エレクトロニック・アーツ、Necca秋葉原にて
「スター・ウォーズ バトルフロント」メディア対抗ゲーム大会を開催
ぶっちぎりのスコアでGAME Watch戸塚氏が優勝
10月6日収録
会場:Necca 秋葉原店
10月6日、エレクトロニック・アーツ株式会社(以下、EA)はNecca秋葉原店にて、PC版「スター・ウォーズ バトルフロント」のメディア対抗ゲーム大会を開催した。
「スター・ウォーズ バトルフロント」は、PS2版、Xbox版、Windows版をそれぞれ10月7日の発売を予定している、シューティングアクションゲーム。プレーヤーは、映画「スター・ウオーズ」そのままの世界を舞台に、反乱軍、帝国軍、共和国軍、連合軍の兵士となり、戦いに参加する。
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ゲーム大会の司会をつとめたエレクトロニック・アーツPRマネージャー大塚さん |
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ゲームと、大会のルールの説明を行なうエレクトロニック・アーツ制作部プロデューサー豊嶋氏 |
どの機種でもオンラインでの大人数の対戦が楽しめる(PS2では、最大16人、Xbox版は24人、PC版は32人)のが特徴で、少人数のプレイでも、CPUが操るNPCが多数戦いに参加するので、手軽に「大規模な戦い」が体験できるようになっている。シングルプレイでも楽しめるようになっており、映画のストーリーをベースにさまざまなシナリオが用意されているという。
基本的なシステムはEAが発売している「バトルフィールド1942」シリーズに準じた形になっており、ブラスターを撃つ突撃兵や、ライフルを撃つ狙撃兵、バズーカを撃つ工作兵など数タイプのユニットからキャラクタを選択して戦闘に参加、フィールド上にはAT-STやスピーターバイクといった“乗り物”があり、これに乗り込んで戦うことも可能。敵の兵士を倒し、拠点を奪うことで勝利となる。
本作の最大のセールスポイントはその世界観へのこだわりにある。映画の名場面を彷彿とさせる各マップには、それぞれ原作ファンを唸らせるオブジェクトが配置され、映画のセットを歩いているかのような感触をもたらす。プレーヤーキャラクタはその影まで造形にこだわっており、ドロイドのひょろ長い姿、ウーキー族の奇妙な形の銃……などなど、「スター・ウオーズ」の映画から、あらゆるエッセンスを抽出して形作られている。
ゲームとゲーム大会のルールの説明を行なったEA制作部・プロデューサーの豊嶋氏は、「原作ファンはもちろんのこと、手軽なプレイ感覚は、原作に余り詳しくない人も楽しんでもらえる作品だと思います」と語る。豊嶋氏のオススメのキャラクタは連合軍に所属する「ドロイド」。「操作が少し特殊ですが、シールドを張ることができたり、使いこなせれば非常に強力なキャラクタです」とのことだ。
ゲーム大会には本誌GAME Watchほか、LOGIN、Gpara.com、Game-Style、ソフトバンクゲームズgooGameの各編集部が参加、3つのマップで戦い、Kill数で競うことになる。マルチプレイではゲーム内で倒されてもすぐに自軍の拠点で復活することができる。拠点をすべてどちらかの勢力下におき、復活が出来なくなった状態で兵士が倒されてしまった時点で勝敗が決する。
最初の対戦が行なわれたのは、「Episode V:帝国の逆襲」に登場した雲の中に浮かぶ都市、クラウド・シティ。円形の大きなステージを通路がつなぐ、という構造になっていて、通路での激しい銃撃戦が起こりがちなステージだ。このマップで多くのスコアを稼いだのが、GAME Watchの戸塚氏とLOGINの山本氏。
両者の戦いは対照的で、戸塚氏はガンガン前線に切り込み、次から次へと敵をうち倒すのに比べ、山本氏はスナイパーライフルで遠くから近づく敵をしとめていく。筆者が感心させられたのは、両者の「障害物」の利用のうまさだ。撃っては、隠れる。まさに射撃の基本ではあるのだが、両者は非常にこの使い方がうまい。通路のかたむきさえ身を隠す壁に利用し、ちょっと顔を出しては敵をターゲット、的確にしとめていく姿は、戦い慣れしたゲームプレーヤーの腕前を感じさせた。
続く第2マップは「Episode II:クローンの攻撃」でクライマックスシーンとなったジオノーシス。連合軍のドローンと共和国軍のクローン兵士が大規模な戦闘を行なった場所だ。このステージは広大なオープンフィールドで戦うようになっている。
このステージの有効な戦い方を見せつけたのは戸塚氏。4足歩行の強力な兵器、AT-TEにいち早く乗り込み、生身の兵士達をつぎつぎとうち倒していったのだ。その姿はまるで無人の荒野を突き進むようで、後ろから見ていても非常に爽快であった。
