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【連載第178回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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操作を記録できるPS3用コントローラコンバータを試す!
Wii用レトロコントローラや、PS3用ワイヤレスコントローラもチェック |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回は、プレイステーション 3とWii用の、ちょっと変わったグッズを紹介。PS3用のグッズからは、サイバーガジェットの新作コントローラコンバータ「CYBER・プログラマブルアダプタ」を試してみた。PS2用のコントローラをPS3で使えるようにすることはもちろん、操作を記録させて再現できる「リプレイ機能」や細かな連射設定機能、PS2用の特殊コントローラにも多数対応する高機能なコントローラコンバータだ。
Wii用のグッズからは、レトロなゲームを、レトロなコントローラで遊びたい、という欲求に答えてくれるデイテルジャパンの「レトコン」をチェック。また、PS3用グッズからは、海外メーカー製のワイヤレスコントローラも使ってみた。
● 操作を記録して再現! 連射機能、特殊コントローラにも対応するPS3用高機能コンバータ
・「CYBER・プログラマブルアダプタ」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:5,980円)
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コンバータ本体は平べったい形状をしていて、複数のボタンやLEDランプを搭載している |
サイバーガジェットより、PS3でPS2用コントローラを使えるようにするPS2/USBコントローラコンバータの新グッズが登場した。同社からは同じくPS3用のPS2/USBコントローラコンバータグッズとして「CYBER・コントローラアダプタ」が発売されているが、こちらの「CYBER・プログラマブルアダプタ」はさらに多機能なコントローラコンバータとなっている。
コンバータ本体には複数のボタンやLEDランプが搭載されている。コントローラの割り当て番号を示す「接続ポートランプ」、PS3用コントローラのものと同等の機能を持つ「PSボタン(ただし、電源のオンはできない)」、コントローラ操作の記録・再生を切り替える「MODEボタン」と動作の状態を示す「MODEランプ」、連射設定やリプレイ機能などに使用する「1~4ボタン」、連射設定用の「TURBOボタン」、コンバータ各種機能の操作決定をする「ENTERボタン」となる。コントローラコンバータとしては非常に多くのボタンやLEDランプが平たい筐体に搭載されている。重量は91gと、コントローラコンバータとしては少しだけ重めだ。
「CYBER・プログラマブルアダプタ」は特徴も多い。まずは「リプレイ機能」というもので、コントローラの操作を記憶して、操作を好きな時に再現できる。次に、連射機能。連射速度は4/8/16/32連射というように4段階に切り替えられるほか、ボタンを押している間に連射、または連射ホールドの設定が可能。連射設定できるボタンは、方向キー、○、×、△、□、L1、L2、L3、R1、R2、R3、スタート、セレクトといったように、アナログボタン以外の全ボタンに設定できる。
また、プレイステーション 2用の特殊コントローラにも幅広く対応しているのも特徴のひとつだ。基本的には「CYBER・コントローラアダプタ」と同等数の特殊コントローラに対応するようで、このことから「CYBER・プログラマブルアダプタ」の基本部分は「CYBER・コントローラアダプタ」をベースにしているのだろうと思える。対応しているコントローラは以下の通り。
・対応コントローラ
CYBER・アナログ連射コントローラ
CYBER・アナログ連射コントローラ2
CYBER・アナログ連射コントローラ 光
PS2用アナログコントローラ(SCPH-1200/SCPH-10010)
PSOne用コントローラ(SCPH-110)
PS用コントローラ(SCPH-1080)
その他、サードパーティー製のPS2用アナログコントローラ
