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★PCゲームレビュー★

プレミアムアイテム、「主神戦」を実装
その真の姿を明らかにしたネオオリエンタルMMORPG

「タントラ」



 4月28日よりアイテム課金による正式サービスを開始したMMORPG「タントラ」。2月に2次転職が追加され、正式サービス開始と同時にプレーヤーが3つの勢力に分かれて戦う「主神戦」を実装。ようやく「タントラ」という作品の真の魅力が明確になってきたといえる。今回は課金アイテムの使用感と主神戦の模様を中心にお伝えしたい。


■ キャラクタを強化したり機能を拡張したり……利用の幅が広いプレミアムアイテム

プレミアムアイテムを販売するNPCクリシュナ。アイテムを購入するには彼女に話しかけるか、画面下のアイコンをクリックすればOKだ
 長いベータテスト期間を経て、最終的にアイテム課金制を採用した「タントラ」。クライアントソフトは公式ページからダウンロードでき、基本的なプレイは無料で楽しめる。本作では課金対象のアイテムは特に「プレミアムアイテム」と呼称される。このプレミアムアイテム購入するにはクレジットカードの他、Webマネー、EDYカード、G-MONEY、ガンホープチチケットといった電子マネーが使える。電子マネーの多くはコンビニなどで購入できる。

 プレミアアイテムを購入するには、まずガンホーの公式サイトで、「TANTRAショップポイント」を購入しておく必要がある。ショップポイント10,000が1,000円、21,000ポイントが2,000円、32,500円が3,000円、55,000ポイントが5,000円となっている。このポイントを購入することで、ゲーム内でのショップポイントがチャージされるのだ。

 このポイントを通貨として、ゲームの中で“クリシュナ”というNPCを通してプレミアムアイテムを購入できる。クリシュナは各街にいるが、画面下のアイコンをクリックすることでいつでも購入できるので、実質的にはいつでも、どこでも購入が可能だ。

 プレミアムアイテムには、能力値を増やすもの、持ち物の所持量を増やすもの、移動速度を上げるもの、ゲーム内のキャラクタの力を増幅させるものなどの他、キャラクタの外見を変えたり、能力値を初期化するものなどさまざまなものが用意されている。

 ユーザーの間で人気が高いのは複数のアイテムがセットになった「福袋」系のアイテムだ。一番効果が高い“パールバーディの福袋”だと、アイテムの所持量が増える“旅人の鞄”や、敵を倒したときのお金を自動的に回収する“ガネーシャの手”などの便利な拡張機能の他、能力値の上昇や、ゲーム内で倒れてしまった時に失うはずの経験値を取り戻せるアイテムなどがセットになっている。能力値などの上昇の効果は30日間続く。価格は24,800ショップポイント(およそ2,480円)である。

 このパールバーディの福袋がゲームで一番高いアイテムだ。能力値の上昇に機能をしぼった“神力の福袋”が14,800ショップポイント。各マップに移動できる“転地の術”というアイテムは単価が90ショップポイントであるが、最小購入数が20個に設定してあり、購入するには最低1,800ポイントが必要となる。能力値や抵抗値を増やすアイテムには4時間の効果限定のアイテムも用意されている。プレイスタイルに合わせて品目を選べるようになっているのである。

 筆者はパールバーディの福袋と、転地の術、さらに移動スピードを増す“有翼獅子の生き血”というアイテムを実際に購入して使ってみた。特に転地の術はどのマップにも瞬時に移動できるので非常に便利だった。

 パールバーディの福袋を使うと各能力値が15増える。このゲームでは1レベル上げると5ポイントのフリー能力値が与えられそれを割り振っていくシステムとなっている。各能力値がまんべんなく15上がるということは、単純に考えて3レベル分以上キャラクタが強化されることになる。

 この能力の上昇はソロプレイで特に効果が大きいように感じた。ギリギリの戦いで倒すことができる適正レベルの敵が、能力値が上昇したことでサクサク倒すことができるようになるのである。この能力値の上昇はレベル上げを楽にさせてくれる。「もうない頃には戻れませんよ」と言っていたプレーヤーもいた。

 もっとも、本作では45レベル以上のキャラクタでは2次転職が可能になり、より防御力を増やしたり、回復能力を特化させたり、攻撃魔法が強い職業など、役割が明確になってくる。ゲームはパーティープレイの必要性が増していくるので、少々のレベル差よりもパーティーの連携が重要になってくる傾向もあるので、けっして福袋がなくてはプレイできないということはないだろう。

