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ロックワークス株式会社は、Windows用MMORPG「homage(オマージュ)」のクローズドβテストを8月1日より開始する。今回これに先駆け、本作を体験プレイする機会が得られたので、その内容をお伝えする。 体験プレイでは、まず序盤のゲームプレイの流れを体験し、その後、用意していただいたレベル40のキャラクタ(クローズドβテストでは最高レベルが25なので、体験プレイのための特殊キャラクタとなる)でフィールドを探索した。なおプレイ時はまだ最終調整段階で、一部表示が乱れている部分があることや、仕様が変更される可能性があることはご了承いただきたい。
なお、βテスターの募集は既に終了している。今後再び募集が行なわれるかどうかは不明だが、今すぐ参加できないという方も、まずはこちらの記事で興味を持っていただければ幸いだ。
■ 「祈り」と「奉納」でポイントを貯め、「神聖物スキル」を発動する
キャラクタを作成してログインすると、まずチュートリアルをプレイすることになる。クエストをくれるNPCは、頭上に?マークが浮いているので、それを目印に移動し、ダブルクリックで話しかける。簡単な会話を進めると、次のNPCに会いに行くよう指示され、その合間に操作方法や装備、アイテムなどについてガイドしてくれる。 クエストを達成すると、お金などの報酬とともに経験値がもらえる。「ソウキ」という最も弱いモンスターを倒す、最後のチュートリアルクエストをクリアすると、もうすぐレベル4というところまで経験値が貯まっていた。そしてレベル3くらいになると、街中で通常のクエストが発生しだすので、それらをこなしながら行動範囲を広げていく、といった流れになる。 チュートリアルをこなす中で、「神聖物スキル」というユニークな要素に気づいた。本作には、スキルスクロールを使って覚える通常のスキルとは別に、宝玉のような外見の「神聖物」を装備して使うスキルが用意されている。通常のスキルは、画面左上のHPゲージの下にあるSPを消費するものだが、神聖物スキルは別枠の「祈りポイント(AP)」を消費することで発動する。APはHP、SPの下にある丸いゲージで確認できる。 APを増やす方法は2つある。1つはエモーションコマンドの中から「祈り」を選ぶこと。その場で跪いて祈りをささげることで、少しずつAPが増えていく。回復量はかなり少なく、これだけで神聖物スキルを使用するための必要量を貯めるのは難しそうだ。ただ祈っている最中は、HPなどの回復も少し早まっているそうだ。 APを貯めるもう1つの方法は、「アイテム奉納」。「祈り」コマンドを使うと、同時にアイテム奉納ウインドウが開く。このウインドウには1つだけアイテムを入れられるスロットがあり、ここにアイテムを置いて奉納することで、アイテムの価値に応じたAPを入手できる。アイテムの種類は、モンスターから拾ったアイテムでも、使わなくなった武器でも、何でも構わない。価値があるものをより多く入れるほど、APも多く得られる。
神聖物スキルは、遠距離の敵に大ダメージを与えるものや、自然回復力を一時的に高めるものなどがある。APの量が限られていたのでほとんど試せなかったが、唯一使用できた遠距離攻撃の神聖物スキルは、通常攻撃の数倍の威力を持っていた。APはレベルが上がるごとに最大値が上昇していくので、いざという時の奥の手としても役に立ちそうだ。ちなみに画面右下には、神聖物スキルをセットしておける3つの専用スロットが用意されている。
■ 伝説の巨人を撃破し、マグ雪原を我等のものとせよ!
フィールドは、ゲーム開始時の村のマップがあるフィールドと、その次のやや強いモンスターが現われるフィールドが各種族にあり、さらに双方の種族のプレーヤーが進入できる「マグ雪原」というマップがある。各種族のフィールドはマグ雪原を通じて繋がっている。ちなみに敵種族のフィールド(各種族の2つ目のマップ)には、フィールドの端に守護NPCがおり、レベル40のキャラクタでも入った瞬間に一撃で倒された。相手種族のフィールドに攻め入るというのは不可能なようだ。 よって、各種族の最終到達点はマグ雪原となる。ここにはマグ族というNPCがおり、最初はモンスターと同様にプレーヤーに攻撃を仕掛けてくる。しかしこのフィールド内にいる「伝説の巨人」というNPCを撃破すると、マグ族を従えたことになり、全てのマグ族のNPCが友好的になる。中にはマグ族のNPCもおり、強力な武具も入手できるという。クローズドβテストの最終的な目標は、このマグ族の奪い合いとなるだろう。 今回はレベル40という、クローズドβテストの限界を超えた強さのキャラクタだったので、1人で伝説の巨人に挑んでみた。結果は、伝説の巨人のHPを1割も削れず敗退。ゲームに慣れていないので何かやりようはあったかもしれないし、他のマグ族のNPCからも攻撃されていたこともあるが、相当な強敵であることは確かなようだ。ましてクローズドβテストはレベル25が限界なので、なるべく多くの味方とともに挑んでいただきたい。 筆者のキャラクタが倒れて村に戻ろうとすると、たまたまタオ族のGMがテストのためにやってきて、伝説の巨人を倒してくれた。倒した瞬間にマグ族の全てのNPCの名前が、敵対する赤から、友好的な青へと変化した。一度復活して再度マグ雪原に来てみると、確かにマグ族のNPCから装備品などを購入できた。
伝説の巨人は容易には倒せないだろうし、実際には一度彼らを味方にした陣営のプレーヤーも伝説の巨人を守って戦うはずなので、奪い返すのは相当難しいと思われる。だがそれだけに、かなりの大群がぶつかり合う戦いも見られそうなので、クローズドβテストに参加できる人はぜひここに注目して、積極的に参加していただきたい。
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□ロックワークスのホームページ (2008年7月31日) [Reported by 石田賀津男]
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