・対応特殊コントローラ
ギターフリークス専用コントローラ
ドラムマニア専用コントローラ
ビートマニア専用コントローラ
ダンスダンスレボリューション専用コントローラマット
太鼓の達人専用タタコン ※1
ロックンメガステージ専用フットコントローラ
人生ゲーム専用ルーレットコントローラ
・非対応特殊コントローラ
PS用特殊コントローラ
ポップンコントローラ
ポップンコントローラ アーケードスタイル
※1 ゲーム中は問題なく動作するが、一部のメニュー画面で、PS2用標準ゲームコントローラと差し替えてメニュー選択をする必要がある。
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DUALSHOCK2を接続したところ。PSボタンはコンバータ本体に搭載されているほか、DUALSHOCK2のアナログモードボタンでも動作する。ただし、ゲームプレイ中にXMBメニューを呼び出せるのはコンバータ側のPSボタンのみになっている |
まずは基本的な使い方として、PS2用コントローラのDUALSHOCK2を接続してみた。PSボタンの機能はコンバータ側にあるが、DUALSHOCK2のアナログボタンもPSボタンメニューの呼び出しに使えた。ただしこちらも、PS3の電源オンには対応しない。また、ゲーム中のXMB表示には、コンバータのPSボタンでは行なえるが、DUALSHOCK2のアナログボタンは長押しメニューになる。このあたりも「CYBER・コントローラアダプタ」と同じ結果だ。
実際にPS3/PS2/PS規格ソフトウェアでのプレイを試してみた。今回検証に使ったPS3のシステムソフトウェアは2.50だ。動作のテスト結果は下の表をごらんいただきたい。コントローラコンバータとしては無難な結果で、気になる点もほとんど見られなかった。全体に動作の結果や感触は「CYBER・コントローラアダプタ」に近い。コンバーターでありがちな入力遅延に関しては、問題に感じるほどの遅延は感じられないが、微妙なひっかかりがあるように思えなくもない、というところだろうか。PS3/PS2規格ソフトウェアともに振動機能もきちんと動作するが、コンバータを介しているぶん、電圧が足りなくなるためか、振動はDUALSHOCK2本来の強さと比較すると若干弱かった。
PS2用のコントローラ資産を活かせるという意味で、PS2用の特殊コントローラに幅広く対応しているのが「CYBER・プログラマブルアダプタ」および「CYBER・コントローラアダプタ」のメリットだ。今回はPS2用の「太鼓の達人専用タタコン」を試してみた。結果は、注釈にあるとおりで、一部のメニュー画面の操作ができないため、DUALSHOCK2と差し替えなければならないが、ゲームプレイは問題なく楽しめた。
システムソフトウェアVer2.50における「CYBER・プログラマブルアダプタ」の動作
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PS3ホームメニュー
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○ アナログモードで動作 |
PS3規格ソフトウェア
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○ アナログモードで動作 振動あり |
PS3ソフトプレイ中のXMB表示
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△ コンバータ本体のLinkボタンでのみ可能。コントローラのモード切替ボタンは長押しメニューになる |
PS2規格ソフトウェア
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○ アナログモードで動作 振動あり |
PS規格ソフトウェア
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○ アナログモードで動作 |
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない
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連射機能をオンにしたところ。連射やリプレイの機能を使用中は、LEDが緑色に光るので視覚的にわかりやすい |
