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【連載第183回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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DSi、PSP-3000を覆うクリアケースをチェック!
高品質でフチ浮き無しのPSP-3000対応フィルターや、PSPの操作性をアップするグッズを試す |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回は、ニンテンドーDSi、PSP-3000用のグッズを試してみた。どちらも携帯ゲーム機の最新機種であり、筐体の形状が変わったため、全体を覆うグッズはまだ少ないのが現状。今回はどちらもミヤビックスが販売元となっているクリアケースを試してみた。
そのほか、ミヤビックスの高品質な液晶保護フィルター「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」や、HORIのPSP-3000/2000用グッズ、方向キーとアナログパッドにアタッチメントを装着して操作性をアップする「アタッチメントセットポータブル」を使ってみた。
● DSiを丸ごと守るクリアケースが登場! 外側カメラなど各所にしっかり対応!
・「クリアケース for ニンテンドーDSi」
メーカー:ノーブランド(販売 ミヤビックス)
価格:980円
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DSi全体を覆うクリアケース。一体感が高いケースだ |
ニンテンドーDSiを丸ごと収納してキズから守るハードケースが、ミヤビックスよりリリースされた。このグッズは製造メーカーによればノーブランド、輸入品でありバルク品だという。そのためか製品にはパッケージがなく、価格や送料を抑えることもあって簡易包装で送られるということだ。今回はサンプル品をチェックしてみた。
ケースのサイズは縦81mm×横141mm×厚み23mm(約)。重量は約53gとなっている。ハードケースは透明の硬質な素材でできていて、ケースの厚みは約2mmほど。ノーブランドのバルク品と聞くと、どうしても質に不安を感じざるを得ないところがあるが、バリが出ているといった手触りの悪いところも少なく、角の部分の曲線もキレイだ。ケースの透明度も高くて、質のいいケースと思える。
各スイッチ類やカメラの位置は、ケースにしっかりくり抜きがあって、DSカードスロット、ACアダプタ端子、SDカードスロット、タッチペンホルダー、L/Rボタン、ボリュームスイッチ、ストラップホール、ヘッドフォン端子など、全てにアクセスできる。また、天板側にある外側カメラも、カメラの形にあわせて丸くくりぬかれているので、そのまま利用できる。
天板と底面と、外側を全てケースでカバーするが、DSiを開閉させるためにヒンジ部分は保護されない。また、何も付けていないDSiなら180度まで開閉できるが、このケースをつけた状態では、一段手前の「くの字」型までに開閉角度が制限される。普段から180度に画面を開くスタイルでプレイしている人は注意が必要だ。
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外側カメラや各所のスイッチ類は全てアクセスできる。くりぬかれている箇所の仕上げもキレイで、全体に成形もいい。丁寧な出来映えだ |
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ヒンジ部分のケースがあるため、DSiは写真のように180度には開かない |
実際にクリアケースにDSiを装着して使ってみた。手に持ってみると、ケースごと持つことになるので感触はだいぶ変わってくる。クリアケースのツルツルとした感触、そしてケースの厚みが加わってくる。内側はケースが一切かかってきていないので、十字ボタンや各ボタン類の操作には影響はない。
側面にある各部のスイッチ類は、ケースがくり抜かれているのでそのまま操作できるものの、一部、少しケースの厚みのぶん触りづらくなっているのが気になった。一番気になったのはボリュームスイッチで、開口部が少し小さく、指の腹では押せないため、爪先で押すような使い方になった。タッチペンホルダーやSDカードスロットは底面まできれいに開けられ、触りやすい。ボリュームスイッチの箇所も底面側まで大きく開口してもらえたら、より触りやすかったかもしれない。
L/Rボタンはケースが大きく開けてあるため、基本的に操作に問題はないが、ボタンのすぐ上にケースが接近しているため、ここが少し指に当たる。ケースに当たらないよう指の半分でL/Rボタンを押し込むような使い方になった。慣れればほとんど気にならないが、クリアケースを使い始めた当初は気になるかもしれない。
