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コンピュータエンターテインメントレーティング機構
ゲームソフトに内容を示すアイコンを新設



【年齢別レーティングマーク】
 特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)は、従来の年齢別レーティングマークに追加して、コンテンツディスクリプター(内容表示)アイコンを新たに設定したことを発表した。

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が、家庭用ゲーム機の高性能化、ゲームソフトの内容の多様化などにより、自主規制の見直しを迫られ検討を進めた結果、ゲームソフトを年齢別に区分するための独立機構として、2002年6月に任意団体コンピュータエンターテインメントレーティング機構を設立した。2002年10月より運営を開始し、2003年12月には東京都より特定非営利活動法人(NPO法人)として認証を受けている。

 年齢別レーティングマークとは、ユーザがゲームソフトを購入する際に、表示年齢以上向けの表現が含まれているゲームであることを示すマーク。このマークは内容について対象年齢を表示しているだけで、年齢による購入規制を行なうものではなく、ユーザや販売店側に対して、ゲームソフトへの注意を喚起し、自主規制するための情報を提供している。年齢区分には「全年齢」、「12才以上」、「15才以上」、「18才以上」の4種類のマークがある。これら以外のマークとして、「教育区・データベース」、体験版に表示される「CERO規定適合」、ゲームメーカーが制作中のソフトの販促物などに表示される「審査予定」の3種類がある。

 ちなみにこれまで900タイトル以上の審査を行ない、約7割が全年齢対象で、それ以外がレーティング対象となっているという。

 今回、追加されるのはコンテンツディスクリプターアイコン。これはゲームソフトのレーティングがどのカテゴリーの表現によって決定されたかを示すマークで、「恋愛」、「暴力」、「ギャンブル」など9種類のカテゴリーが用意されている。これにより、ゲームソフトを購入する際に、対象年齢が指定されている理由も提供されることになる。これらのアイコンが、パッケージに表示された製品が市場に出回るのは6月以降の予定。

【コンテンツディスクリプターアイコン】
恋愛 セクシャル 暴力 恐怖 ギャンブル 犯罪 飲酒・喫煙 麻薬 言葉・その他


□コンピュータエンターテインメントレーティング機構のホームページ
http://www.cero.gr.jp/
□ニュースリリース
http://www.cero.gr.jp/news/040412.html
□関連情報
【2002年7月29日】コンピュータエンターテインメントレーティング機構が説明会を開催
社会的倫理水準と表現の自由の適合点を探る
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020729/cero.htm
【2002年6月6日】CESA、ゲームソフトに年齢別レーティングを設定する
独立機構「CERO」を設立
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020606/cero.htm

(2004年4月13日)

[Reported by 滝沢修]

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