 本作はレベル30代後半にちょっとした「壁」がある。レベル40にならないとマップの半分を占める「ジーナ地方」に行くことができないのだが、その前のマップではレベル40になるための適正レベルのモンスターが少ないのである。30代後半からはちょっと戦いがきつくなる、ジーナ地方には強さがそこそこで経験値のおいしいモンスターがいるのだが、それを倒すには、まず40にならなければならない。

 ここでプレミアムアイテムの効果が有用になる。フィールドのレベル制限を外す“自由入場券”とキャラクタの能力を強化するアイテムを使うことで40以上の強さを持ったキャラクタとしてジーナ地方を訪れることができ、ジーナ地方の序盤のモンスターを倒して経験値稼ぎができる。ちょっときつくなるこの期間を突破することができるのである。

 また、高レベルプレーヤーにもこの能力値強化は魅力的なものになっている。本作でもレベルが上になればなるほどレベル上げがきつくなる、3レベル以上の強さをもたらしてくれるアイテムは狩りの安全性を増してくれる。加えて大規模なPvP戦である、「主神戦」では、少しでも強さを求めるプレーヤーにとって、この能力値強化は必須であるといえるだろう。

 「タントラ」はゲーム前半では非常に快適にレベルが上がるゲームである。レベル30からはギルドに入ることが可能になり仲間ができ、45からはパーティープレイの重要性が増してくる。仲間と話をしながら狩りをしていくにはあまりプレミアムアイテムは必要ないかもしれない。実際プレミアムアイテムを使わないプレーヤーもいる。

 ただ、プレイ中に遭遇したプレーヤーのほとんどはプレミアムアイテムを使用していた。転地の術といった移動に便利なアイテムだけチョイスしている人、対人戦に主眼を置き福袋系を積極的に使っている人など、使用状況は実にさまざまでその方なりのこだわりもあり、興味深かった。

さまざまな機能を持ったプレミアムアイテム。プレイスタイルに合わせて購入できる
街やダンジョンの入口などに瞬時に移動できる“転地の術”。使い勝手の良いアイテムだ 移動速度が上がる“有翼獅子の生き血”効果時間が短く連続使用するには何度もクリックしなくてはいけないため、少し使いにくかった パールバディの福袋を購入し、増えた能力値で敵と対峙してみる。適正レベルのモンスターとの戦闘は結構楽になった
2月に追加された2次転職。キャラクタの正確がより明確になり、パーティープレイの面白さが増した 現在高レベルプレーヤー達で賑わう流配地。レベル55以上のプレーヤー向けのクエストが5月より追加された マンダラ村からは主神戦が行なわれる聖地への扉が開いた


■ カジュアルな大規模PvP戦を実現した「主神戦」

聖地のマップ。中央地帯では3つ巴の激しい戦いが繰り広げられる
 キャラクタがレベル30を超えると選択することになる主神。プレーヤーは創造の神ブラフマー、調和と維持を司る神ヴィシュヌ、破壊と浄化の神シヴァの3つの神からひとつを選択していく。ゲームの開発当初からそれぞれの主神固有の「主神スキル」というものの存在がアナウンスされており、仕える神の差別化が行なわれるアイデアがあったようだが、現在においてもそのスキルは未実装である。バランス調整などが難しいところもあって見送られているのかもしれない。

 正式サービスと同時に「聖地」というフィールドにおいて「主神戦」という大規模PvPがスタートした。聖地は3つの主神の城にわかれた場所で、中央の中立地帯で3つ巴の激しい戦いが繰り広げられることになる。このフィールドはどこでも敵対する主神に所属するプレーヤーへの攻撃が可能になる。レベル30以上のプレーヤーがこの戦いに参加できる。

 各主神の城と見張り台には巨大な光の球である「カーラ」が設置されている。プレーヤー達は敵対勢力のプレーヤーを排除してこのカーラを入手することを目的とするのである。カーラは一定のダメージを与えることで破壊され破片となってプレーヤーの鞄の中に収まる。この破片を自軍の陣営に持ち帰ることで確保ができるようになるのである。破片を持ったプレーヤーは他プレーヤーにはっきりわかる形で表示される。もし彼が運搬途中で倒されてしまったら、破片はその場に落ちてしまう。

 カーラは初期の状態では各勢力のところに3つ設置されている。カーラを自軍に5つ確保することができた陣営は、自軍の“変転の門”から「チャトランガ」という天空の城に移動できるようになるのだ。チャトランガは強力なモンスターがひしめいている恐ろしい場所だが、攻略することでボスモンスターに挑戦できるようになる。上級プレーヤーならその腕試しにぜひとも挑戦したくなる場所である。

