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メディアクエスト、「Warlords Battlecry II 日本語版」を6月20日に発売 |
価格:8,980円
株式会社キッズステーションのゲーム部門メディアクエストは、濠Strategic Studios Groupのリアルタイムストラテジー「Warlords Battlecry II」を日本語化して6月20日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は8,980円。
シングルプレイキャンペーンマップ。12カ国67地域という広大さだ |
実際のゲーム画面。2Dベースながら影の表現などもあり、クオリティは高い |
その続編となる「Warlords Battlecry II」は、前作をベースにシングルプレイキャンペーンを大幅に拡張し、そのほか種族、職業、スキル、スペルなどもボリュームアップしている。マルチプレイは最大6人まで対応している。
今回種族は、人間、ドワーフ、アンデッド、バーバリアン、ミノタウロス、オーク、ハイ・エルフ、ウッド・エルフ、ダーク・エルフ、フェイ、ダーク・ドワーフ、ディーモンの全12種。種族によって、就ける職業が異なり、これによってスキルやスペルに差がでてくる。
同シリーズの最大の特徴は、シングルプレイで育てたヒーローをマルチプレイにそのまま投入できるところ。ゲームはまずウォーリアやローグ、プリースト、ウィザードといった基本職の状態からスタートし、レベルアップに応じてクラスチェンジが可能になる。また、キャンペーンを進めていくことにより、直属の部下である「従者」もともに成長してくる。
マルチプレイでは、これらの状態をそっくりそのまま戦場に持ち込むことが可能になっており、この点において同作は通常のRTSとはまったく異なるゲームプレイが堪能できる作品といえる。レベル差や技量差は、マルチプレイオプションで調整が可能のため、レベル差がありすぎて対戦できないということもない。逆に言えば、レベル差のある状態でいかに戦うかという不平等さに新鮮みがある。
ちなみにシングルプレイキャンペーンは、67地域の全制覇を狙うという壮大なスケールになっており、ボリュームもたっぷりだ。シングルプレイにおいても、クエストシステムやアイテムシステムなど、斬新なアイデアが多数詰め込まれており、RTSファンのみならず、日本のシミュレーションRPGファンにも広く受け入れられる内容となっている。
「Warlords Battlecry II」に関して強いて難をいえば、日本語版の発売時期が遅すぎること(英語版は2002年3月発売)、ゲームエンジンが前作と同じ2Dベースのため、現行のRTSと比べるとグラフィックの面で見劣りがすることぐらいだろうか。ただ、ゲーム性の面ではこれほど充実したRTSはなかなかない。この夏お勧めのRTSだ。
同作は、シングルプレイRPGと比べても遜色のないバリエーション豊かなスキルやスペルが用意されている |
基本的なプレイスタイルは「Warcraft III」に近いヒーローを軸にした内容になるが、施設の占領や建物の建設などやるべき仕事は多い |
(C) 2002 Ubi Soft, Inc. (C) 2000 Strategic Studies Group. All rights reserved.Ubi Soft and the Ubi Soft Entertainment logo are registered trademarks of Ubi Soft, Inc.Warlords Battlecry is a trademark of Strategic Studies Group.All other trademarks are the property of their respective owners.
□メディアクエストのホームページ
http://www.kids-station.com/game/
□「Warlords Battlecry II 日本語版」のホームページ
http://www.kids-station.com/game/game_r_warlord_2.htm
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【2002年2月5日】「Warlords Battlecry II」Playable Demo
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(2003年6月5日)
[Reported by 中村聖司]
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