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PS2用の特殊コントローラに多数対応しているのが魅力。タタコンはメニュー操作ができないものの、ゲームプレイは特に支障なく楽しめた |
最大の特徴である「リプレイ機能」を試してみた。リプレイ機能は、コントローラの入力を、デジタルモードなら約300分、アナログモードなら約60分記録できるというもの。まず記録からだが、リプレイ機能のモードを記録に切り替えてから、コンバータの1~4ボタンかL1/L2/L3ボタンまたはR1/R2/R3ボタンを押して記録を割り当てる。合計10箇所にそれぞれ別の記録を割り当てられる。
記録したい操作を終えたら最後にコンバータのENTERボタンを押す。割り当てたボタンは点灯するので、見た目で割り当てがあるかがわかるようになっている。次に、記録を再生するとき。リプレイ機能のモードを再生に変えて、あとは記録を割り当てたボタンを押すと再生される。
操作の記録はしっかりと行なわれていて、アナログスティックの操作も完全に再現されていた。ただ、記録したプレイを完全にリプレイのように再現するというのはなかなか難しい。というのも、再生させるタイミングがずれてしまうと、いくらしっかりと再生されていてもゲーム内の状況と噛み合わなくなるからだ。
最初に試してみたのは、PS2の「グラディウスV」。1面をまず自分で記録しながらプレイし、それを再生して再現してみようと思ったのだが、記録したタイミングと再生させるタイミングを合わせるのが非常に難しい。プレイ開始時点から合わせればいいかとも思ったのだが、ローディングが短縮されたりステージ(データが読み込んであると、次のプレイ時に短縮される)、ちょっとしたズレで敵を撃破するタイミングがずれたりしてしまう。またちょっとしたズレから、敵の動きのパターンがプレイ時と変わったりすればそれにも当然対応できない。最初がずれてしまうと、その後ゲーム中に起こることはことごとくずれてしまうので、そのあたりが辛いところだ。
ほかにも、タタコンを試しているときにPS2「太鼓の達人」で試したりなど、いろいろに試してみたのだが、やはり再生を開始するタイミングが難しいという理由で、完全なプレイ再現は難しかった。とても面白い独特な機能なのだが、開始タイミングのシビアさと、同じ操作で同じ結果になることが決まっているゲームにしか、長時間プレイのリプレイは難しいというところに扱いずらさを感じた。シンプルなコマンド入力のRPGで1ターン分の入力を再生させたり、格闘ゲームでコマンドを記憶させたりなど、短めの入力や繰り返し行なうプレイの一部を記録するのなら便利に使える。
リプレイ機能のモードは「再生」と「記録」以外に、記録した操作を繰り返す「リピート」、記録を個別に消去する「削除」、全記録を消去する「全消去」がある。記録は上書きができないため、一度、空の状態にしないといけない。消去は、削除モードにして消したい記録を割り当てたボタンを押し、ENTERボタンを長押しすることで消せる。また、記録はPS3の電源を落としても、USBケーブルを外しても残る。記録した操作を手動で消すまでずっと保持できる。上書きできないのも、誤って消さないようにという配慮だろう。
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リプレイ機能は、コンバータ側とコントローラ側のボタンに合計10個のボタンに割り当てられる。再生、記録、消去など操作もしっかりと分けられていて、誤って操作記録を消してしまうことのないよう配慮されている |
多機能なPS3用PS2/USBコントローラコンバータという、これまでになかったグッズ。最大の特徴であるリプレイ機能は、記録時間が長いだけにプレイを丸々再現したかったところだが、なかなか使いどころが難しい。だが、使い道によって他の機器ではできない利便性がある面白い機能だ。連射機能も充実しているのも嬉しい。PS2用コントローラの資産を活用する、というコントローラコンバータを使う最大の理由については、対応も良く、特殊コントローラへの対応も幅広い。機能が多いだけに価格が高めではあるが、明確な利用目的があれば欲しくなる一品だ。
● バーチャルコンソールなどのレトロなゲームを、あのコントローラ(風)で遊びたい!
