古城に幽閉された少女の狂気からの逃亡劇 カプコン、PS2「DEMENTO」
発売日:未定
価格:未定
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恐ろしい運命にいきなり巻き込まれてしまったフィオナ。おとなしいが、芯はしっかりした女性 |
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フィオナのパートナーとなるヒューイ。もともとどこかで飼われていたらしく、首輪に名前が書かれていた |
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デビリタス。普段は庭仕事など城での雑務をこなしている。言いつけを理解できるようだが、言葉を話すことはない |
株式会社カプコンはプレイステーション 2用ソフトとして「DEMENTO(デメント)」を発売する。発売日、価格は未定。
「DEMENTO」 とはラテン語で「狂気」の意味。本作は俳優/映画監督・竹中直人氏がデモシーンの監督を行なう作品。「ホラー好きだが、これまで機会がなかった」と語る氏が、すべての登場人物に直接演技指導を行ない、“間”の演出にこだわった本作は、完成に期待がかかる作品である。
主人公は大学に通う18才の女性、フィオナ・ベリ。彼女は久し振りに両親と再会したときに事故に巻き込まれてしまう。気がついたとき、彼女は一糸まとわぬ姿で、見知らぬ地下室、しかも「檻」に閉じこめられている。恐怖に怯えながら檻から抜け出し、さまよううちに、フィオナは自分がいるところは、古い城であることを知る。
城の住人から、フィオナが巻き込まれた事故により両親は亡くなってしまったこと、縁戚のあるこの城に連れてこられたこと、そしてこの城の「後継者」になったことを知らされるが、フィオナは困惑するばかり。逃げだそうとしたところ、城の住人達は悪意を持って彼女を阻む。
そして、逃げ場のない城の中で彼女を追う男、デビリタスの存在が、さらにフィオナの心に恐怖をもたらす。デビリタス自身には危害を加えるつもりはないかもしれないが、その歪な外見、興奮して抑制できなくなってしまっている幼い精神は、フィオナにとっては怯えるしかない対象だ。
彼女が城の中で唯一心を許せる存在は、ヒューイ。彼女と同じように城に捕らわれていたホワイトシェパードである。フィオナはヒューイをパートナーに、城からの脱出を試みる冒険に乗り出していく。
本作は、恐怖の演出と共に、パートナーである犬との冒険の感触にもこだわりを持って制作されるとのこと。ヒューイのモーションには、アクター・ドッグを起用、モーションキャプチャーにより、「本当の犬らしさ」を追求しているという。ヒューイとのコミュニケーションは、信頼関係を築くことでより充実したものになる。ヒューイを誉め、時にはしかり、仕草を読みとって理解を深めていけばよりよいパートナーとなっていくだろう。
……しかし、だからこそ、ひとりになったときの恐怖は、より一層深まる。何かの時にヒューイと離れてしまったとき、プレーヤーは真の恐怖を知ることになるだろう。
ゲームシステムなどの詳細がわかるのはこれから。竹中直人氏をはじめとした制作スタッフは、どんな狂気を我々の前に見せてくれるのだろうか?
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※ 画面は開発中のものです
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「デメント」のページ
http://www.capcom.co.jp/demento/
(2004年10月15日)
[Reported by 勝田哲也]
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