あと気になったのは、外側カメラがむきだしなところ。DSiの外側にあるパーツでは、ここを一番守りたいような気もする。ここになんらかの保護があったら……と考えてしまう。ただ、試しにクリアケースを外側カメラに重ねてみるようにしたところ、うっすらとだが白くぼけた映りになってしまったので、そのままケースで覆うよりは、現状の処理が無難だったのだろうと感じた。それか、保護シールのようなものを用意したほうがいいのかもしれない。
全体を覆うケースだけに、少し操作に気になるところはあったが、大きな問題は感じられず、快適に扱えた。ヒンジの開閉もスムーズで、DSiを閉じたときのケースのかみ合わせもいい。閉じた時に妙な隙間ができるようなこともなく、キレイに成形されているケースだ。ポーチなどを使わずラフにDSiを持ち運びたい、かばんなどに入れて持ち歩き、しっかりとキズから保護したい、そういう人にオススメしたい。
● PSP-3000/2000を守る! ノーブランドのバルク品ながらバランスのいいケース
・「クリアケース for PSP-3000/2000」
メーカー:ノーブランド(販売 ミヤビックス)
価格:980円
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PSP-3000/2000兼用の、全体を覆うクリアケース |
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底面のフタを開くと、写真のように簡易スタンドとして使える |
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底面のフタは写真のようにPSPの文字になっている |
こちらはPSP-3000/2000用のクリアケースだ。DSi用のクリアケースと同じく、ノーブランドによる輸入のバルク品になっている。サイズは、縦74mm×横172mm×厚み18mm(約)。重さは約52gとなる。
PSPの筐体全体を液晶画面ごと、透明な硬質素材のケースで包み込むタイプのケース。ケースには上部にヒンジがあって、ケースを開いてから中にPSPを収納して、ケースを閉じたあと底面のフタでケースをロックするという仕組みだ。ケースに入れたままPSPを操作できる。
特徴的なのは底面のフタで、フタに「PSP」の形が付けられている。ちょっとしたアクセントだ。また、このフタは開くと簡易スタンドのように使うことができた。角度調整の機能などはないが、動画視聴などにちょうどいい角度になる。ただ、あくまで簡易的なものなので安定感はほどほどのもの。誤ってPSPを倒してしまわないよう、安定した場所に置こう。
ケースは各所のスイッチやスロットにアクセスできるようくり抜かれている。方向キーやアナログパッド、□、△、○、×ボタンは、方向キーと各ボタンの周りは余白がないものの、ケースのフチに傾斜がつけられている。アナログパッドの周りは、3mmほどくり抜きに余裕があるほか、フチが斜めになっている。PSP下部に並ぶスタートボタンやセレクトボタン等の箇所は、くり抜きの下側のケースが薄くなっていて、指を置きやすく工夫されている。スピーカー穴とPSP-3000から搭載された内蔵マイク用の穴もしっかりとケースに穴がついている。
L/Rボタンはケースの表側と背面側の間からボタンの頭が出る作り。ケースの厚みの分、少しL/Rボタンの露出が少なくなっているものの、操作しづらいと感じるところはあまりなかった。ただ、L/Rボタンの中心側には少し大きめなヒンジがあるのだが、これが指先に届くと少し感触が悪い。指の長い人は少し指を曲げて指先をL/Rボタンに置くようになる。
PSPの上部にある無線LANスイッチやUSB端子周辺は、ケースに大きな開口部が設けられている。無線LANスイッチは左端がケースに被さってくるのだが、指先でスイッチをスライドできるので、操作には問題はない。USB端子に装着するワンセグチューナーなどのUSBユニットは、いずれも問題なく装着できた。
背面のUMDスロットの周辺は、ケースのフタが180度に開閉するようになっている。ケースを装着したままUMDを交換できる。フタは左右に小さい突起がついていて、この突起をはめ込む形でケースに固定されている。突起を外してフタを開ける時、ちょっと感触が堅かったのだが、何度か使い込むうちに開閉しやすくなった。
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方向キーやアナログパッド、各ボタン類ほか、各所のスイッチをしっかりと操作できるよう、ケースにくり抜きやフチの傾斜がつけられている。UMDスロットを開閉できるようフタがついているほか、USBユニットも問題なく利用可能だ |
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L/Rボタンの内側にはケースのヒンジがあるため、ここに指先が当たってしまうとちょっと感触が悪い |
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アナログパッドは基本的に問題なく操作できるが、指先で操作するように指の置き方を意識しないと、少しケースが当たってくる。欲を言えばもう少し開口部に余裕が欲しかったところだ |
