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CPL2004 夏季大会日本予選観戦レポート |
会場:LEDZONE
「“PLAY HARD. GO PRO.”(真剣にプレイしろ、そしてプロになれ)」をキャッチフレーズに、プロフェッショナルなレベルでプレーヤーが腕を競う、Cyberathlete Professional League 2004 夏季大会(CPL2004 夏季大会)が、東京蒲田にあるLEDZONEで6月27日に行なわれた。LEDZONEはナムコが「Counter-Strike」をベースとして作ったゲーム「カウンターストライクNEO」のプロモーションとマーケティング調査のために作った実験店舗だ。それだけにCPLの舞台となるのは必然とも言える、意義ある会場である。
大会では、6月の5日、6日に11チームが参加して行なわれたオンライン予選を勝ち抜いた4チームがLEDZONEに集い、オフライン(LAN)環境で行なわれるダブルイルミネーション形式(2度負けると敗退となるトーナメント形式。強豪同士のつぶし合いを避ける意味を持つ)のトーナメント戦でぶつかった。
■ 急速に成長したe-Sportsコミュニティ。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり
今回の大会会場であるLEDZONEには10時の開場前から30人以上の観客が並び、開場してみれば100人以上の観戦者が会場を訪れ、LEDZONEは拡張されて2倍の広さになったにも関わらず、最終的には観客が会場からあふれるほどだった。国内のCS大会では初めて見る光景であり、e-Sportsに興味を持つ人々が加速度的に増えていることの表れだろう。
昨年冬に行なわれた「CPL2003 冬季大会」の原稿で、私は「こういった大会を意識したプレーヤー層が厚くなってきた」と書いた。この1年半の間「Kill in Action」と呼ばれているCPLを主眼に置いたユーザー主催の大会を主軸として、Counter-Strikeのコミュニティが「試合としてのCS」熱で盛り上がってきている。CPL2003 冬季大会以来その流れはいっそう加速しており、今回の会場の盛り上がりは前回の大会に比べて大きく成長を遂げた証といえるだろう。
開場前から多くの人がLEDZONE前の階段に並ぶ。その列はLEDZONEのあるビルの外にまでのびていた。ほんの一年前ならば考えられなかった光景だ | 開場直後の観客席だが、あっという間に席が埋まっていく。客層を見ると若い少年の観客達もちらほら |
会場内はあっという間に満席。立ち見を追加しても間に合わないぐらいで、外では入場待ちの観客が発生していた |
LEDZONEはつい先日、店舗を拡大した。今回は観戦専用開場としてそちらも解放されていたが、それでも人は収容しきれず立ち見がでてしまっていた |
■ CSを「試合」として見るときの前提知識をおさらい
やはり、「Counter-Strike」を試合としてみるためには前提知識としてある程度の要素を知っておいた方がいいだろう。それは、野球で送りバントや外野フライでのタッチアップの意味がわかるかどうかに近いからだ。これから説明をすることを覚えておくと、試合がぐっとおもしろくなってくる。
・資金と買い物の管理
これは前回の原稿触れたことだが、CSではスタート時に武器を購入して戦いに望む。CSでは、この武器購入に必要な資金管理が重要で、あえてラウンドを負けて資金を貯める行動を「エコ(もしくはエコラウンド)」と呼んでいる。決してただ無駄死にするために、買い物をしてないわけではないのだ。
ただ、基本的にCT側はT側に一回突入を許してしまうと、戦力を分散させているために、一気にやられてしまうことが多い。Tの突入時点でいかに敵の数を減らせるか、突入されたとしても仲間が助けに駆けつけるまでいかに凌ぐかということが重要になってくる。そして、C4が設置されたら今度はCT側が突入する側に回る。設置ポイントでC4を守るTの配置をいかに崩して突入するかに気を配らないといけないわけだ。
