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【Game Developers Conference 2004】レポート
マイクロソフト、WIN「RISE OF NATIONS」の拡張パックを公開
会場:San Jose McEnery Convention Center
■ 新たに6つの新国家が登場 タイトルは「RISE OF NATIONS THRONE & PATRIOTS」。直訳すれば「RISE OF NATIONS ~帝王と愛国~」となるが、日本版のサブタイトルは未定。今作は続編ではなく“拡張パック”という位置づけであり、プレイするためには「RISE OF NATIONS(以下RON)」本体が必要になる。ターンベースの高度な戦略ゲーム性にリアルタイム性の高い戦闘アクションを融合したユニークかつスリングなゲームデザインはそのままに、RONユーザーの声をフィードバックした形で文明間の強弱バランスなどを洗練させたものになっており、ユーザーの立場からすれば実質的なメジャーバージョンアップと見てよい。 拡張パックといえば、楽しみなのが「追加される新国家(文明)」。今作では新たに6つの国家が追加されている。その6つとは、ネイティヴアメリカン2種(イロクォイ族、ラコタ族)、アメリカ、オランダ、ペルシャ、インドで、それぞれ既存文明にはないようなユニークな特徴付けがされている。たとえばラコタ族には、RONのキモといえる国境の概念がなく、ネイティヴアメリカンらしい自由度の高い奇襲を主軸とした戦略が組立られる。また、近代アメリカの海兵隊は、隠密行動に優れ、どこにでも身を隠すことができるステルスユニット的な活躍を見せる。
RONのグラフィックスは、国家は違っても文化圏が同じだと共通であったが、今作では新設された国家の建造物、ユニークユニット、地形背景が新規に描き起こされており、見た目にも華やかになっている。筆者が確認した限りでは、新規に起こされたのはネイティヴアメリカンとアメリカなど。その他の国家ではRON本体の既存グラフィックを流用しつつ、部分的に追加グラフィックスを使うようになっていた。
■ 新キャンペーンを4タイプ新設
シングルプレイ用のキャンペーンモードには、総数130ミッションからなる新シナリオが設定された。新シナリオは、以下の4タイプが新設されている。 これは、政府タイプを社会主義、資本主義、専制体制、共和体制といったものから選べる仕組みで、選択したタイプによって同じ国家でも文明特性が変化し異なる戦術が取れるようになる。具体的に言えば、アメリカや日本を社会主義にしてプレイすることも可能なわけだ。
同一国家でも、その政府タイプによって個別のユニークユニット「愛国(PATRIOT)ユニット」が作成できるのも新要素のひとつ。サブタイトルの「PATRIOT」はここから来ているものと見て間違いない。
■ 日本での発売の予定あり。時期は未定
オリジナルの英語版は、北米地区で4月28日から発売される。本作のプロダクトマネージャによれば「3月下旬現在、ゲーム本体の制作はほぼ完了している。現在は最終的な調整を行なっている段階」という。日本での発売は未定としながらも「予定あり。しかし、最速でも5月以降になるだろう(同プロダクトマネージャ)」とコメントしてくれた。
□Game Developers Conferenceのホームページ http://www.gdconf.com/ □マイクロソフトのホームページ http://www.microsoft.com/japan/games/default.asp □関連情報 【3月24日】Game Developers Conference 2004開幕 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040324/gdc.htm (2004年3月25日) [Reported by トライゼット西川善司]
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