは、既存の獣人との接触とは異なる何かをプレーヤーら冒険者にもたらしてくれそうな予感がある。
ちなみに「一部生物種的に異なる」というのもマムージャの特徴のひとつで、既存の獣人のような装備、衣装の違いだけでなく、肉体的特徴が異なる他の種も含むことを意味している。共通するのはマムージャを意味する「輝鱗の眷族」、つまり鱗を備えた獣人ということだ。4階級もいて、一部種も異なるとなれば、内部離反や人間ともコミュニケーションを取れるマムージャがいてもおかしくない。深みを感じさせる謎めいた獣人だ。
■ ラミアとアンデッドの根城「アラパゴ暗礁域」
アラパゴ暗礁域とアトルガン皇国との位置関係は不明だが、幽霊船が停泊する地上エリアだけでなく、海蛇の岩窟を彷彿とさせる岩窟エリアも存在するようだ。元王国の拠点だけあって海辺の海食洞には王国の莫大な財宝が手つかずで眠っていると伝えられる。「アトルガンの秘宝」とは王国の莫大な財宝のことを指すのかどうか。ともあれ、財宝目当ての冒険者たちが一度は訪れることになるエリアになりそうだ。 冒頭で紹介したマムージャ蕃国の存在は、素直に読むと純粋な“悪玉”であり、プレーヤーら冒険者はアトルガン皇国の依頼により、蛮族の侵攻を防ぐために奔走する、というシナリオが成立しそう。その一方で、アトルガン皇国は、既存の王国を丸ごとひとつ滅亡させた暗い過去を持つ。よくよく考えてみると、アトルガン皇国がどういう国家なのかわかっておらず、「アトルガンの秘宝」におけるプレーヤーの立ち位置も以前不明のままだ。
FF11ユーザーとしては、新ジョブや新装備など、自分の利益に直結する要素がもっとも気になるところだろうが、個人的にはストーリーにも注目したい。アトルガン皇国とはナニモノなのか。それらがわかることで、新たな物語の方向性も掴めてきそうだ。
(C)2002-2006 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. ※画面はすべて開発中のものです
□スクウェア・エニックスのホームページ (2005年1月13日) [Reported by 中村聖司]
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