実際に、クリアケースにPSP-3000を収納して使ってみた。基本的にケースと本体の一体感は高いが、PSP-3000と2000の兼用ケースということで、PSP-3000を収納してみると、ケース横端部分の密着感が少し足りないのが気になった。グッとケースの端を押すと、少しだけきしむ感触がある。PSP-2000を収納してみると、このきしむ感触はなかった。
操作には大きな支障もなく、方向キー周り、各ボタン周りの感触もいい。唯一アナログパッド周りだけ、もう少し余裕とケースの傾斜が大きかったらよりよかったかもしれないと思うが、指にケースがひっかかってくることも少なくて操作はしやすい。スタートボタンやセレクトボタン等のPSP下部にあるボタン類は、ケースのくり抜きが工夫されていて触りやすい。電源スイッチも、ケースの厚みの分だけ少し触りづらくはなっているものの、親指で楽に操作できた。
液晶画面の箇所も完全にケースで覆われるのだが、ケースの透明度が高くてケース越しにも画面が遜色なく見える。少し気になったのはケースの反射や映り込みで、ケースはツヤがあるため光が反射したり、状況によって映り込みが気になる。元々PSPの液晶画面も暗転したときなどに映り込みが気になるが、ケース入れた場合は、さらに映り込む範囲が広がってしまうため、ゲームプレイ中でも気になってくる時があった。ただこれは陽の光などの強い光源を背にするような、意図的に反射させるような状態にしない限りは起こらない。普通に使用している限り、ほとんど気にならないだろう。
液晶部分を含めてゴシゴシと全体を拭けるのはこうしたケースの利点だが、少し細かい擦り傷が付きやすいのが気になった。そうした擦り傷は、ゲームプレイ中はあまり気にならないのだが、画面が暗転したときや電源オフ時には気になってくる。
使っていて気になるところが少しあったものの、どれもこうした全体を覆うタイプのケースだと避けられないところだ。大きな問題はなく、操作への支障もあまりない。全体に扱いやすい質のいいケースと感じた。PSPは液晶画面が表に出ているため、普通だと持ち歩きにはポーチ類が必須になるが、ケースによってそのままラフに扱えるようになるのは嬉しいところだ。
● 高品質でフチ浮き無し! 透過率も高い、こだわりのPSP用液晶保護フィルター
・「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」
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パッケージには液晶保護フィルターが1枚封入されている |
ミヤビックスが各種機器用に販売する「OverLay Brilliant」シリーズの、PSP-3000/2000用液晶保護フィルターだ。前回にはDSi用の「OverLay Brilliant」を試したが、こちらはそのPSP用ということになる。
特徴として、高光沢で光を積極的に取り入れる新処方によって色のにじみを抑制し、色の再現率を高めている。また、画面から放射される紫外線(UV)を99%カットして、目への負担を軽減する効果もある。このあたりの特徴はDSi用とも共通しているところだ。ただ、製品サイトやパッケージをチェックする限り、フィルターの構造に関する記述はみられなかった。
パッケージには液晶画面用の保護フィルターが1枚封入されている。クリーニングクロス等は付属しないので、貼り付け時には別途用意するのがいいだろう。フィルターには透明な台紙が貼られている。ここから少しずつ剥がしながら、画面に貼り付けていく。
実際に貼り付けてみると、吸着力がかなり高く、少し抑えるだけで隅までスーッと画面に吸い付いていく。気泡も入りづらく、かなり貼りやすいフィルターだ。フィルターのサイズはほぼ画面にピッタリのサイズで、カバー範囲が非常に広い。上下左右ともに端までピッタリだ。
このフィルターは、こちらのビザビによるブログ「京都室町通信」でも紹介されているが、「PSP画面のフチの盛り上がり」をカバーすることにかなりこだわった製品だ。PSP画面のフチは盛り上がりがあるため、多くの液晶保護フィルターでは浮き上がってしまう。そこを、フィルターをかなり薄く柔らかくすることで、浮き上がりを無くしている。
実際にフィルターはかなり柔らかい。本連載でこれまでにいくつものフィルターを紹介してきたが、最も柔らかかったものでサンクレスト「PSP用キズ自己修復フィルム(マジックフィルム)」があった。「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」はそれと同等かそれ以上に柔らかい。
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左は普通に液晶画面全体にフィルターを貼ったところ、中央は半分だけに貼ったところ、右はそのアップだ。普通にフィルターを貼った写真ではフチもキレイでフィルターがあるかどうかもわからないほど、自然に仕上がっている。画面の半分だけに貼っているものでは、少し色味に変化が出ているように映っているが、これは反射の具合だ。フィルターにツヤがあるため、反射加減は少し変わってくる |
