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SCEI「グランツーリスモ4」 |
イタリア市街地コースを走るランチア・デルタ・インテグラーレ |
価格:未定
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが今冬に発売を予定しているプレイステーション 2用レースゲーム「グランツーリスモ4」。先日、ツインリンクもてぎにおける車両収録の模様をお伝えしたが、今回は、イタリア、ヨーロッパ、ニューヨークなどのコース、そしてレースカーをはじめとする収録車たちを中心に新情報を紹介する。
プジョーのロゴ、そしてプレイステーションのロゴが目立つプロトタイプカー、クラージュC60プジョーがFISCOを走る | |
イタリア市街地コース | ニューヨーク市街地コース |
「GT4」になっての大きな特徴といえるのが、富士スピードウェイ(FISCO)、筑波サーキットなど実在のサーキットを収録しているということ。前作にあたる「コンセプト 2001 TOKYO」で「コンセプトカーを実際に走らせる」ことを実現した「GT」シリーズの次のチャレンジが、シミュレーション精度の向上により、レースカーの実車のタイムがきちんと出せるサーキット、そしてマシンの再現にある、という明確な意思を感じ取ることができる。
【コースマップ】 | ||
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FISCOのマップ。コースが改修されてしまうので、貴重なデータになるかも | 筑波サーキットのMAPデータ。テクニカルコースとして定評がある | 市街地だけあり、90度コーナーが多いニューヨークコースのMAP |
また、今までも株式会社ポリフォニー・デジタルプレジデントの山内一典氏が語っている「過去の車を多数収録したい」という言葉が、今回発表されたスクリーンショットでもさらに明確になっている。目立つところではいすずの117クーペ、ロータス・ヨーロッパ、アルピーヌ・ルノーA110、シボレー・コルベット・カマロやスティングレイといったあたりが登場している。
さらに、従来のレースカーのラインナップにル・マン24時間耐久レースに出場しているプロトタイプカーまでもが姿を見せている点が興味を引く。ネットワーク対戦も視野に入れ、ますます充実する「GT4」の完成形がどのような形になるのか、注目されるところだ。
【スクリーンショット】 | ||
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■ 「ル・マン24時間耐久レース」レポート
6月に行なわれたル・マン24時間耐久レース。SCEF(ソニー・コンピュータエンタテインメントフランス)がサポートするチームが出場。山内プレジデントも現地を訪れ、ル・マンカーのコクピットに収まったようだ。「GT4」の試遊台も設置されていた模様。山内氏自らのレポートをお届けしよう。
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□プレイステーションのページ
http://www.playstation.jp/
□関連情報
【8月1日】SCEI、「グランツーリスモ4」車両取材を
ツインリンクもてぎで実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030801/scei.htm
【7月30日】PlayStation Meeting 2003詳報
タイトル収穫期に入り出荷本数の好調な伸びの反面に課題も
期待の新作を5本紹介。「戦国無双」と「FF XII」はタイトルのみ公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030730/psm.htm
【5月15日】E3会場で「グランツーリスモ4」の詳細が明らかに
山内一典氏「開発進行度は65%、発売はこの冬を予定」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030515/sce1.htm
(2003年8月23日)
[Reported by 佐伯憲司]
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