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価格:6,990円
今回公開された情報は、主人公フィオナ・ベリが幽閉されている古城の主ロレンツォとフィオナを執拗に追う追跡者リカルドのプロフィール。そして、物語の舞台となる古城には錬成部屋と呼ばれる部屋があり、ここではアイテム錬成を行なうことができるという。 ■ ロレンツォ(Lorenzo)
非常に老齢なため足は衰え、車椅子の生活を余儀なくされている。現在はリカルドに城の実権を奪われ、自身は彼に見つからぬように城内の何処かに隠れ住んでいる。 フィオナに電話で「リカルドに気をつけろ……」と警告をし、逃げ出すための助言をしてくれるのが彼だ。どうやらリカルドとロレンツォは激しく反目し合っているらしい。 主従関係にある二人がなぜ? 礼儀正しく、ときに荒々しくフィオナに接するリカルドから老人であるロレンツォは、フィオナを守るのか? 果てそうな声で、しかし強く絡みつく、そう、フィオナがこの古城で目醒めたときから感じていた、粘着質で執拗に身体に絡み纏わりつく不快な視線……それと同じ眼光を湛える萎えた老人が? そしてフィオナはロレンツォから、驚愕の真実を告げられることとなる。
その真実がフィオナにもたらすものは、救いか、絶望か、または狂気そのものなのか……。
フィオナの運命は、二人の男により急加速で歪みはじめる。
■ リカルド(Riccardo)
老齢のロレンツォが姿を隠したのを好いことに、執事でありながらダニエラやデビリタスを従え、城の支配者的立場に就く。 目的遂行のためならば、男はもちろん、女に暴力を振るうことに何の疑問も持たない冷酷な男。 嫌がるフィオナを古城に留めようとするが拒絶され、力ずくで我がものにしようと追跡する。しかし、それほどまでして何故フィオナを欲するのか?
礼儀正しい執事を演じる顔の裏には、錬金術を用いた狂気的とも言えるおぞましい目的が隠されている。目的の遂行、知識の探求に、感情の理解など必要ないと考える彼の欲求がフィオナの心を激しく姦していく……。
本来なら城主と執事といった主従関係にある2人が、なぜ、反目しているのかは不明であるが現段階でわかっていることは、フィオナに対して協力的なのは城主ロレンツォで、敵であるのは執事リカルドと言った感じである。しかし、この奇妙な関係はいつバランスを崩すのかはわからない。誰を信用し、誰に対して用心をすればいいのか。そんな心理的怖さも本作の持つ魅力ではないだろうか。 デビリタス、ダニエラに続き3人目の追跡者としてその詳細が明らかになったリカルド。その表情はフードで覆われているため、ハッキリと見ることはできないが、彼はデビリタスやダニエラと異なり“銃”を所持している。
リカルドの恐怖は“銃”の一言につきる。デビリタスやダニエラの至近距離からの攻撃は、接近したときのみの恐怖であるが、リカルドはフィオナを見つけると遠距離からでも発砲をしてくる。多少傷つけてもフィオナを捕らえるという彼の行動は、狂気そのものであると言っていいだろう。
また、リカルドの武器は“銃”だけではない。もうひとつダビリタスやダニエラと異なることがある。それは彼の移動速度だ。フィオナを見つけるまでは“銃”を弄びながらゆっくりと歩くリカルドであるが、フィオナの気配を察知したり、歩く姿を見つけた途端にものすごい勢いで走って追いかけてくる。ただし、リカルドは「怪しい」と感じた方向にわき目も振れず突進する癖があるので、ちょっとした死角が回避場所になることがあるという。
城内のどこかに、かつて錬金術を密かに実験していた部屋があり、その施設は今でも使用することができる。「メダリオン」と呼ばれるアイテムを入手することによって、アイテム錬成を行なうことが可能となる。
最後になるが本作のシネマティクス・ディレクターである竹中直人監督の撮影風景を紹介したい。
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□カプコンのホームページ (2005年4月14日) [Reported by 志賀康紀]
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