・「レトコン」
メーカー:デイテルジャパン
価格:価格:1,659円
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パッと見て、あのコントローラっぽい! とわかる人にはわかるレトコン。Wiiリモコンの拡張端子に接続して使用する |
Wiiのバーチャルコンソールといえば、ファミコンやスーパーファミコンをはじめとした過去のゲーム機で発売されたゲームソフトを遊べるわけだが、遊んでいるとゲーム機それぞれの“あのコントローラ”で遊びたい! という思いが沸く。この「レトコン」は、そのうちのひとつを、それっぽく叶えてくれるバーチャルコンソール用のコントローラだ。Wiiリモコンの拡張端子に接続して使用する。
カラーバリエーションはブルーホワイト、ピンクホワイト、FCレッド、ゴールドレッドの4種類。今回はFCレッドを使用した。FCレッドは、写真をご覧頂ければ一目瞭然だが、まさに“そのもの”なカラーリングをしている。長方形の形状、外周の枠、上側に中央から伸びるケーブルなど、形もオリジナルのアレに近づけようという意図が感じられる。ただ、ボタン数は多く、方向キー、セレクトボタン、スタートボタン、A、B、X、Yボタン、さらに上側面にはL/Rボタンも備える。アナログスティックなどはないため、ボタン数としてはスーパーファミコン用のコントローラに近い。
コントローラのサイズは、124mm×53mm×15mm(幅、縦、奥行き)と昨今のゲーム機のコントローラからすると非常にコンパクト。重量は54gだ。中央にはLEDランプを搭載していて、ターボボタンで連射設定をすると、設定に合わせて点滅する。連射設定はボタンを押しているときにA、B、X、Y、L、Rボタンが連射になる。ターボボタンを1度押すと、LEDがゆっくりと赤く点滅。中程度の連射になる。もう1度押すと、LEDが速く点滅して高速連射になる。さらに押せば解除になる。ターボボタンの横には、Wiiのメニューを呼び出すHOMEボタンも搭載されている。
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レトコンのボタン数は8ボタン。A、B、X、Y、L、R、スタート、セレクトボタンとなる。スーパーファミコン用のコントローラと同じボタン数だ。そのほか、スタートとセレクトの上に連射設定をするターボボタンと、メニューを呼び出すHOMEボタンを搭載している |
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L/Rボタンは写真のように上面についている。ちょっと小さいボタンになっていて、クリック感もない。レトロな外見を変えないようにしつつ、なんとかL/Rボタンを搭載したというところだろう |
手に持った感触は、レトロなあの感触に近いものの、違うなあ、というところもある。まず、側面の形状や持った感触はそれっぽい。ただ、グリップのないコントローラなので、側面にかけた指でしっかりと全体をホールドしたくなるのだが、そこにL/Rボタンが付いているので、うっかりと押しこみそうになる。また、表面の金色の部分はサラサラとしており、そこもちょっと異なっている。
各ボタンの感触も独特だ。方向キーやA、B、X、Yボタンの感触は、ちょっと堅い。押下に少し力がいる感じで、レトロで絶妙なあの柔らかさとはちょっと違う。また、方向キーやボタンのエッジが立っていて、ちょっととげとげしく感じる。指が痛くなるので、もう少し丸みが欲しかったところだ。スタートボタンとセレクトボタンは、ボタンの形状が少し角張っているものの、押下した感触はかなりいい。
L/Rボタンは側面にある膨らんだ枠組に沿った形のボタンになっている。押した感触は少しグニグニとしていて、クリック感はほぼ無い。ある意味アナログ的な感触とも言える。外観を重視して、邪魔にならないところになんとか設けた、という印象だ。
実際にバーチャルコンソールのタイトルや、Wiiウェアのカプコン「ロックマン9」などをレトコンでプレイしてみた。Wiiリモコンの拡張端子を使うコントローラだと、遅延が出るかもしれないというのが心配になるのだが、レスポンスは良好だ。手に持っている感触もなんだか懐かしい。前述のようにボタンや方向キーの堅さ、角の刺激が気になるが、よりそれらしい形状のコントローラでプレイをしたいという欲求には十分答えてくれる。
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ゲームプレイに使ってみて気になったのは、方向キーやボタンの堅さ。左の写真をご覧頂くとわかるように、ボタンに角がついていて、指に刺激がある。右の写真は、連射設定をしているところ。設定中はLEDが赤く点滅する |
伝説的なゲーム機のレトロな形状をしたコントローラ「レトコン」だが、ちょっとキーやボタンの堅さなどが気になるものの、及第点以上の感触だった。機能としては連射機能のみで単純だが、そのぶん価格も安価で、気軽に手を出しやすい。バーチャルコンソールなどのレトロチックなゲームを、よりそれらしい雰囲気で楽しみたいという方にオススメしたい。
● 振動機能を搭載した海外グッズメーカー製のPS3用ワイヤレスコントローラ