 筆者はレベル41、現在「タントラ」の上級プレーヤーはレベル70を超える人達である。彼らが主役の聖地では、筆者は下っ端にしか過ぎない。上級プレーヤーにはなでられただけで倒されてしまうドキドキしながらこの主神戦に参加した。

 聖地では平日の昼間ですらプレーヤー達がカーラを奪い合っている。ゴールデンタイムや休日では戦いも激しくなる。戦いには各勢力の城に設置されている呪法の門から瞬時に移動できる。筆者のような弱いキャラクタでもいきなり最前線に行くことができるのだ。

 筆者は他のプレーヤーが戦場に飛ぶのを見計らってから後ろから戦いに参加させてもらった。敵対勢力のプレーヤーにさわられたらあっと言う間に倒されてしまうが、同じ勢力の強いプレーヤー達が数と力を背景に他の勢力をぐぐっと圧迫していく姿はかなり興奮させられた。パーティーを組んで戦って連携しているプレーヤーも多かったが、同じようにソロで敵と渡り合っているプレーヤーも多かった。

 高レベルのプレーヤーでも敵の集中砲火を浴びてしまえばあっと言う間に倒されてしまう。突出することに注意しながらも、果敢に敵に切り込んでいったり、数が少ないときはおとりのように敵を引き込んだりとプレーヤーの思惑が絡み合う戦いの場は見ているだけでも面白かった。それと同時に、高レベルのキャラクターなら彼らと一緒にバリバリ戦えるのになあと、ちょっと歯がゆく感じた。

 聖地では敵対プレーヤーに倒されても経験値が減少しない。倒されると主神貢献値が減るが筆者はまだレベルが低いせいかほんの少ししか減らず、だからこそ積極的に前線の様子を見ることができた。レベル30~40のプレーヤーでは大した働きはできないが、本作のプレーヤーならばたとえ低いレベルでも是非一度主神戦に参加してみることをおすすめしたい。最前線で行なわれているスピーディーなスポーツのような戦いは、その強いプレーヤー達に強いあこがれを感じさせてくれるはずである。レベル上げを頑張ろうと、気合いが入ってくるだろう。

 主神戦では、死亡時のペナルティーは少なく設定されており、高レベルキャラクタならば自分の強さをたっぷりと体験できる。死亡時は所持金が半分になるが、城の倉庫を利用すれば、お金はほとんど失わない。非常にシンプルな、だからこそ激しい大規模PvP戦は独特なものがある。仲間との連携をできるようになればよりうまく戦っていけそうだ。

シヴァ城。プレーヤーはいつでも門を通じて最前線に移動できる。敵を蹴散らし、光の球カーラを奪い合うのが目的だ
筆者の力では中央地帯で激しく戦う人達の写真を撮るのがやっとだった。カーラを奪取するためには、高レベルの連携のうまい戦闘集団を編成する必要がある


■ 難関ダンジョン・チャトランガと、限られた時間に解放されるカーリーの奈落

 聖地でのカーラーの奪い合いを征し、どこかの勢力が5つのカーラーを集めるとチャトランガへの道が開く。平日ではゲームの参加人数が少ないためかカーラの奪い合いのスピードが激しいようだ。筆者は一度だけ幸運にもチャトランガにはいることができた。しかし他のプレーヤーはカーラの攻防に夢中なのか後続は誰も入ってこなかったため、入口のモンスターにあっさり倒されてしまい、奧を見ることができなかった。

 チャトランガでは複数の敵を倒し、そこからアイテムを集めていき、それを繰り返すことでボスモンスターへの挑戦権を得ることができるが、一定時間しかこのダンジョンにいられない上、他勢力のプレーヤーも後からはいることが可能になり、彼らとの戦いも起きる。高レベルのプレーヤーがパーティーを組み、きちんと目的を把握してゲームを進めていく必要がありそうである。

 聖地は他に「カーリーの奈落」というダンジョンへの入り口が開く場所でもある。このダンジョンは現在のところ1週間に1回、日曜日の21:00に3分だけ入り口が開く。カーリーの奈落は3つに分かれていて、レベル30~45、46~61、そして62以上のキャラクタ用になっている。モンスターの配置はチャトランガと似ていて一定の範囲に大量のモンスターがひしめいていて、パーティーを組まないとちょっと攻略が難しそうだ。

 筆者はソロプレイでパーティーの人達が切り開いたおこぼれをもらうように前に進んでいったが、その取得経験値には驚かされた。フィールドの通常モンスターの倍はもらえるのである。さらに装備を強くできる「精錬材料」も入手できる。高レベル向けのダンジョンならばさらに良いアイテムが入手できるようだ。一杯にひしめいていた敵モンスターをどんどん倒しながら奥に進んでいく展開も面白かった。