第3のマップはタトゥイーン。物語の主人公である、ルーク、アナキンの生まれ故郷であり、映画でも紹介されることの多い場所。ファンにとっても一番なじみ深い砂漠の惑星である。このマップには「Episode VI:ジェダイの帰還」に登場した巨大な口そのもののクリーチャー、サーラックがいて近づく生身のキャラクタを飲み込んでしまう。
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見事優勝を果たしたGAME Watch編集部、戸塚氏(Tyokuta@ukeru.net) |
このマップも戸塚氏の独壇場だった。帝国軍チームの戸塚氏は、味方NPCが操るトリ足形歩行兵器AT-STを強奪、「プレーヤーの方がNPCより優先権があるんですよ」と筆者に解説をする余裕を見せながら、生身の兵士に容赦なくビームを浴びせかけていた。筆者が感心したのは、戸塚氏の乗り物への執着のなさである。不利になったらすぐに乗り捨て、うまくその激戦地から逃れ、再び入手したAT-STでポイントを稼ぐ。その思い切りの良さと、戦場を移動する作戦は実に有効なようだった。
結果、3戦とも他編集部を寄せ付けないスコアで戸塚氏が優勝賞品である「スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX」を手にした。2位の「タイファイター・フィギュア」を手にしたのは、LOGIN編集部の山本氏、3位はソフトバンクゲームズ編集部の鈴木氏だった。
戸塚氏は、勝利の秘訣として、「とにかく乗り物で人を狙う」ということを上げた。「今回の勝敗の条件が“Kill数”だったので、まず乗り物に乗って、有利な状態で“生身の敵”を倒すと言うことに専念しました。この『スター・ウォーズ バトルフロント』は乗り物の強度がある程度原作に沿ったものになっているので、かなり強力なんですね。特に、2戦目や、3戦目のような比較的開けたマップならば、この戦法は強力です。兵器によっては、爆風で攻撃ができるのも大きなメリットですね。足下に着弾させるように狙いました。1戦目のクラウドシティーでは、乗り物は戦闘機が中心だったので、乗らなかったんですよ。ここでは、手榴弾の使い方を工夫しました」
戸塚氏の好成績の秘密には、本作品のベースとなった「バトルフィールド1942」の熱心なプレーヤーでコツをつかんでおり、その上で本作ならではの特徴を把握し、最大限に利用した、ということが上げられるだろう。メディア対抗戦で好成績を残した戸塚氏(Tyokuta@ukeru.net)の視点で語られる、「スター・ウォーズ バトルフロント」のレビューにもご期待いただきたい。
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ゲーム大会の模様。ほとんどの人が言葉を発しない、緊張感のある試合となった |
非常に的確な狙撃を行なっていたLOGINの山本氏 |
AT-TEを操る本誌から出場した戸塚氏。すでに無敵状態である |
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第3戦のスコア。戸塚氏が、2位以下を大きく引き離している |
2位の賞品「タイファイター・フィギュア」を手にした山本氏 |
3位の「Xウイング・フィギュア」を手にしたのはソフトバンクゲームズの鈴木氏 |
□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「スター・ウォーズ バトルフロント」のページ
http://www.japan.ea.com/battlefront/
□関連情報
【10月6日】PC/PS2/Xboxゲームレビュー
スター・ウォーズの世界をFPSで完全再現!!
ジェダイと共に戦い、銀河に平和をもたらせ
「スター・ウォーズ バトルフロント」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041006/swbf.htm
【8月23日】EA、PS2/Xbox/WIN「スター・ウォーズ バトルフロント」
各勢力がぶつかり合う集団戦を再現した3Dアクション
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040823/swbf.htm
(2004年10月6日)
[Reported by 勝田哲也]
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