・「Cordless Vibrating ToolPad Pro」
メーカー:Kaya Industries
購入価格:4,980円
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USBレシーバーと通信するPS3用のワイヤレスコントローラ。全体のカラーはブラックで統一されている |
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DUALSHOCK3と並べてみたところ。比較すると全体のサイズはひと回り大きく、特にグリップ部分が長い |
海外のグッズメーカーKaya Industriesのグッズシリーズ「Tool」。こちらはそのうちのひとつ、PS3用の振動機能付ワイヤレスコントローラ「Cordless Vibrating ToolPad Pro」だ。日本で発売を受け持っているのは、株式会社 Day Tripperという会社のようで、日本語訳された説明書が封入されていた。
USBのレシーバーでPS3と通信するワイヤレスコントローラ。コントローラは振動機能にも対応していて、電力には単四電池3本を使用する。コントローラ側の電源はスイッチ式になっていて、コントローラ筐体の下部、アナログスティックの下あたりに、オン・オフのスライドスイッチが搭載されている。また、スリープ機能もあって、10分以上操作がない場合に自動的に省電力状態に入る。
PSボタンの機能にも対応しており、同等の機能を持つHOMEボタンを搭載している。ただしHOMEボタンは、PS3の電源をオンにする機能には対応していない。また、モーションセンサー機能のSIXAXISは搭載していない。
コントローラの表面は全体がラバー加工されていて、マットな質感をしている。それでいてサラサラと手触りがよい。方向キーやボタン、アナログスティックなど、各パーツは筐体を含めてブラックに統一されていて、中央に「Tool」のロゴがシルバーで入っている。全体にシンプルなデザインだ。
ボタンのレイアウト等はほとんどSIXAXISやDUALSHOCK3と近いが、L2/R2ボタンが、L1/R1ボタンより段差をつけた背面側に配置されている。SIXAXISやDUALSHOCK3のL2/R2ボタンは手前に引くと斜めに可動するが、こちらのL2/R2ボタンは真下に押し込むボタンタイプのトリガーになっている。
手に持ってみると、ホールド感が非常にいい。グリップ部分が湾曲して長く伸びており、コントローラ全体も無駄なラインがなく、すっぽりと手に収まる。重心もいいのだが、重さは気になるところだろうか。重量は233g(乾電池込み)となっており、乾電池が入るぶんDUALSHOCK3の192gよりも重くなっている。
実際にプレイしてみると、ボタンの感触に気になるところがあった。○、△、□、×ボタンが押し込んでから戻るまで少し時間がかかってしまうことがあって、適度な連打なども非常にやりづらい。どうも、内部の基盤にボタンがくっついてしまうような感触がしているので、それが問題のようだ。ボタンのクリック感などは非常によいので、もったいないと感じる。
また、形状からくるものか、L1/R1ボタンとL2/R2ボタンがとっさに押しづらい。前述のようにコントローラ全体のホールド感は非常によいものの、コントローラをホールドするように握った場合、ボタンの位置がちょっと合っていないようだ。○、△、□、×ボタンを操作しつつL1/R1ボタンやL2/R2ボタンを押すという操作が、かなり苦しい。DUALSHOCK3等のコントローラを操作しているときとは違った力の入れ方をして操作をする感じになった。特に背面側に配置されているL2/R2ボタンは、○、△、□、×ボタンや方向キーのちょうど真裏に位置しているため、操作にはちょっと苦しさを感じる。
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ホールド感はとてもいいのだが、L2/R2ボタンの位置が下がっているため、前面の操作をしつつ組み合わせるという操作が厳しい。また、前面のボタンの返りが悪くて、連打が非常にしづらいのが残念だった |
振動機能はそこそこに強くてしっかりと手に刺激が伝わるし、HOMEボタンもXMBメニューの呼び出しがしっかりできるなど、基本的に機能は揃っている。だが、ボタン操作がしづらい、ボタンの返りが悪いというのは、コントローラとしては大きな問題だ。アナログスティック操作の感触もよく、特にホールド感は非常によかっただけに残念に感じた。
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□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ デイテルジャパンのホームページ
http://www.datel-japan.co.jp/
□ Kaya Industriesのページ
http://www.tool.net.au/
(2008年10月30日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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