さて、この突入というのがこれまた難しい。たいてい1カ所の爆弾設置ポイントには複数の進入ルートが用意されている。突入の際はこの「複数の進入ルート」から「タイミングを合わせて」、「射線が重ならないように」突入するのが理想だ。そのために選手達は突入のタイミングを合わせる練習を行なったり、曲がり角のどこら辺まででたら敵に発見されるか、曲がり角からでるときはどういう風にでるべきかということを考えて練習している。
この突入に関する作戦やマップを把握した上での移動というのはCS最大の肝であり、これが完璧ならば個人技が不十分でも試合を有利に運べる要素といっていい。この部分こそ練習をした分だけ結果がでる分野であり、勝つためにはもっとも重要な要素だ。
爆破ポイントを3人以上で守ることは基本的に少ないと推測される。そのため、数で相手を殲滅させるのに必要な3名をC4設置部隊として派遣する。さらにこの場面では、millではなかなか使われない地下通路を通って、相手の裏側から気づかれずに進行している。地下通路は気づかれるとCTに前後を挟まれてしまうので、この場合はT側の思い切りの良さが目立っている |
爆破ポイントにC4を設置した場合、Tの残りメンバーは爆破ポイント下の広場を経由して援護に向かうのが基本となる。この援護を広場の外から狙うCT側の伏兵的戦術だ。相手の意識の外に自分の身を置き、背後から攻撃を仕掛けるのがCSでは基本となるが、これを完璧にするためには敵の思考を詰め将棋のごとく読み切る必要がある |
・個人技
そして最後に控えるのが個人技だ。前回の原稿でも軽く触れたが、CSでは銃弾が狙ったとおりに飛ばず、素人がいきなり弾を敵に当てるのはほぼ無理だ。撃ち続ければ銃弾の反動で銃口が跳ねて、撃てば撃つほど着弾地点はずれていくし、移動中に撃てばあさっての方向へ弾は飛んでいく。選手達は、これを練習に寄って照準技能を高めて克服しようとしている。とはいうものの、撃っても同じ場所に弾が飛ぶわけでもなく、走りながら照準通りに狙えるわけではない。
厳密に表現すると、銃口が上へ跳ねるなら照準を下へずらすようにマウスを移動させ、撃つ瞬間には「ブレーキ」と呼ばれる移動方向とは逆にキーを押すことによって移動状態が解消された瞬間に撃つことで狙い通りに飛ぶようにしているのだ。これを極めると「敵の姿を見えた瞬間に頭を撃ち抜く(1発で敵を倒せる)」ことができる。海外に出た日本代表達が「海外のプレーヤーと戦うと、敵の姿が見えた瞬間に頭を撃ち抜かれることが多かった」とコメントしているが、これはブレーキがしっかりできる相手に撃たれたということだ。
■ チーム力か個人技の能力の高さか、6試合すべての見所を解説!
では、オフライン予選で行なわれた6試合の見所をスクリーンショット付きで解説していこう。前章の話を前提として見て貰えると、より一層その深さがわかるだろう。
・第1試合 Four Dimension(4DN) VS Legendo(LEG) (Map de_nuke)
開始直後の前半1ラウンド目CT側でスタートしたLEGENDは、優勝最有力候補と言われていた4DNを撃破! 一気に波に乗ろうと攻勢をかける。一方4DNは2~3ラウンド目をエコラウンドとして捨て、4ラウンド目で各自武器を購入して反撃をスタート。
この4ラウンド目、本大会中でもそのAim力の高さが際だっていたENZA選手(ゲーム中はSenzakiとなっている)のプレイが凄かった。爆弾設置ポイントの建物を外から回り込んで迎撃に来ようとする敵を2人連続で間髪入れずに倒し、続けて外側を防衛する1人を倒してしまう。ここで流れが一気に4DNへ傾いた。ピストルラウンドを取ったことでLEGEND有利かと思われたにもかかわらず、前半は8対4と4DN優勢で折り返した。この勢いは後半も止まらず、メンバー各自は安定した力を発揮。後半の4DNがラウンドを連取しLEGを下した。(4DN:13対4:LEG)
