セガ、「ファンタシースターオンライン」公開βテストを開催 |
会場:Necca秋葉原
PC版のパッケージイラスト |
壇上で挨拶する中裕司氏 |
プレス向けの記者発表会では、まず最初にプロダクトマーケティング部の五十嵐氏がPC版の概略を説明したあと、完成したばかりのPC版のパッケージデザインや初回限定特典として同梱されるマウスパッドを紹介。マウスパッドのイラストは4種類を用意し、どれが入っているかは開けてみるまでわからないという仕組みだ。
続いてPC版の開発を手がけたソニックチーム社長中氏が壇上に上がり、PC版発売に関する意気込みを語った。中氏は最初に「オンラインRPGの入門用として、数多くの人に楽しんで貰える工夫を凝らした」と語り、現在メールやWebブラウジングしかしていないライトユーザー層をターゲットにしていることを強調した。
そしてPC版以降もゲームキューブ版、Xbox版の発売を予定していることを挙げ、「全プラットフォーム合わせてミリオン、ダブルミリオンのユーザー獲得を狙う」と自信に満ちたコメントを行なった。また、「PC版はデータの追加が容易なので、状況を見て色々な対応をしていきたい」とパッチサーバーを利用したPCならではの展開を臭わせる興味深いコメントも聞くことができた。
PC版の海外の展開に関しては、DC版が欧米より日本市場でウケていることから、中国、韓国、台湾を含めたアジア市場を特に重視していくとし、異機種同士での相互接続に関しては、技術的には十分可能だが、PSOは「ロールプレイングゲーム」であるため、一からPSOを始めるプレーヤーとPSOをやり尽くしたハイレベルプレーヤーが、パーティーを組むの好ましくないとの考えから、すべてのプラットフォームを単独で稼働させていく方針だという。ただし、「PC版の売り上げや反響を見て、相互接続することもありえる」とコメントした。
最後に中氏は「開発にここまで時間がかかったのは、ひとえにPSOをたくさんのハードウェアに対応させたかったため」とし、「Pentium 4から低スペックマシンまで、出来るだけ多くのPCで動作するように、豊富なグラフィックオプションを用意したので、ぜひPC版をよろしくお願いします」と締めくくった。
ちなみに、11月20日より行なわれた公開βテスト応募は、事前予約のみで定員になったことが明らかにされた。当日、15時から行なわれた公開βテストでは、予約票を手にしたユーザーが続々とNecca秋葉原に来店し、予約者欠席による数名の補充を除いては、ほぼ予約組で埋め尽くされた状態となった。なお、中氏の挨拶のあと、我々プレスにもテストプレイの時間が割かれ、2時間たっぷりプレイすることができた。その模様はまた改めてお伝えしたい。
マウスパッドのサンプルイラスト。製品にランダムで封入され、どれが手にはいるかは開けてみるまでわからない |
完成したパッケージを手に顔をほころばせる中氏 | 3時と同時に続々と受付に並ぶβテスターたち | サムスン製のノートPCでもらくらく動作していた |
(C) SONICTEAM/SEGA,2000,2001
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ファンタシースターオンライン」の公式ページ
http://www.sonicteam.com/pso/index2.html
□関連情報
【11月20日】セガ、「ファンタシースターオンライン」を12月20日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011120/pso.htm
【9月11日】セガ、PC版「ファンタシースターオンライン」を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010911/pso.htm
(2001年11月23日)
[Reported by 中村聖司]
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