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【グランド・セフト・オートIV】 価格:8,390円
CEROレーティング:Z (18歳以上のみ対象)
発売前日となる29日には東京都内で記者発表会が行なわれた。また、会場となった渋谷ではアドカー (音楽や映像を車で走りながら流して宣伝する) が走り、行き交う人にアピールしていた。 「グランド・セフト・オートIV」は架空の街“リバティーシティ”を舞台に、主人公ニコライ・ベリック (通称:ニコ) となり様々なミッションをクリアしたり、街に暮らし様々なことを体験することができる自由度の高さが魅力のボーダレスアクション。マップの広さは前作「サンアンドレアス」の80%だが、次世代機にプラットフォームを移したことでより深く精細に描かれている。街はもちろん街を行き交う人々の行動なども細かく描かれており、まさにその場にいる臨場感を感じることができる。 発表会では、カプコンでローカライズを担当した大原晋作プロデューサーが登壇し「全米で発売され日本で発売されるのが10月ということで、早かったのか遅かったのか? 年末には発売できるかなと思っていたが、Rockstar Gamesの全面協力もあり10月に発売することができた」と挨拶し、「世界で大ヒットした作品が日本でも遊んでもらえるということで非常にわくわくしている」と続けた。 大原氏は「グランド・セフト・オートIV」を「次世代機の最高峰と言っても過言ではない」と評し、「様々な要素を凝縮して1枚に収めており、大人のエンターテイメントに仕上がっている」とアピール。最後にホームページで公開されているムービーを会場モニタで上映し、会場は大いに盛り上がりをみせた。 ここで特別ゲストとしてゲーム中に登場する「Hip-Hop radio station “102.7 The Beat”」にてフィーチャーされているMister Cee氏が登場。Mister Cee氏はニューヨークのラジオ局「HOT 97」の人気コーナー「Throwback at Noon」でホストを務め、Hip-HopやR&Bへの関心を高めることに成功している。Cee氏は「子供の頃からゲームをプレイして育ち、『グランド・セフト・オートIV』ではまさかゲームの中にはいることができるなんて、ものすごく興奮している」と切り出した。 コメントを求められたCee氏は「ゲームファンだけでなく日本のHip-Hopファンにも『Hello』と伝えたい。今回は7年ぶりに東京に戻ってくることができた」と言い、「グランド・セフト・オートIV」については、「このゲームはリアルなニューヨークを伝えるためにベストを尽くしたと言うことを強調しておきたい。自分のようなDJが出演していると言うだけでもリアルなニューヨークをゲームの中で伝えることができるのではないかと思います。今回のゲームに関してはプレイして後悔することはないと思います。本当に楽しんでください」とプレーヤーに向けてアピールした。 最後に挨拶したのはRockstar GamesのSam Houser社長。Sam Houser氏は同社の創始者であり、これまでからGTAの開発を続けてきており、「グランド・セフト・オートIV」ではエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっている。「このような発表の機会を設けることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。一緒に仕事をした仲間はロンドンやエジンバラ、ニューヨークにもおりますので、このようなゲームを立ち上げることができて非常に光栄です」と壇上でコメント。 さらに「このように深い内容、凶暴さをもったゲームを作り上げるには非常に長い時間と情熱が必要でした。このゲームが欧州やニューヨークのファンと同様に日本のファンにも広く受け入れられるのを心から祈っています」と続け、「自分たちは小さいときからゲームをして育ってきました。そのゲームというのは日本製のゲームで、それらをプレイしながら育ってきましたので、日本のゲームからインスパイアされたものというのは非常に多くあります。ですからそれを自分たちのフィルタを通して世に出すことができたと言うことは、日本のファンに向けて非常に光栄なことです。日本のファンに広く受け入れてもらう事を祈っています」と日本のファンに向けて挨拶した。
とにかく「グランド・セフト・オートIV」に限らず最近のゲームは膨大な量のテキストが収められているため、移植は困難を極める。そんな中で最小限のタイムロスで発売したカプコンには本気を感じる。間違いなく現時点で世界最高峰の内の1本と言える「グランド・セフト・オートIV」をじっくり楽しみたい。
(C) 2008 Rockstar Games, Inc.
□カプコンのホームページ (2008年10月30日) [Reported by 船津稔]
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