前半第1ラウンドで4DNのラッシュの出鼻を挫いたSticky選手のシーン。ここで4DNを止めることができなければ4DN側の圧勝だったはずだ。本当に見事ともいえる2連続ヘッドショット | 記事中でも紹介したENZA選手の連続フラグシーン。2人連続で建物内に入ってくる敵を倒す。大会ともあれば普通は緊張してしまいなかなか思うように動けないのだが、過去に世界での試合を経験しているだけあり冷静にゲット |
1ラウンド目がキーポイント。結果自体はCTスタートのNSが制したのだが、LNVはC4を仕掛けることができたためにボーナス賞金をゲット、これが後々に効いてくる。次の第2ラウンド、LNVはC4設置ボーナスを使ってDEエコを仕掛ける(ハンドガンの中でも威力の高いDesertEagleのみを買ってスタート)。
その結果NSは勝利したものの、3人が殺されFAMAS等のアサルトライフルを失ってしまう。続いて3ラウンド、一般的にはNSの勝利は堅いと思われたのだが、NSは2ラウンドで武器を失ってチーム内で武器の受け渡しが発生。スタートが遅れてしまった。
一方、LNVがここでラッシュと呼ばれる突撃戦術をとったため、スタートの遅れから配置が不十分だったNSはこのラウンドを落としてしまう。この試合はここがキーポイントだった。この勢いは止まらず、LNVはそのまま前半を9-3で折り返し、後半戦1ラウンド目を取ってそのまま勝ちを決めた。(NS:3-13:LNV)
キーポイントとなった、第3ラウンド。際立ったプレイをみせたのがzero選手だ。ハンドガンでNSのRips選手を倒し、拾ったサブマシンガンで勝負を決めた。このエコラウンドを制したことが試合の流れを一気に決めたと言えるだろう。NSは武器の受け渡しに時間がかかってしまったことが悔やまれる |
・第3試合 Four Dimension VS La Nouvelle Vague (MAP de_train)
本大会のベストバウトと言える試合だった。1ラウンドを制した4DNは順当に第2ラウンドもゲット。しかし、3ラウンドで4DNに隙が生じた。LNVは3ラウンドにAKを購入して賭に出たのだ。4DNは意表をつかれてしまい、LNVのSang0選手と4DNのSpiNer選手との1対1の勝負まで持ち込まれる。ここでLNVのSang0選手が踏ん張って勝利を収めたことで試合の流れが大きく動いた。
互いにラウンドを1個ずつ取り合った6ラウンド、LNVはエコを行なったにも関わらず4DNを逆に残りひとりまで追いつめたのだ。結局LNVはこのラウンドを落としたものの、勢いはさらに加速し、LNVが7~10ラウンドまで立て続けにゲット。前半が終わってみれば6対6のイーブンとなり、会場は4DNにいよいよ土が付くのかと固唾をのんで見守った。
しかし、そこで終わらなかったのが4DN。後半1ラウンドを制し、そのままの勢いで第4ラウンドまで一気にラウンドを取り、最終的には13-9で4DNの勝ちとなった。やはり4DNのここ一番での地力の高さが光った試合だと言えるだろう。タラレバは結果論なので、言い出したらきりが無いのだが、後半第5ラウンドからLNVが3連続ラウンド取得ができたことを考えると、後半の第3ラウンドでLNVがM4を購入したことが、ターニングポイントだったように思える。あそこで買い物を控えていれば、もしかしたら番狂わせを演じることができたかもしれない。(4DN:13-9:LNV)
ドキドキの緊張感のなか死闘を繰り広げるラストマン勝負。読み合い勝負の1対1の先にはチームの勝利が……。このラウンドを得たことがLNVに前半の好結果をもらたらしたといっても過言ではない | 6ラウンドで4DNのピンチを救ったXrayN選手のM4。ここで4DNがラウンドを落としていたら、結果は大きく違っていたのかもしれない |
第3ラウンドまでを先取したLEG。第4ラウンド目も無事にC4を設置し、解除されないように防衛網を張るが、NSにことごとく突破されてしまった。あわやC4解除でNSがラウンドを取り返すか? と思った瞬間、爆破ポイントの後方に潜んでいたLEGのSticky選手が人数的に不利な条件にも関わらず、残りの敵2名を倒し目標の爆破に成功。
