|
会場:幕張メッセ
入場料:中学生以上1,000円(前売り700円)
■ 新キャラクタ2人が追加された「鉄拳6 BR」
システム面に関しては、空中コンボで使用されるバウンドの仕組みなどに何かしら変更が入っているのでは? と予想していたのだが、実際に遊んでみたところ、特に大きな変更はされておらず、「鉄拳6」そのままの感覚で遊ぶことができた。 ゲームバランスに関して言えば、今回のバージョンアップでは基本となるシステム面の変更は行なわず、新キャラクタの追加や新技の追加など、枝葉の部分に限られるようだ。 旧キャラクタでは、筆者が普段プレイしているポールを使用してみたが、特に違和感なく遊ぶことができた。 新技として上段~中段連係となる4LPRPと、236LK+RKで出せる膝蹴りが確認でき、その他瓦割り落葉(2LPRKRP)の2発目がヒットしても相手がダウンしなくなっている、などの変更が確認できた。旧キャラクタに関しては、基本的には細かな調整が主になるというところなのだろうか? 今回初お披露目となった新キャラクタは「アリサ=ボスコノビッチ」と「ラース=アレクサンダーソン」の2キャラ。
● アリサ=ボスコノビッチ
9LP+RPで出せる技は、自分の頭を取り外して相手に手渡す投げ技。決まると相手はアリサの頭を両手で抱え、アリサが身を引いて体を屈めるとそれが爆発して相手にダメージを与える、と言う面白い見た目の技だった。(ちなみに手渡した頭部は爆発した後に元通り再生する) 他にも仰向けダウン中にLP+RPを入力すると、羽が生えて空中に飛び上りつつ起き上がることが可能。相手がダウン中の追い討ちとして出してきた下段攻撃をこれで避け、反撃すると言ったようなこともできそうだ。起き上がりの動作はほとんどのキャラクタで共通の動作なので、その選択肢が増えるのは大きな特徴になりそうだと感じた。
羽が生えて空中に浮かぶような技は重力を無視した動きをするので、かなりトリッキーなキャラクタになりそうな印象だ。
● ラース=アレクサンダーソン ラースはその見た目から、いわゆる三島系のキャラクタなのかな? と思っていたのだが、実際に触ってみたところ、風神ステップなどのレバー操作によるステップが存在しなかった。その代わりに6LK+RK、4LK+RK、6LKの入力で出せる3種類の特殊動作が存在し、ここからボタンを追加入力することで、様々な技が出せるようになっていた。 三島系のキャラが持つような豪快な単発技を持ちながら、複雑なレバー操作を必要としない、と言うようなキャラクタなのだろうか。
■ アイテムの大量追加とアイテム技の増強 ゲームバランスと直結しない部分では、アイテムの大幅追加が行なわれている模様。今回出展されていたバージョンでは、キャラクタを選択するとあらかじめコーディネートされたキャラクタで遊べるようになっており、見た目の印象もかなり違ったものになっていた。
一部のキャラクタにはアイテム技に対応したアイテムも装着されており、スタートボタンを押すことでアイテム技を発動できるようになっていた。個人的に目を引いたのはシャオユウのアイテム技。 アイテム技を発動すると、魔法のステッキのようなものを振り、そこからハート型のエフェクトが正面に向かって飛び出す。このエフェクトに相手が触れると、相手の顔がパンダのかぶり物になってしまう。対戦には影響がなさそうだが、今までにない仕組みで面白いなと感じた。このようなアイテム技も多数追加されているようだ。 その他会場で流されていたプロモーションムービーでは、アイテムのカスタマイズに関して髪型を前髪と後ろ髪に分けてカスタマイズしている模様が収録されていた。どうやらこれは前髪と後ろ髪を分けて選択し、自分の好きな髪型にカスタマイズできるシステムのようだ。
全体的に今回のバージョンアップではアイテム面の変更が目立ち、ゲームシステムには大きな変更が入っていない印象を受けた。プロモーションムービーでも一瞬だけ触れられていたが、「鉄拳6」の戦績データもそのまま引き継ぎできる模様。今、「鉄拳6」をプレイしているプレーヤーは、違和感なく移行できるのではないだろうか?
□アミューズメントマシンショーのホームページ (2008年9月19日) [Reported by 米澤大祐]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|