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カプコン、PS2「DEMENTO (デメント)」
古城の主と執事、2人の登場人物などを公開

4月21日 発売

価格:6,990円

 株式会社カプコンは、シネマティクス・ディレクターとして俳優/映画監督・竹中直人氏が参加しているプレイステーション 2用ゴシック サイコホラー「DEMENTO (デメント)」の最新情報を公開した。

 今回公開された情報は、主人公フィオナ・ベリが幽閉されている古城の主ロレンツォとフィオナを執拗に追う追跡者リカルドのプロフィール。そして、物語の舞台となる古城には錬成部屋と呼ばれる部屋があり、ここではアイテム錬成を行なうことができるという。


■ ロレンツォ(Lorenzo)

 フィオナが囚われた古城の主。

 非常に老齢なため足は衰え、車椅子の生活を余儀なくされている。現在はリカルドに城の実権を奪われ、自身は彼に見つからぬように城内の何処かに隠れ住んでいる。

 フィオナに電話で「リカルドに気をつけろ……」と警告をし、逃げ出すための助言をしてくれるのが彼だ。どうやらリカルドとロレンツォは激しく反目し合っているらしい。

 主従関係にある二人がなぜ?

 礼儀正しく、ときに荒々しくフィオナに接するリカルドから老人であるロレンツォは、フィオナを守るのか? 果てそうな声で、しかし強く絡みつく、そう、フィオナがこの古城で目醒めたときから感じていた、粘着質で執拗に身体に絡み纏わりつく不快な視線……それと同じ眼光を湛える萎えた老人が?

 そしてフィオナはロレンツォから、驚愕の真実を告げられることとなる。

 その真実がフィオナにもたらすものは、救いか、絶望か、または狂気そのものなのか……。 フィオナの運命は、二人の男により急加速で歪みはじめる。

【ロレンツォ】


■ リカルド(Riccardo)

 城主であるロレンツォと激しく反目している。

 老齢のロレンツォが姿を隠したのを好いことに、執事でありながらダニエラやデビリタスを従え、城の支配者的立場に就く。

 目的遂行のためならば、男はもちろん、女に暴力を振るうことに何の疑問も持たない冷酷な男。

 嫌がるフィオナを古城に留めようとするが拒絶され、力ずくで我がものにしようと追跡する。しかし、それほどまでして何故フィオナを欲するのか?

 礼儀正しい執事を演じる顔の裏には、錬金術を用いた狂気的とも言えるおぞましい目的が隠されている。目的の遂行、知識の探求に、感情の理解など必要ないと考える彼の欲求がフィオナの心を激しく姦していく……。

【リカルド】


 本来なら城主と執事といった主従関係にある2人が、なぜ、反目しているのかは不明であるが現段階でわかっていることは、フィオナに対して協力的なのは城主ロレンツォで、敵であるのは執事リカルドと言った感じである。しかし、この奇妙な関係はいつバランスを崩すのかはわからない。誰を信用し、誰に対して用心をすればいいのか。そんな心理的怖さも本作の持つ魅力ではないだろうか。

【スクリーンショット】
ここでリカルドが言っている「じじい」とはロレンツォのことである。暴力をもってそのロレンツォの居場所を聞き出そうとするリカルド 電話の主はロレンツォ。「リカルドには気をつけろ……」とのことだが、ロレンツォの視線は異様なまでにもフィオナに絡みつく フィオナの服がこれまでに紹介してきたものと比べると違っていることがわかる。そして、髪型もショートカットになっていることにも注目だ
近くにいるのだがリカルドの姿を見つけだすことができない。まさか、目に異常が!? 異様な形をした剣を持つのはリカルドなのであろうか? 断片的に古城に運ばれたときの記憶が蘇ることがある
【背景ショット】
物語の舞台となる古城の背景であるが、外観はオンボロといった感じで手入れもされていないようだ。しかし、内部は外観からは想像もできないほど美しい


 デビリタス、ダニエラに続き3人目の追跡者としてその詳細が明らかになったリカルド。その表情はフードで覆われているため、ハッキリと見ることはできないが、彼はデビリタスやダニエラと異なり“銃”を所持している。

 リカルドの恐怖は“銃”の一言につきる。デビリタスやダニエラの至近距離からの攻撃は、接近したときのみの恐怖であるが、リカルドはフィオナを見つけると遠距離からでも発砲をしてくる。多少傷つけてもフィオナを捕らえるという彼の行動は、狂気そのものであると言っていいだろう。

【スクリーンショット】
ときには天に向かって威嚇射撃を行なうこともある。この威嚇射撃の銃声に驚き足がすくんでしまい、フィオナはパニック状態になってしまうこともある
銃弾は当たり所が悪いと一発の銃弾によって、フィオナは転倒してしまい、恐怖のあまり次の瞬間にはパニック状態へと陥ってしまう


 また、リカルドの武器は“銃”だけではない。もうひとつダビリタスやダニエラと異なることがある。それは彼の移動速度だ。フィオナを見つけるまでは“銃”を弄びながらゆっくりと歩くリカルドであるが、フィオナの気配を察知したり、歩く姿を見つけた途端にものすごい勢いで走って追いかけてくる。ただし、リカルドは「怪しい」と感じた方向にわき目も振れず突進する癖があるので、ちょっとした死角が回避場所になることがあるという。

【スクリーンショット】
普通なら気がつくような場所でも、リカルドの突進型の性格を逆手にとることでやり過ごすことができる
大きな窓とカーテンがある。カーテンの裏に隠れることができそうだ



 城内のどこかに、かつて錬金術を密かに実験していた部屋があり、その施設は今でも使用することができる。「メダリオン」と呼ばれるアイテムを入手することによって、アイテム錬成を行なうことが可能となる。

【錬成部屋】
城内には「メダリオン」があちこちに落ちている。このアイテムを錬成部屋に持っていくことでアイテム錬成を行なうことができるということだ
組み合わせによって様々なアイテムができるようである



 最後になるが本作のシネマティクス・ディレクターである竹中直人監督の撮影風景を紹介したい。

【撮影風景】


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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「DEMENTO」のページ
http://www.capcom.co.jp/demento/
□関連情報
【3月18日】カプコン、PS2「DEMENTO (デメント)」
“隠れる”などの基本行動についての詳細を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050318/dem.htm
【2月25日】カプコン、PS2「DEMENTO」 パートナー「ヒューイ」など登場人物の情報を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050225/dem.htm
【2004年10月15日】カプコン、PS2「DEMENTO」4月21日発売決定
公式ページではイベントシーンの配信や壁紙ダウンロードなど実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050204/demento.htm
【2004年1月15日】古城に幽閉された少女の狂気からの逃亡劇
カプコン、PS2「DEMENTO」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041015/dem.htm

(2005年4月14日)

[Reported by 志賀康紀]


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