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会場:日本教育会館
今回のメインイベント、基調講演を務めるのは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社代表取締役社長 森下一喜氏。森下氏の講演は「AOGC2005 Seoul」に次いで2度目で、タイトルは「ガンホーのオンラインコミュニテインメント戦略について」。 「コミュニテイメント」という造語は、ガンホーの2005年の上場発表に先立ち、年頭から森下氏自身が使い始めたスローガン的キーワードで、オンラインコミュニティの育成を軸に、オンラインエンターテインメントを積極展開していくという決意表明を示している。 このうち、オンラインエンターテインメントの提供に関しては、国内でも指折りのラインナップで、常に話題を提供し続けてくれたが、オンラインコミュニティの育成に関しては、大規模なM&Aで水面下で何かが進められている様子は伺えたが、具体的な動きは何もなかった。ガンホーの考える“オンラインコミュニティの育成”とはそもそも何を意味しているのか、どういう現状認識で、今後何をどう変える、あるいは生み出すつもりなのか、個人的にはこの部分に大きく注目したいところだ。 通常セッションでは、特別講演「アジアマーケットの事業展開」を務めるコーエー執行役員 松原健二氏を筆頭に、ガンホー技術担当取締役 堀誠一氏、IGDA日本代表 新清士氏、立命館大学政策科学部助教授 中村彰憲氏といった、オンラインゲーム分野のカンファレンスではお馴染みのキーマンが講演を行なう。 アジア圏を対象にしたカンファレンスだけに、講演者は日本人に留まらない。韓国からは、韓国IT産業振興協会(KIPA)や韓国大手Hanbitsoft、中華圏からは台湾最大手Softworld、中国本土からはディストリビューターのKINGSOFTと、多彩な顔ぶれが揃う。昨年に続き、今年も聴き応えのあるカンファレンスになりそうだ。
各セッションは基調講演を除き、原則有料となる。定員は400名と、前回に比べ若干縮小傾向にあるため、聴講希望者は早めに登録しておいたほうがいいだろう。 (2005年12月26日) [Reported by 中村聖司]
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