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詰め込まれた さまざまなアイデアとこだわり
 Xbox「鉄騎大戦」

発売日:未定

価格:未定

特殊な機体であるシープドック。ボイスチャットならではの活躍が期待される
 株式会社カプコンは、ネットワークに対応した「鉄騎大戦」をXbox用ソフト (Xbox Live) として発売する。発売日、価格は未定。

 大きな専用コントローラで、臨場感たっぷりの戦場を駆けめぐる「鉄騎」。本作ではついにファンが待ち望んだ通信対戦が可能になる。
 対戦モードではプレーヤーは「環太平洋機構」か「海市島運営委員会」のどちらかに所属し、戦うこととなる。最大5vs.5の戦いが可能で、支援砲撃が可能な機体や、狙撃に特化した機体など、複数での対戦で活躍できる機体も用意されている。

 今回明らかになった機体は「コルト」と「シープドック」。特にシープドックは本作を象徴するような機体で、前作と違う「敵が一切レーダー表示されない」というポイントを唯一くつがえす機体なのである。この機体だけは敵をレーダーに捕らえることができ、味方にそれを伝達できる。手に装備しているものは武器ではなく、敵の姿をとらえることのできる「レーダー」なのだ。ボイスチャットにより素早い情報交換ができる本作の利点を、逆手にとって相手を追いつめられるかもしれない。非常にユニークなアイデアが込められた機体といえるだろう。

 他にも機体のカラーと、エンブレムを設定することが可能になったとのこと。エンブレムは好きなデザインを作成可能で、かつデータ交換が行えるのでチームを結成したときのマークとしても使用可能だ。機体の色はあえてはじけた色使いで、敵の集中砲火の的になってみるのもいいかもしれない。

 大きな専用のコントローラや、特徴的な機体デザイン、そしてさまざまなアイデアと一見このゲームは非常に「硬派」で、「敷居が高い」印象を受けがちだが、実はそれだけではないこともお知らせしておきたい。プラズマトーチを使った接近戦など、海外の同系統のロボット対戦ゲームには見られない、日本人スタッフならではの「ケレン味」が隠されているのである。
  なにより広報資料に「VTの性能差が戦力の決定的差ではない」などと書いてあるくらい、スタッフの濃い部分での思い入れも相当な作品なのである。「ロボット好き」な人ならば、硬軟あわせたところでニヤリとさせられるところの多い作品となりそうだ。

【新登場機体】
ビッツシリーズの完成形ともいえる「コルト」。整備・安定性に優れている。 レーダーが特徴的な「シープドック」。この機体を使いこなせれば、対戦はより 面白くなりそうだ

【スクリーンショット】
さまざまなカラーに塗ることができるほか、エンブレムもつけることができる。
 2機の「ビッツ」が、圧倒的性能差のある「ディサイダー」を連携によって倒すシーン。旋回性能、スピードにも勝るディサイダーは一機に気を取られすぎて、不意をつかれ、あわてたところを集中砲火を浴びて倒れてしまう。
 「VTの性能差が戦力の決定的差ではない」とのことだが、「戦いは数だよ兄貴!」といったところだろうか。もちろん、ベテランパイロットならば、数の不利をひっくり返すことも可能だろう。



(C)CAPCOM CO.,LTD.
※画面は開発中のものです

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「鉄騎」公式サイト
http://www.tekki.jp/
□関連情報
【2002年10月24日】Xbox「鉄騎」徹底紹介~導入編~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021024/tekki1.htm
【2002年10月25日】「鉄騎」徹底紹介~解析編~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021025/tekki2.htm 【2003年5月21日】Xbox Liveでネットワーク対戦を実現!
カプコン、Xbox「鉄騎大戦」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030521/tekki.htm

(2003年6月27日)

[Reported by 勝田哲也]


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