貼り付け後の画面をチェックしてみると、透過率の高さ、仕上がりの美しさは、各種の保護フィルターグッズの中でもおそらく最高クラスだろうと感じた。肉眼でよく見ても、画面にフィルターが貼られているかどうか判別がつかないほどで、よく見るとフィルターの4隅の角がほんの少し丸くなっているので、そこで区別がつく。それぐらい自然な仕上がりになるフィルターだ。ゲームプレイをしてみても、色味の変化などは感じられない。高光沢のツヤがほんの少しだけ(控えめに加わるという、いい意味で)感じられるぶん、画面がキレイになったようにも感じられた。
唯一具合が変わってくるのは光の反射加減。画面の半分にだけフィルターを貼って、意図的に反射させてみると、光沢のツヤのぶんか少し反射具合が変わってきた。ただしこれは、意図的に光源を反射させたり、掲載している写真のように撮影環境の光量的に強い光源が必要とか、ようするに特殊な条件にしないとほとんど感じられない。普通の環境でゲームプレイをしている限り、何も貼っていない画面と差を感じることはなさそうだ。
ほかに気になる点を挙げるとすれば、その薄さと柔らかさ。キズからの保護力は、堅いフィルターよりもやはり弱いかもしれない。ただ、少し強めに拭いたりなど、普通の扱いでは気になることはなかった。
質の高さ、貼り付けやすさ、透過率の高さ、全てに驚ける高品質なフィルターだ。価格が他のフィルターグッズよりも高めではあるが、その値段以上のものがある。PSPの画面フチに対する処理も見事で、カバー範囲も画面ピッタリと文句のつけどころがない。オススメできるフィルターだろう。
● PSP-3000/2000の方向キーとアナログパッドをパワーアップ! 好みに応じて選べる
・「アタッチメントセットポータブル」
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方向キー用とアナログパッド用のアタッチメント各種のほか、予備の粘着テープが付属している |
PSPの方向キーやアナログパッドに装着して操作性を向上するアタッチメントグッズだ。PSP-3000/2000に対応する。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類で、今回はホワイトを使用してみた。
方向キー用のアタッチメントが2種類、アナログパッド用のアタッチメントが5種類セットになっている。方向キー用のアタッチメントは硬質なABS素材でできているが、アナログパッド用のアタッチメントは、TPUという硬質ゴムのような素材でできている。
方向キー用のアタッチメントは、裏面の粘着テープ4点でPSP本体の方向キーに固定する。交換用の粘着テープが8点分付属している。アタッチメントは、片方が丸い形状に十字の方向キーのついた形で、もうひとつは中心がくぼんでいて上下左右が傾斜で高くなっていく特殊形状だ。
アナログパッド用のアタッチメントは、粘着素材などは使わず、そのままアナログパッドに被せて使う。いずれも、PSP本体のアナログパッドより5mmほど直径が大きい。形状は、PSP本体のアナログパッド風のもの、PSコントローラであるDUALSHOCKのアナログスティック先端風のもの、中心が円状にくぼんでいるもの、盛り上がった先端が円状にくぼんでいるものが2種類となっている。
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方向キー用のアタッチメントは硬質なABS素材でできていて、粘着テープで固定する。アナログパッド用のアタッチメントは、硬質ゴムのようなTPUという素材でできていて、アナログパッドに被せる。アナログパッドのスライドは邪魔しないよう、下がでっぱらないように作られている |
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5種類のアナログパッド用アタッチメント。PSP本体のアナログパッド風のもの、PSコントローラであるDUALSHOCKのアナログスティック先端風のもの、中心が円状にくぼんでいるもの、盛り上がった先端が円状にくぼんでいるものが2種類ある。いずれも直径はPSP本体のアナログパッドより約5mmほど大きい |
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方向キー用のアタッチメントは2種類。十字型のものと、中央がくぼんでいて上下左右が突起になっている特殊なタイプのものだ。くぼんでいるタイプは、慣れないうちは感触が独特だが、斜め入力がよりしやすく、上下左右も突起を押すことで入力しやすい |
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方向キーの操作性アップ、アナログパッドのグリップ力アップ効果が大きい |
