CESA、ゲームソフトに年齢別レーティングを設定する
独立機構「CERO」を設立

6月6日 発表

 社団法人コンピュータエンタテインメントソフトウェア協会(CESA)は、ゲームソフトに「年齢別レーティング制度」を設定する独立機構「コンピュータエンターテインメントレーティング機構(Computer Entertainment Rationg Organization 略称:CERO)」を設立すると発表した。

 「CERO」は、社会的な倫理水準のもと、ゲームソフトに「年齢別レーティング区分」を設定するのが主業務。具体的には、ゲームソフトの内容を審査し、適正と判断した年齢区分をパッケージに表記。年齢区分が明記された製品の購入はユーザーの自己責任であり、これにより販売店やメーカーとのトラブルを未然に防ぐことができるとしている。

 レーティングの採用は、今秋を目指しているという。審査にあたる人数、選出方法などは未定。必要な経費は、審査料、会費でまかなうとしている。

 CESAは、約4年前から会員各社にゲームソフトの内容表現について自主規制を要請してきたが、ゲーム機の高性能化、内容の多様化などにより、規制の見直しが必要だと判断。今秋からの採用を目指して検討した結果、独立機構で運用すべきとの結論に至り、本機構の設立に踏み切ったという。

 発起人は、弁護士の武藤春光氏、CESA会長の辻本憲三氏、CESA倫理委員長の渡邊和也氏の3名で、6月5日の総会を経て任意団体として設立。役員は、理事長に武藤氏、理事に辻本氏、渡邊氏、後藤弘子さん(東京富士大学助教授)、坂本章氏(お茶ノ水女子大学助教授)、松尾守氏(映倫事務局長)、監事に根岸邦彦氏(根岸会計事務所)が選出されている。

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.cesa.or.jp/press/other/cero020606.html

(2002年6月6日)

[Reported by 北村孝和]

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