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会場:東京・マイクロソフト本社ビル内特設会場
価格:6,800円
CEROレーティング:C(15歳以上対象)
40名のユーザーが招待された体験会の会場には、Silicon Knightsを率いるDennis Dyack(デニス・ダイアック)氏が登場し、北欧神話にSF的なテクノロジーを融合させたという重厚な作品世界をアピールした。
■ 北欧神話をベースに重厚な世界観を持つ本格的アクションRPG「Too Human」
神話がまさに作り上げられようとしている時代をゲームの舞台とする本作は、古代文字「ルーン」によって強化された数多の武具、剣、そしてオーバーテクノロジーな銃器類がゲームシステムの根幹に据えられている。この体験会では20あまりの試遊台が設置され、本作のゲーム性をじっくりと確かめることができた。
そして本作はアクションの操作性が非常にユニークで、剣はトリガーボタンではなく右スティックで操作する。スティックを倒した方向に主人公が剣撃を加えるという仕組みで、敵が近ければ打ち上げるような攻撃が、敵が遠ければダッシュ後に突き刺すといった動きが自動的に発動するというものだ。 剣を振るだけなら敵のいる方向にスティックを倒し続ければよいのだが、これに銃によるコンボアクションが絡んでおり、アクション性が高められている。基本的なコンボは、まず剣で打ち上げ、敵が宙に舞った瞬間を狙ってトリガーを押して銃を発射、落下をストップさせつつ連続して銃弾を食らわせる、というものだ。
銃には連射型のものからロケットランチャー的に1発のダメージが大きいものまで幅広く取り揃えられており、装備の選択に応じてプレーヤーの戦い方が縦横に変化する。一般に敵は一度に5から10体以上という多数で出現してくるため、ひとつの敵を時間を掛けて攻略するよりも、多数の敵をまとめて吹き飛ばすような攻撃が効率的なシーンもある。また敵の集団には全体を強化するリーダー的役割の敵もおり、それを優先的に単体攻撃で撃破することで被害を最小化できるなど、戦略性も高い。
体験会でプレイできたシーンでは、大型のボスキャラクタとの戦闘も楽しめた。ボスキャラクタは巨大なハンマーを振りかざして襲ってくるので、そのモーションを見てタイミング良くジャンプや横転で回避することが必要だ。隙を見て正面から剣撃を加えたり、距離を取って銃撃を浴びせてもいいが、最大の効果を持つのは「ボスの背中に飛び乗り、姿勢を安定させて頭上から強烈な一撃をお見舞いする」というスペシャルアクションだ。このアクションは、ボスの頭に乗ると左右に振り落とそうとしてくるので、その動きに合わせて逆方向にスティックを入れ続ける必要があり、反射神経が試される。
会場では2人同時プレイのCO-OPも可能となっており、ボスキャラとの戦闘ではひとりが正面を、もうひとりが背後から攻撃という形を取れば、1人プレイとは比較にならない効率でこれを撃破することができていた。CO-OPプレイは本作の開発当初から「必須要素」としてデザインされたものであるそうなので、ゲームの各所でCO-OPならではのプレイが楽しめるシーンが期待できそうだ。
■ 開発元Silicon Knightsを率いるDennis Dyack氏が登場。ゲームの魅力について語る
Dyack氏は、戦略性がものをいう敵集団との戦闘や、多彩なアクションが盛り込まれたボス戦などアクション的な側面について語り、またRPGの側面でも「武器や防具は膨大な数が用意されており、サイバネティクスとの組み合わせなどを通じて数百万通りものキャラクタカスタマイズが可能です」と、本作の持つキャラクタの多様性を強調した。同時に行なわれたデモプレイでは、グレードに応じて青や黄に色分けされた武具や、その武具に「ルーン文字」を刻んでカスタマイズするシーンを確認することができた。
北欧神話をベースにした世界観については、神話に登場する神々が登場し、単なるサイバーパンクSFに終わることなく壮大な物語を表現したこと、そして作品に登場するテクノロジーが人類社会に与えた影響についても注目して欲しいと語った。北欧神話は世界的に人気があり、日本でもファンの多い題材であるだけに、名前のよく知られた神々がどのような形で物語に絡んでくるのか興味深いところだ。
「最初のプレイではおよそ13時間から15時間でクリアが可能です。しかしキャラクタレベルを最大の50にまで成長させるにはおよそ30時間から40時間が必要です。さらにひとつのキャラクタクラスを完全に極めようと思えば100時間のプレイ時間が必要になるでしょう。さらに本作には5つのクラスがありますので、全てをやりつくすのは大変ですよ」とDyack氏。 同じステージを繰り返しプレイすることになるのか? という質問には、「そうです。ゲームは複数のステージに分かれており、プレーヤーはクリア後も選択したステージを繰り返しプレイすることができます。ステージはプレイする度に『変化する』ようにデザインされており、敵の配置や敵のAIがプレーヤーのレベルに応じて変化していきます。単に強くなるというわけではなく『変化する』のがポイントです」と語ってくれた。本作では繰り返しプレイすることに対してこだわりのあるゲームデザインが成されているようだ。 また、LIVEを通じて2人のCO-OPプレイがサポートされる本作では、プレーヤー間でアイテムをやりとりすることも可能であるそうだ。膨大な数が用意されている武器や防具をコレクションしていく上では、たくさんのプレーヤーと協力して効率よく冒険を進めることが大事になってくるだろう。なお、プレーヤー同士の戦闘はなく、プレイ形態は協力のみになる。競争的なプレイをサポートする機能としてはオンラインランキングが存在するとのことだ。 最後にDyack氏は、「『Too Human』は我々が考え得る最高のゲームに仕上がったと自負しています。プレーヤーの皆さんからのご意見ご感想をお待ちしておりますので、気兼ねなくフィードバックしてください」と挨拶した。
壮大な世界観にユニークなアクションシステムを取り入れた「Too Human」は8月28日に発売される。それに先行してXbox LIVE上で体験版の配信が8月4日からゴールドメンバーシップ向けに開始されたので(シルバーメンバーシップには8月11日より)、興味のあるユーザーは是非一度プレイしてみて欲しい。
Too Human is a trademark of Silicon Knights, Inc., with registrations pending around the world. All rights reserved. (C)2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. Microsoft, the Microsoft Game Studios logo, Xbox, Xbox360, the Xbox logos, Xbox LIVE and the Xbox LIVE Logo are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in the United States and /or other countries.
□Xbox 360のホームページ (2008年8月4日) [Reported by 佐藤カフジ]
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