東京ゲームショウレポート PCゲーム編【後編】 |
韓国ブースで待ち受けていた生首さん。Seed9の恋愛SLG「Tomok」に登場するヒロイン |
会場:幕張メッセ
後編では、バンダイ、エニックス、NTT東日本、コーエーといったメーカーから出展されていたPCゲームを紹介していきたい。
■ 韓国同様のブームを起こせるか!? ネット対戦ゲーム「ポトリス」登場 ~バンダイ
バンダイブースの様子 |
「ポトリス」は、韓国Game Ventureが開発したネットワーク対戦ゲームで、可愛らしい世界観や単純にして奥深い戦術性といった要素が受け、現在1,000万人を超える登録者を記録している化け物ソフト。ゲーム内容はTake17の「Worms」シリーズにかなり近い印象で、数画面分ほどの多階層の2Dマップを舞台に、ユニットを動かして敵に向けてミサイルを撃ち込み、敵のHPをゼロにするか、地面に穴を開けて画面下まで落とせば勝ちとなる。操作はカーソルキーの左右で移動、上下でミサイルを撃ち込む角度を決める。最後にスペースキーを押し続けてパワーを決めてキーを放すと、ミサイル発射となる。
ミサイルが着弾した箇所はぽっかり穴が空き、ミサイルを直接敵に命中させなくても、下に落とせば勝ちになる。この落とし合いがなんともユーモラスで楽しませる。現在同社では、正式クライアントを使った無料キャンペーンを行なっているので、ぜひ一度参加してみよう。
【ポトリス】 | ||
---|---|---|
ご覧の通りの人気ぶり。一瞬で覚えられるわかりやすいインターフェイスが好評のようだった |
□バンダイゲームベンチャーのホームページ
http://www.bandaigv.com/
□関連情報
【10月4日】バンダイ、オンラインゲーム「ポトリス」日本版サービスを10月5日より開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011004/poto.htm
■ 「ディプスファンタジア」βテスターたちとのコラボレーションを実現 ~エニックス
ついに一般初公開となった「ディプスファンタジア」 |
ディプスファンタジアは、オンライン上のユーザーとのコミュニケーションと、パーティーバトルの醍醐味をバランス良く組み合わせた国産のMMORPG。キャラクタ作成時に16色から好きなカラーを選択できるほか、装飾品や装備品によってキャラクタのグラフィックが変化し、自分好みのキャラクタを創り出すことができる。この楽しさはおそらくエニックスブースを訪れた来場者に十分伝わったはずだが、残るパーティープレイの醍醐味を短時間で理解するのは、ちょっと難しいかなぁという印象だった。ともあれまずまずの好評ぶりで、正式稼働日が楽しみだ。
【ディプスファンタジア】 | ||
---|---|---|
左上にいるのが「ゲームショウ2」さん。もうひとりの「ゲームショウ1」はパーティープレイに参加しているのか始まりの街にはいなかった |
□エニックスのホームページ
http://www.enix.co.jp/
□関連情報
【9月10日】エニックス、純国産MMORPG「ディプスファンタジア」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010910/enix.htm
■ 光ファイバ接続でネットワークゲームを体験 ~NTT東日本
NTT東日本は光ファイバによる最大100Mbpsの通信速度を誇るインターネット接続サービス「Bフレッツ」のデモンストレーションと、オンラインゲームポータルサイト「gooGAME for FRET'S」の出展を行なっていた。Bフレッツのデモでは、イマジニアの「e-Racer」、カプコンの「Tribes 2」、サイバーフロントの「Counter-Strike」といった8種類のオンラインゲームを使って、その快適さをアピールしていた。
なお、今回の出展は見送られたものの、気になったタイトルとしてはゲームオンの「アタナシア」がある。アタナシアは韓国のゲームメーカーMari Telecomが開発したMMORPGで、「Ever Quest」ライクなフル3Dのグラフィックを採用し、来春完全日本語版としてリリース予定という。オンラインゲームメーカー4社と提携している同社は「アタナシア」以外にもMMORPGを用意し、gooGAME for FRET'Sを窓口にして展開していくという。ブースでは簡単な情報の紹介のみだったが、将来を楽しみにさせる内容だった。
【NTT東日本ブース】 | ||
---|---|---|
ブースではPCゲームコーナーとgooGAME for FRET'Sの2カ所に分け、ゆったりとした空間でプレイすることができた |
□NTT東日本のホームページ
http://www.ntt-east.co.jp/
■ 「遙かなる時空の中で 2」全国の神子さまが大集合 ~コーエー
以前からブース内でPCゲームタイトルを出展してきたコーエーは、9月28日に発売したばかりの「遙かなる時空の中で 2」を出展。いつもの「信長」「三國志」以上のスペースを確保し、神子(みこ)さま、もとい女性ファンたちの注目を集めていた。今回は、遙か1作のみで、期待されていた「信長の野望」第10作目の出展もなく、新作を求めてやってきたPCゲームファンには期待はずれな内容だったかもしれない。
また、GAMECITYコーナーでは、PCを使ってプレゼント付きの各種アンケートが行なわれていた。こちらも一番人気は「遙かなる時空の中で 2」ポスタープレゼント。PS2版「真・三國無双 2」「三國志 VIII」「太閤立志伝 IV」、Xbox版「信長の野望 嵐世記」といった“濃い”タイトルがひしめくコーエーブースにあって、PCゲームだけが少し違う雰囲気を醸し出していたのが印象的だった。
【遙かなる時空の中で 2】 | ||
---|---|---|
完全に女性に独占されていた「遙かなる時空の中で 2」コーナーおよびGAMECITYコーナー |
□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□関連情報
【10月5日】PCゲームレビュー 「遙かなる時空の中で 2」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011005/haruka2.htm
□東京ゲームショウのホームページ
http://www.cesa.or.jp/tgs/
(2001年10月13日)
[Reported by 中村聖司]
|
GAME Watchホームページ |