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マイクロソフト、「Rise of Nations ~民族の興亡~」の拡張セット |
価格:未定
マイクロソフト株式会社は、2003年7月に発売した3Dリアルタイムストラテジー「Rise of Nations ~民族の興亡~」に新たな内容を追加する拡張キット「Rise of Nations ~民族の興亡~: 皇帝と革命軍」を6月に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は未定。発売日や価格は5月に改めて発表するとしている。
アメリカ海兵隊による市街戦。冷戦における最大のライバルはロシアになる |
オランダ対ドイツの大海戦。同作ではオランダは、中世のバイキング的味付けの海洋国家になるようだ |
新キャンペーンの実装により細分化されたアメリカ大陸。ラコタの敵はヨーロッパ民族すべてだ |
ボードゲームスタイルのキャンペーンモード「世界征服キャンペーン」や、国境の概念、多種多様な勝利条件の設定など、RTSという新興のゲームジャンルに旧来のストラテジーゲームを強く意識した温故知新的な新システムを盛り込み、RTS界に新風を巻き起こしたことはよく知られる。
今回発表された「皇帝と革命軍」は、そのユニークなゲームデザインをさらに先鋭化させつつ、さらにRTSとしての完成度を高める要素を多数盛り込んでいる。中でも大きな要素が、「世界征服キャンペーン」に、その当時の主役と目標を明確にし、史実に沿って歴史のIFを堪能できるキャンペーンシナリオの導入だ。
サブタイトルもここから来ており、具体的にはアレクサンドロス大王、ナポレオン、新世界(アメリカ開拓史)、冷戦という4つのテーマに沿ったキャンペーンシナリオが用意される。これに付随して、新たに6つの民族が追加される。アメリカ、オランダ、インド、ペルシャ、イロコイ、ラコタ、いずれも征服国あるいは被征服国に該当する民族ばかりだ。
そしてさらに「政体」という新しい概念が導入される。政体には、独裁制、君主制、民主制、資本主義、社会主義、共和制といったものがあり、政体の選択により、各民族の特性に加えて、政体別の特性が加えられることになる。これにより、同じ民族でもプレーヤーによって個性が生まれることになる。
新ユニットは20種類以上。ペルシャ軍の代名詞である象兵やアメリカの海兵隊、西部劇を彷彿とさせる先住民族ラコタの連発式ライフル銃騎兵など、民族の特徴を色濃く反映させたユニットが用意される。RTSファンには要注目の拡張キットといえそうだ。
【スクリーンショット】 | ||
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日本語版の最新スクリーンショット。すでに日本語が組み込まれており、発売はそう遠くないことを伺わせる |
【新キャンペーン】 | ||
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残る3本の新キャンペーンマップ。冷戦以外は、すべて限定マップになっているところに注目。とはいえ、マス目は細かく区切られているため、ボリュームはたっぷりのようだ |
【偉大な建造物】 | ||
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偉大な建造物も新たに3つ追加される。左から順に紫禁城、空中庭園、ラールキラー。それぞれ絶大な効果を秘める |
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□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Rise of Nations ~民族の興亡~」の公式ページ
http://www.microsoft.com/japan/games/ron/default.asp
□関連情報
【2004年3月25日】【Game Developers Conference 2004】レポート
マイクロソフト、WIN「RISE OF NATIONS」の拡張パックを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040325/ron.htm
【2003年7月9日】PCゲームレビュー「Rise of Nations ~民族の興亡~」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030709/ron.htm
(2004年4月16日)
[Reported by 中村聖司]
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