 この「おいしい」ダンジョンのユニークなところは本当に短い間しか入り口が開かないところだ。このダンジョンの開放は毎週行なわれるゲームイベントに近いノリがある。開始直前には入り口である主神像の前に多くのプレーヤーが集っていて、お祭り気分も体験できた。ギルドのイベントとしてももってこいだろう。

 今回、筆者はアイテム課金と主神戦という新しい要素に的を絞ってゲーム世界を体験をしてみた。主神戦に関しては、スピーディーでわいわい楽しめるという点で本作ならではの個性を感じた。「A3」のトーナメントや、「ラグナロクオンライン」のチーム戦のような勝利のためにきっちり作戦を練るような緊張感の強い戦いと言うより、ずいぶんカジュアルな印象を持った。もっとも、主神戦は始まったばかりであり、戦法は今後徐々に確立されていくだろう。

 気軽に参加し、他のプレーヤー達から離れないように、数で前線を押し上げ戦っていくと言う感触はわかりやすい楽しさがある。もっとも、戦略を練り、eスポーツのように戦略と連携を追求して強さを証明したいというプレーヤーには少し物足りないかもしれない。戦略や作戦を求めるプレーヤーに応えるプランとしては、攻城戦要素を取りいれた「要塞戦」の実装が予定されている。

 アイテム課金に関しては、「パールバーディの福袋」が2,480円というのはやはり高いかな、という印象がある。最もそのために機能を削り、割引をされた福袋が用意されているわけだが、月額課金をしているMMORPGの1カ月のプレイ料金として考えれば割高感は否めない。対人戦を目指すプレーヤーは勝つためにこのアイテムを必要とするプレーヤーも多いのだから、もう少しお手頃でも良いのではないだろうか。

 ただ、福袋などの能力値上昇のアイテムは、使えばゲームが少し楽にはなるが、仲間とパーティーを組み、毎日経験値稼ぎに励めばそれほど必要を感じないのは確かである。また、有翼獅子の生き血は、すぐ効果が切れてしまい何度もクリックする必要があるなど、使い勝手に難があるアイテムもあった。

 キャラクタの外見を変えたり、スキルや能力値を初期化するのにも現金が必要だというのも面白いポイントだと思う。韓国産MMORPGはキャラクタの職業ごとに有用な能力値の構成や必要なスキルなどががっちり決まっている場合も多く、仮にふり直しできてもその選択肢は非常に限られているゲームも多い。選択を失敗したプレーヤーがお金を払えば何度でもやり直しができるというのは便利であるだろう。

 「タントラ」は今後のアップデート計画がいくつか発表されている。6月には超難関ダンジョンである「始皇帝稜」が追加される予定だ。それ以降のアップデートでは攻城戦要素を導入する「要塞戦」がある。韓国のプレーヤーはひたすらレベルアップを目指すプレイスタイルが盛んだという。筆者は「タントラ」はこういったプレイスタイルに応えるべく進化している印象がある。日本のユーザーの反応が楽しみである。

カーラを5つ集めることで城から移動できるチャトランガ。屈強なモンスターがひしめく難関だ
1週間に1度しか開かないカーリーの奈落。開始前には多くのプレーヤーが聖地の主神像の前に集まる。1時間しかいられないため、パーティーを組んで多くのモンスターを撃破するというスタイルの方がより多くの経験値を稼げるようだ

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【タントラ】
  • CPU:Pentium III 400MHz以上(Pentium III 1GHz以上)
  • メモリ:256MB以上(512MB以上推奨)
  • HDD:1.2GB以上
  • ビデオカード:VRAM 16MB以上 (64MB以上推奨)

□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ
http://www.gungho.jp/
□「タントラ」のページ
http://www.tantraonline.jp/
□関連情報
【4月19日】ガンホー、MMORPG「タントラ」正式サービス開始記念
全6回のイベント「破壊と再生の輪舞」を実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050419/tantra.htm
【4月14日】ガンホー、「タントラ」の正式サービス発表会を開催
アイテム課金制を採用し、4月27日より正式サービス開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050414/tant.htm
【3月28日】ガンホー、WIN「タントラ」主神の守護像を守りぬけ! 模擬主神戦「信仰の道標 ~届け我等が願い、神々の地へ~」を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050328/tantra.htm
【1月21日】ガンホー、「タントラ」大規模アップデートを実施
オリエンタル色豊かな3つの新マップを実装
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050121/tantraup.htm
【1月7日】PCゲームファーストインプレッション「タントラ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050107/tan.htm

(2005年6月6日)

[Reported by 勝田哲也]


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