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スクウェア・エニックス、「FF XI アトルガンの秘宝」の最新情報を公開
新獣人マムージャの大軍がアトルガン皇国に侵攻!?

発売日:未定

価格:未定

 株式会社スクウェア・エニックスは、現在開発中の「ファイナルファンタジー XI」拡張データディスク第3弾「アトルガンの秘宝」(英題:Treasures of Aht Urhgan)の最新情報を公開した。発売時期や価格については未定。

 今回は、「アトルガンの秘宝」のストーリーの一端を伺わせる新たな都「マムーク」と、そこを拠点にする新獣人「マムージャ」の存在が明らかにされた。また、前回公開されたエリアが「アラパゴ暗礁域」であることが改めて明らかにされた。まずは、新獣人マムージャとそれを取り巻く環境から紹介していこう。


■ アトルガン皇国と敵対する「マムージャ蕃国」と新獣人「マムージャ」

新獣人マムージャ。一部生物種的に異なる4階級で構成され、これは戦士階級のマムージャ。独特の剣と盾を持ち、いかにも戦闘的だ
マムージャと戦うパーティー一行。マムージャが従えているのは軍長コカトリス。既存のコカトリスとは色が異なり、別種であることを伺わせる
 今回存在が明らかにされた「マムージャ蕃国(ばんこく)」は、「アトルガンの秘宝」における拠点のひとつと見られるアトルガン皇国と敵対する国家で、新獣人マムージャによって治められている。マムージャ蕃国は、戦士、水士、賢士、騎士という4階級の市民によって構成され、各階級の代表による合議制によって統治されている。

 大国アトルガンとは長年、朝貢関係にあったが、近年反旗をひるがえし、アトルガンを脅かす存在になりつつあるという。その背景には、「僭主」と呼ばれる独裁者の登場が関係しているようだ。

 マムージャの都のひとつとされる「マムーク」は、アトルガン皇国の西方にある半島の森の中に築かれている。獣人の都らしく自然にほどよくとけ込んだ町並みで、様々なタイプの木造の建造物が点在し、末端の市民レベルでそれなりの知性を備えていることを伺わせる。

 またマムークには「壺人」と呼ばれる人間族の捕虜がおり、装飾金属やマムージャ専用の装備品などを作らせているという。今回公開された画面にはまったく人影は確認できないが、新たなストーリーの展開を予感させる美しさと静けさをたたえた都だ。

 マムージャは、“獣人”というカテゴリに属しながら、現存する国家を持つという点で既存の獣人とは一線を画する。また、アトルガン皇国に対して明確に侵攻の野心を持ち、さらに一部生物種的に異なる戦士、水士、賢士、騎士の4階級によって構成されているという設定の細かさは、既存の獣人との接触とは異なる何かをプレーヤーら冒険者にもたらしてくれそうな予感がある。

 ちなみに「一部生物種的に異なる」というのもマムージャの特徴のひとつで、既存の獣人のような装備、衣装の違いだけでなく、肉体的特徴が異なる他の種も含むことを意味している。共通するのはマムージャを意味する「輝鱗の眷族」、つまり鱗を備えた獣人ということだ。4階級もいて、一部種も異なるとなれば、内部離反や人間ともコミュニケーションを取れるマムージャがいてもおかしくない。深みを感じさせる謎めいた獣人だ。

【マムージャ(Mamool Ja)】
リザードと人間の亜人のような容姿をした獣人マムージャ。今回紹介されているのは、戦士階級で、前線での戦いに特化した装いをしている。剣による攻撃だけでなく、炎のブレスのような特殊攻撃もあるようだ。残る水士、賢士、騎士階級の容姿、特徴も気になるところだ

【マムーク(Mamook)】
緑豊かな都「マムーク」。説明書きがなければとても獣人の都とは思えない。この街の中でバトルが起こるとは考えにくいが、彼らマムージャとどのような接触になるのか楽しみだ


■ ラミアとアンデッドの根城「アラパゴ暗礁域」

両手槍、短剣、片手剣などさまざまな武器を携えた新種のアンデッドたち。奥にはアラパゴ暗礁域を根城にするラミアが見える
 「アラパゴ暗礁域」は、東京ゲームショウでの正式発表を皮切りに、前回はラミアと共に紹介された岸壁地帯。昔から海の難所として、多くの船が座礁した魔の海域として知られる。また、かつてアトルガンに攻め滅ぼされた王国の最後の拠点でもある。王国兵たちの亡霊か怨念かは不明だが、現在では周囲にはアンデッド兵が放たれ、ラミアの根城と化している。

 アラパゴ暗礁域とアトルガン皇国との位置関係は不明だが、幽霊船が停泊する地上エリアだけでなく、海蛇の岩窟を彷彿とさせる岩窟エリアも存在するようだ。元王国の拠点だけあって海辺の海食洞には王国の莫大な財宝が手つかずで眠っていると伝えられる。「アトルガンの秘宝」とは王国の莫大な財宝のことを指すのかどうか。ともあれ、財宝目当ての冒険者たちが一度は訪れることになるエリアになりそうだ。

 冒頭で紹介したマムージャ蕃国の存在は、素直に読むと純粋な“悪玉”であり、プレーヤーら冒険者はアトルガン皇国の依頼により、蛮族の侵攻を防ぐために奔走する、というシナリオが成立しそう。その一方で、アトルガン皇国は、既存の王国を丸ごとひとつ滅亡させた暗い過去を持つ。よくよく考えてみると、アトルガン皇国がどういう国家なのかわかっておらず、「アトルガンの秘宝」におけるプレーヤーの立ち位置も以前不明のままだ。

 FF11ユーザーとしては、新ジョブや新装備など、自分の利益に直結する要素がもっとも気になるところだろうが、個人的にはストーリーにも注目したい。アトルガン皇国とはナニモノなのか。それらがわかることで、新たな物語の方向性も掴めてきそうだ。

かつて王国の残兵たちが構築したのだろうか、松明灯のほか、特殊な装飾類や祭壇のようなものも確認できる。この王国がどのようなバックグラウンドを持っているのかも気になるところだ

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※画面はすべて開発中のものです

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「ファイナルファンタジー XI」のホームページ
http://www.playonline.com/ff11/
□関連情報
【11月25日】スクウェア・エニックス、「FF XI アトルガンの秘宝」の最新情報を公開
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http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051125/ff11toa.htm
【9月30日】スクウェア・エニックス、「FF XI アトルガンの秘宝」の情報を公開
ハイブリッドジョブの“青魔道士”や新エリアが追加
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050930/ff11toa.htm
【9月16日】スクウェア・エニックス、「ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝」を正式発表
新ジョブ「青魔道士」、新エリア等を追加、ディレクターは小川氏に
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/tgs_ff11.htm

(2005年1月13日)

[Reported by 中村聖司]



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