カプコン版「エンパイア・アース」、いよいよ明日発売! |
「エンパイア・アース」のパッケージの中身。ポスターサイズのテクノロジーツリーシートが便利だ |
11月22日にカプコンより発売される「エンパイア・アース」は、日本語マニュアル付き英語版で提供される。完全日本語版の発売は来春予定となっているものの、「エンパイア・アース」の開発元Stainless Steel Studiosの創設者Rick Goodmanは、「Age of Empires」のリードデザイナーを担当したことで知られるが、同作がアジアで大ヒットした経緯から「エンパイア・アース」はダブルバイトを前提に開発が進められているため、そう遠い話ではないはずだ。
そのカプコン版で気になるのは、「日本語マニュアル」の部分。パッケージに同梱される、RTSとしては史上最大級のマニュアルがカプコン版ではどう処理されたのか、かつて「Age of Empires」のマニュアルをぼろぼろになるまで読み込んだ筆者としては大変気になるところ。製品に収録されているものは以下のとおり。
・「エンパイア・アース」製品CD-ROM
・英語マニュアル(全文、238ページ)
・日本語簡易マニュアル(重要箇所のみ、25ページ)
・テクノロジーツリーシート(裏面 全ユニットデータシート)
英語版のマニュアルはそっくりそのまま同梱され、これに加えて、要所を押さえたAoEのクイックリファレンス的な内容をまとめた日本語簡易マニュアルが付属する。これだけだったらちょっと残念な感じだが、14時代の進化の過程が一覧できるテクノロジーツリーシートが丁寧に日本語化されているのは二重丸だ。
ゲームそのものは英語版なので、ユニットの表記はすべて英語のままだが、裏面のユニット一覧部分でスペシャルスキルなどを記した「特記事項」はすべて日本語化されており、簡易マニュアルと合わせて参照すれば「英語が読めなくてゲームの進め方がわからない」ということはないはずだ。ただ、キャンペーンシナリオで使用されるシナリオテキストに対するサポートは一切ないため、英語が苦手な人はクリア条件が記されたBriefingの内容をその都度辞書を引きつつ調べる必要があるだろう。
ただ、荒っぽい見方をすれば「エンパイア・アース」はマルチプレイがメインとなるゲームなので、日本語簡易マニュアルさえ読めば済むともいえる。ただ、現時点でマルチプレイ時に日本語チャットが通らないのは明らかにマイナスで、完全日本語版の登場を待ちたいところだ。
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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□Stainless Steel Studiosのホームページ
http://www.stainlesssteelstudios.com
□「エンパイア・アース」の公式ページ
http://www.capcom.co.jp/empireearth/index.html
□関連情報
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http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011024/capcom.htm
【10月20日】「エンパイア・アース」Demo版
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011020/demo1020.htm
(2001年11月21日)
[Reported by 中村聖司]
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