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会場:太正浪漫堂 Sakura Cafe
帝都華撃団の「ミニミニライブ」としてはおそらくは最後となる今回のショウ。舞台に上がるのはダンディ団のダンディ・団耕助役の園岡新太郎さん、西村ヤン太郎こと西村陽一さん、ベロムーチョ武田こと武田滋裕さんの3名。これまでのステージでは客電が落ちてからスタートしたが、今回は明るい中を客席後方から、お客さんと握手を交わしながらメンバーが登場した。というのも、ステージを始める前に中越地震で被災された方へのチャリティオークションを行なうためだ。 チャリティオークションに出品されたのはサイン入りののれんやTシャツ、CD。そして最後に登場したのが、全員のサインが入った白ボアのコート。この商品が出た瞬間、会場は一気にヒートアップ! アッという間に値段が跳ね上がった。しかし園岡さんは「そんなにお金を使わないでくださいね」と配慮して、最終的に1万円出せる人でじゃんけんするということとなった。 ここから本格的な舞台に突入。タイトルに“ふろく、西村陽一&武田滋裕”とあるが、もちろんダンディ団の3人として舞台は進行していく。ダンディ団のテーマともいえる「ダンディー」で幕を開け、3人で初めて歌った歌という「輝く、銀座ストリート」へと続く。合間のトークでは「はじめは“ダンディ商会”だったんですよね。そのころはたくさんいたのに“団”になったら3人になったんですよ、知ってます?」と結成秘話を披露。なぜ減ったかについては、「ついてこれなかったんじゃないですか? いろいろな意味で」とかえされ、笑いを誘った。 このあと、西村さんの歌う「ラムネの歌」、そして武田さんがやりたかったという「赤ワニダンス」。西村さんは歌い終わった感想は開口一番、「はずかしー! とにかくはずかしー!!」と“はずかしい”を連発。一方、武田さんは「たのしいっすねぇ」と口にできないほどぜーはー息切れ状態。それくらいの“赤ワニダンス”を披露していた。 このあとは一気にコント状態に突入。だじゃれ替え歌連発で、李紅蘭の「光武」を……光武→こんぶ→子分と解釈したり、「ったく、しょうがないなぁ。ビシッと決めますよ (西村さん)」と意気込んで挑んだ「我が名はジャベール」では“れんこん”を担ぎ出したり、「少年レッド」、「私のお気に入り」、「心は砂漠のように」など“一発ネタ”をたたみかけるように連発。最後には「夜のサンバ」で西村さんの産婆まで登場。会場も笑いに沸いた。 続いて、この夏の「スーパー歌謡ショウ『新・青い鳥』」でゲスト出演することが決定している神崎すみれこと富沢美智恵さんの“逸話”を「すみれチャチャチャ」に乗せて披露するなど笑いの絶えない展開。ダンディ団曰く「歌って、踊れるギャング団」が「手軽で便利なお笑いトリオ」と呼ばれていると嘆く。 しかしやるときはやるのがダンディ団。広井王子氏が「ふらっと入った銀座の帝劇で観た『ミスサイゴン』。その第二幕の歌声にしびれた」と園岡新太郎さんにリクエストした「ブイドイ」を熱唱。これは“本物は違う”と実感させられる素晴らしい歌声で、会場もその歌声に酔いしれた。
最後は「ゲキテイ」で締めくくられた今回の「ミニミニライブショウ」。越後湯沢で合宿して作成されただけあって(だから冒頭にチャリティが行なわれた)、きっちりと作り込まれていた。次回の舞台もどのような活躍を見せてくれるか楽しみなところだ。
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□セガのホームページ (2005年4月16日) [Reported by 船津稔 / 写真提供:セガ]
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