NS側は再度エコを実行し、5対0でLEG有利となった第6ラウンドで試合が動いた。NSのAINO選手がAWPを使って、LEGの選手を連続で倒していったのに加え、4ラウンド目でナイスプレーをしたLEGのSticky選手がバックアップに来た味方を射殺するという痛恨のミスが発生してしまった。
ここで一気に流れを引っ張り込んだNSに対し、LEGは踏ん張って第7ラウンドを取り返したのだが、流れは止まらない。第8ラウンド目、NSのRIPS選手がLEGの本命部隊の背後をとり1人を射殺し相手を混乱に追い込んだ。結局ここで試合の流れは一気に逆転。以降のラウンドはNSがキッチリと防衛を果たし、前半は6対6で折り返した。しかし、NSの流れもここまで。後半はLEGENDが第1~4ラウンドを立て続けにゲットし、流れを一気に引き戻して勝ちを決めた。(LEG:13-9:NS)
このde_cpl_millというマップは、T時の攻めのバリエーションと連携が試されるMAPになっている。それだけに日頃の練習量がそのまま実力の差として現れてくるわけだ。試合の総括としては、LNVのT時の作戦にLEGが圧倒された印象だ。きめ細かなプレッシングでじわじわと攻める作戦は、まるで詰め将棋ようにLEGを追いつめていく。思い切ったプレイができていればここまで大差はつかなかったと思うのだがそれは結果論。
おそらくLEGの選手達は、どこへ行ってもLNVの選手に狙われているような錯覚にとらわれていたに違いない。LEG側には第6ラウンドで買い物ミスなどが発生していたが、それだけ追いつめられていたと言うことだろう。個人スキルでは決して劣っていないLEGだが、LNVの作戦力でその実力を押さえられた格好の本試合。「腕で劣っていても頭で勝つ」という、CSが他のFPSと違う最大の特徴を見せつけられた。(LEG:2-13:LNV)
CPL本戦に出たCatastrophe選手やCyrus選手率いるLegendo。思い切りのある戦いができなかったのが残念なのだが、随所にポテンシャルが見え隠れしていた。写真は、Legendoの選手が超遠距離にも関わらずアサルトで敵を倒しているシーン。こんな豆粒のような大きさの敵を倒すのは弾がそれるCSではかなり難しい |
そして、大会はいよいよ最後の決勝を残すのみとなった。4DNはここまで負け無しで駒を進めている。1年前、CPL 2003夏季大会の日本代表であったDeadly Driveは負け無しでの予選通過を果たしているがCPL本戦では初戦で敗退した。CPL 2003冬季大会の代表であるNicotineも同様に本戦で勝利を飾ることができなかった。しかし、あのころとは状況が違う。「Counter-Strike」というゲームを「試合」というスタンスを持って突き詰めるプレーヤー層の厚さはあのころとは桁違いに増えている。そういった環境を、4DNが「負け無し」で勝ち抜ければ、こんどこそ日本代表は本戦での初戦勝利を飾ってくれそうだ。決勝戦はそういった大きな期待感を観客に抱かせつつ始まった。
・第6試合 Four Dimension VS La Nouvelle Vague (MAP de_dust2)
ここで勝てば優勝が決定する4DNに対して、2回戦で4DNに対して1敗しているLNVは後に引けない試合となった。しかし、蓋を開けてみると、4DNの完成度は今大会最高の高まりを見せた。KeNNy選手がこれまでに溜め込んでいたものを爆発させるかのようにおお暴れをしだし、それに呼応するように他のメンバー達も暴れ出す。ここで負けてなるものかというLNVも陽動などさまざまな手段で突破口を切り開こうとするが、Aim力の差が如実に出てしまう結果となった。
