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スクウェア、「FF XI ジラートの幻影」の概要を公開 |
価格:未定
株式会社スクウェアは、昨年11月に発表した「ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影」の概要を発表した。これは、毎月1回、次月以降のアップデート内容の事前告知の場として利用されている「開発ルームより」内で明らかにされたもので、発売日、価格を含む詳細情報についても間もなく正式発表されるようだ。
「ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影」は、現在同社が運営を行なっているMMORPG「ファイナルファンタジーXI」初の拡張キット。同作は昨年12月に有料会員数が損益分岐点を超える20万人を突破し、満を持しての登場となる。
昨年11月の正式発表では、「カザム」、「リキュア砂漠」、「ユタンガ大森林」をはじめとした多数の辺境エリアが追加され、それに付随して「何か」の存在も明らかになるという情報が公開された。「何か」とは、多くの含みをはらんだ言葉で、今回の発表でも謎に包まれたままだが、公開されたスクリーンショットを見る限りでは「召喚獣」というのが有力だ。
さて、今回発表された「ジラートの幻影」の概要は以下の5項目。
・新たなエリアや多数のモンスターの追加
・新エキストラジョブの追加
・ランク6以降のミッションや新たなクエストの追加
・様々な上級アイテムの追加
・その他様々な新仕様の追加
同社では「ジラートの幻影」を、完全にオプショナルな存在として位置づけており、拡張しない場合でも、新エリアで入手可能になるアイテム類の入手や拡張を行なったユーザーとの既存エリアでのパーティープレイをサポートする。ただし、新エリアへの進入はできないため、そこで展開されるクエストあるいはミッションには参加することができない。
これは「何か」を入手するためのクエスト、新エキストラジョブになるためのクエスト等も含まれると見られる。拡張しない場合は、実質的には下2項目しか実装されないことになる。もっとも、MMORPGの追加ディスクの通例として、新エリアの大半は高レベルプレーヤーを対象とした内容になることが予想されるため、拡張の可否は発売後の反応を見てからでも遅くはないだろう。
また、「ジラートの幻影」の配布方法を、従来のアップデートではなくディスクメディアでの配布形式としたのは、単純にサイズの問題としている。月一度のアップデートは大きくても数十MB程度なのに対し、「ジラートの幻影」は全体で数GBにもなるという。ファイルサイズを食っている大きな要因は新エリアのデータで、1エリアにつき数百MBにもなるという。メディアについては、DVD-ROMとしているが、PC版はCD-ROMになることが予想される。
なお、気になるエキストラジョブについては、未だ謎に包まれたままだ。前回の発表時に公開されたスクリーンショットのキャプションに「忍者、召喚士、青魔導師、侍、風水師、竜騎士というのが弊誌の予測」と書いたが、これらは中央の侍らしきキャラクタを除き、11月26日分のアップデートで実装されたアーティファクト装備であることが判明している。予測が外れたというわけではないが、少なくともスクリーンショットに映っているキャラクタは新ジョブではないため、改めてここに訂正しておきたい。
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□スクウェアのホームページ
http://www.square.co.jp/
□「ファイナルファンタジーXI」の公式ページ
http://www.playonline.com/ff11/home/index.html
□関連情報
【2002年11月22日】スクウェア、「FF XI」初の追加ディスク
「ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影」を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021122/ff11add.htm
【2002年12月19日】スクウェア、「FFXI」12月分のアップデートを実施
ナイトに新アビリティ「かばう」の追加 ジュノバザーに関税を賦課など
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021219/ffup12.htm
【2002年10月10日】スクウェア、「FF XI for Windows」の発表会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021010/square.htm
(2003年1月7日)
[Reported by 中村聖司]
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