警視庁、「著作権超侵害中」と書かれたWEBサイトで 海賊版ソフトを販売していた男性2人を逮捕
11月19日 発表
警視庁生活経済課と武蔵野署、東村山署は、WEBサイトで海賊版ゲームソフトを販売していた江戸川区のフリーライター男性と、同居していた無職男性の2人を著作権法違反の疑いで17日に逮捕した。
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が発表した情報によると、この男性らは3月ごろから「ブレインネット」というWEBサイトを開設し、プレイステーション 2やファミコン用の海賊版ゲームソフト、プロテクト機能を無効化する改造を施したゲーム機などを販売。これらを約半年の間に330人に対して販売し、1千万円以上を売り上げていたと見られている。
このWEBサイトでは、トップページに「著作権超侵害中」、「著作権ってなんですか? 全部コピーで、いいじゃない」といった文章が掲載されていたという。8月にはパソコン雑誌にも紹介されており、この中で同サイトの「運営責任者」は、海賊版ソフトは海外サイトからのダウンロードや香港で買い付けるなどして入手していることや、著作権侵害で摘発される恐れはないことなどを話している。
このほかにも、フリーライターの男性は「サイバーユーキ」というペンネームで、雑誌の執筆や自費出版の書籍を手がけ、海賊版ソフトに関連する情報を提供していたという。
ACCSでは、海賊版の販売や無許諾アップロードといった、不正コピーに関する情報提供を求める窓口をWEBサイトに設け、著作権保護のための活動を行なっている。
□社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会のホームページ
http://www.accsjp.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.accsjp.or.jp/news/041119.html
□関連情報
【5月18日】福岡県警ハイテク犯罪対策プロジェクト
ゲーム画像を無断使用したホームページを初めて摘発
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040518/accs.htm
【2003年5月15日】群馬県警など、「ピクミン」ライターを
無断販売していた業者を摘発
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030515/piku.htm
(2004年11月19日)
[Reported by 石田賀津男]
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