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ケースやポーチ類の出し入れを試しているところ。本体サイズにフィットするタイプのケースだと、写真のようにアタッチメントがひっかかり、場合によっては外れてしまう |
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HORIの「シリコンカバーポータブル3」と併用してみたところ。アナログパッドの直径が大きくなるが、このカバーだと余裕が十分で問題なく利用できた |
実際にアタッチメントを装着したPSPでゲームプレイなどを試してみた。方向キー用のアタッチメントは装着するとアタッチメントのぶんだけ、最大で約4mmほど高さが加わってくる。十字型のアタッチメントに関しては元の方向キーの上下左右を繋げたような形で、中心に向かってすり鉢状にくぼんでいる。元の操作感を補助したような感触だ。中心が繋がっていることで斜め入力が楽に行なえるようになった。個人差があるとは思うが、入力の正確さも増してくる。
もうひとつの中心がくぼんだ形状で上下左右が突起になっているタイプは、感触が少し独特。×の字にくぼんでいるところの左下から指を斜めに置くようになる。こちらはより斜め入力がしやすくなる感触だ。それでいて、上下左右を入力するときは突起を押すようにすることで、正確に入力できる。
アナログパッドのアタッチメントは、どれもゴムのような素材でできているので指が滑りにくくなり、グリップ力がアップする。また、表面の形状と素材の柔らかさによって、本体のアナログパッドより長時間のプレイでも指が痛くならないのが嬉しいところだ。アタッチメントごとの形状の違いについては好みで選択するところだが、元のアナログパッド風から、DUALSHOCK風、くぼみタイプ、中心だけくぼみタイプと、欲しくなる選択肢は一通り揃っている。
アナログパッドのアタッチメントは、いずれも本体のものより直径が大きくなり、高さも最大で約2mmほど高くなる。ただ、アナログパッドのアタッチメントは直径が大きくなる分だけ、方向キーとの距離が少し近くなるのが気になった。指の置き方によっては、上方向に動かしたときに方向キーと指先がぶつかってしまったりすることがあった。ここは指先をパッドの中心に置くようにすれば気にならない。
もうひとつ気になったのは、アナログパッドのアタッチメントは軽く引っ張ると案外簡単に外れてしまうところ。やはりなんらかの粘着性素材による固定方法が欲しかったかもしれない。いくつかケースの出し入れを試してみると、スムーズに出し入れできるときは簡単には外れないものの、なんらかの突起なりポーチのファスナーなりにアタッチメントがひっかかると外れてしまう。そのまま紛失してしまわぬよう配慮する必要がありそうだ。そうしたことが起こらないよう、PSP本体にフィットするタイプのケースは組み合わせないほうが無難かもしれない。
最後に、シリコンカバーやクリアケースとの併用を試してみた。HORIの「シリコンカバーポータブル3」や、今回紹介しているミヤビックスの「クリアケース for PSP-3000/2000」を付けたPSPに組み合わせたところ、HORIの「シリコンカバーポータブル3」はさすが同じメーカーの製品ということもあって問題ない。むしろシリコンカバーの厚みの分だけ方向キーやパッドの高さが足りなくなってくる感じを、アタッチメントが補ってくれて好都合といえる。
「クリアケース for PSP-3000/2000」との組み合わせでは、方向キーのアタッチメントに関しては特に問題なかった。直径が本体の方向キーと同じなので、きちんと露出しているカバーなりケースなら大体問題なさそうだ。一方、アナログパッドは直径が少し大きくなっているため、ケースのフチとの余裕が1mm弱ほど足りなくなってくる。ケースのフチにアタッチメントの端が乗り上げているような感触があった。そうした感触がありつつも、こちらも一応は併用可能だった。
簡単に装着できるが、操作性アップとグリップ力アップ、フィーリングが良くなるなど、効果の大きいアタッチメントグッズだ。アナログパッドのアタッチメントは5種類のタイプで好みに応じて選べるところが嬉しい。もう少し高い本体との固定力が欲しいところは、付属の粘着テープを使ったり、工夫したほうがいいかもしれない。
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□ ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
□ 「ビサビ」のホームページ
http://www.visavis.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
(2008年12月11日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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