結局、危なげなく4DNは着実にラウンドを稼いでいき、第3試合で苦戦を強いられたLNVに13-2という大差で勝利し。晴れて日本代表として渡米するチケットを手に入れた。正直な話「4DNがすごかった」という一言でしかこの試合は表現できない。見せ場らしい見せ場がKeNNy選手の神がかった射撃シーンしかなく、それすらも淡々と倒しているように見えた。決してLNVが弱かったわけではない。しかし、4DNはそれをも軽く上回っていた、それがおおきく実証された戦いだったといえるだろう。
KeNNy選手がBポイントにトンネルを抜けて侵入してきた敵を迎撃しているシーン。2対1の不利な場面となっても的確に射撃し、あっというまに倒してしまった。4DNの個人技の高さを証明したワンシーンと言える | 爆破設置ポイントにすでに敵が入ってしまった状態。4DNのEnza選手は設置ポイントの上部小窓からそろりと首を出し、その瞬間に敵を撃ち抜いた。とっさの判断でAWPを当てる技術には刮目するものがある |
■ チーム力 VS 個人技、個人で勝てる時代は終焉を迎えた
今回のCPL2004 夏季大会だが、構図としては「チーム力 vs 個人技」という形で語ることができるだろう。特に、今大会を圧倒的な強さで勝ち上がった4DNは、マネージャーのkei選手の自宅に選手5人が集まり「強化合宿」を行なってきた。それは4DNのメンバーを含め、世界を経験した選手全員が持っている「海外で勝とうと思ったら、LANでの練習を高密度でやるしかない」という共通認識に基づくものだ。4DNはその認識を実証するかのごとく、ぶっちぎりでの優勝を飾った。
彼らの会場での試合風景を見ていると、ボイスチャットではなく「生声」で情報を送りあい、意識を盛り上げ、マップによっては座る位置を変えるという事まで考え、そして実行していた。この4DNの努力に関しては、また別稿にて詳しく紹介したい。また、LNVもメンバーの多くが日本中に散っていると言うことで、オンラインでの練習を余儀なくされたものの、その練習量と掛けた時間は桁違いだ。
4DNはマップによってプレーヤーが座る位置を変えていた。CT側で同じところを守るプレーヤー同士を近づけるためだ。これによって、意思疎通に使う生声の利点が生きてくる。通常のボイスチャットでは別々のチームにいるプレーヤー同士の指示が重なってしまい混乱の元になったが、これならばそういう心配はない |
CSは他のFPSと違い、「正面から撃ち合う」という事が少ない。考えた作戦を忠実に実行し、敵の裏を取り虚をついて攻撃する事がほとんどだ。そして、一方的に撃たれ始めたが最後、撃たれた側は抵抗する間も無くやられてしまう。6試合の中で2試合あった、一方的な試合展開は、練習によって積み上げてきたチーム力が遺憾なく発揮された結果といえるだろう。そういった意味で本大会は、「大会があるからチームを組む」のではなく「大会を目標として日々の研鑽を積む」という方向にプレーヤーの意識が大きく変化するターニングポイントとなる大会と言ってもいいだろう。
今回勝ち抜いた4DNは7月の28日から行なわれる本戦に出場し、世界に対してチャレンジすることになる。おまけに来年度からは世界10カ所の開催地をつかって賞金総額約1億円のCPL World Tourが実施されることが決まっている。“e-Sports”の熱い波は世界から確実に日本へ押し寄せていると言えるだろう。
今後、こういった大会は、7月にも予選が始まるWorld Cyber Games、11月には今回と同じくNVIDIAがメインスポンサーとなって「CPL2004 冬季大会」の開催が決定している。大会終了後のインタビューでは、本戦に参加したチームの多くがこういった大会へ、今回のチームを維持したままでの参加をしたいと答えていた。今後こういった大会へ参加する人数はもっと増えていくことが予想される。さらに多くのゲームプレーヤー達がゲームを「ゲームとして」遊ぶ一方で、「競技」としてその技術やチーム力を昇華させていくことを期待したい。
(2004年6月29日)
[Reported by tyokuta&BRZRK&Te2@ukeru.net]
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