カプコン、PC事業本格参入を発表 |
カプコンが来年1月に発売するアクションシューティング「エイリアン vs. プレデター2」 |
カンファレンスでは、まず牧谷氏が口火を切り、カプコンがPC事業に本格参入する理由を述べた。それによれば、PCのネットワーク環境の充実ぶり、マウス/キーボードなど豊富なハードウェア資産、市場性とゲーム性という点での高い自由度の3点が、本格参入を決めた理由ということだ。
続いて岡本氏が、同社のマルチプラットフォーム戦略において、PCが重要な位置づけにあることを強調した。今後は同発プラットフォームに、PS2、DCのほかPCも加え、これまで第6開発部が「DIABLO II」などで培ってきたネットワークに関するノウハウなどをコンシューマにも活かし、全体の相乗効果を狙っていくという。
「CAPCOM-PC(仮称)」と名付けられた同社のPC事業は、海外タイトルの移植タイトル、自社コンシューマタイトルからの移植、他社コンシューマタイトルからの移植、CAPCOM-PCオリジナルタイトルの4本柱を軸に展開していくという。具体的なタイトル名については、現時点では従来どおりの海外タイトルやコンシューマからの移植タイトルが中心で、オリジナルタイトルや他社タイトルについては明らかにされなかった。今回明らかにされたゲームタイトルは以下のとおり。
■海外タイトル
・「エンパイア・アース 英語版」(11月22日発売)
・「エイリアン vs プレデター2 英語版」(2002年1月28日)
・「エンパイア・アース 日本語版」(2002年春)
・「ナスカー・レーシング4 英語版」(今冬)
・「スタークラフト廉価版(日本語版)」(今冬)
■コンシューマからの移植タイトル
・「ディノクライシス2」(今冬)
・「ロックマンX5」(今冬)
岡本氏は、ひととおりの事業展開を説明したあと、さらに話を進め、コンシューマからの移植タイトルの候補として「侍が出てくるけど侍スピリッツではない」タイトル、「ゾンビが出てくるけど魔界村ではない」タイトルなどが挙がっていることを明らかにした。また、他社タイトルの移植に関しては、人気の高い既存タイトルを対象にネットワーク機能(インターネットを介したマルチプレイモード)を追加した形で続々とリリースしていくなど、大胆な発言を連発した。
なお、CAPCOM-PCオリジナルタイトルについては現在制作中とのことで、タイトルやゲーム内容などは一切明らかにされなかったが、ネットワークプレイに対応し、魅力あるキャラクタが登場する、幅広いユーザー層にアピールできるタイトルということだ。同社には上記のすべてに該当するMMORPG「レインガルド」があるが、岡本氏によれば「レインガルド2」ではないということだ。ともあれ、同社の今後の展開に期待したい。
第2部では、「エンパイア・アース」の開発元Stainless Steel StudiosのJon Alenson、Ryan Geilerによるデモンストレーションが行なわれた。視点切り替えを多用し、迫力のあるゲーム映像をアピールしていた |
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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
(2001年11月7日)
[Reported by 中村聖司]
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