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【連載第165回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

PSP用グリップアタッチメントや全面保護フィルター
DS Lite用からはタッチペンや充電グッズをチェック

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回はPSP、DS Liteといった携帯ゲーム機向けグッズ5製品をチェックしてみた。まず、PSP用グッズでは、PSP-2000の操作性を向上するグリップアタッチメント、ゲームテックの「イージーグリップP2」や、PSPの全面を6枚の保護フィルターで保護するHORIの「フルプロテクトフィルターポータブル」を試してみた。また、DS LiteとPSP両方のバッテリーを単四型乾電池で給電できるデイテル・ジャパンの「スティック型携帯アダプタ」も充電時間、連続駆動時間などをチェックしてみた。

 DS Lite用グッズでは、トイテック・インターナショナル・ジャパンの「ヤッターマン」のキャラクタがデザインされたグッズから、「タッチペン&スタンド」と、「パワフルチャージャー」をチェック。「タッチペン&スタンド」では使用感を、単三型乾電池でDS Liteを充電できる「パワフルチャージャー」では充電時間を測定した。

【今週のおしながき】
PSP ゲームテック「イージーグリップP2」
PSP HORI「フルプロテクトフィルターポータブル」
DS/PSP デイテル・ジャパン「スティック型携帯アダプタ」
DS トイテック・インターナショナル・ジャパン「タッチペン&スタンド」
DS トイテック・インターナショナル・ジャパン「パワフルチャージャー」



● DUALSHOCK風のグリップをPSPに装着! スタンドにもなるグリップアタッチメント

「イージーグリップP2」

    メーカー:ゲームテック
    価格:980円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック


PSP-2000を装着。もともと横幅の長いPSPにハの字型のグリップアタッチメントが加わるため、さらに横長の外見になる
 PSP-2000専用のグリップアタッチメントだ。グリップを追加してPSPを持ちやすくするというメインの役割のほか、背面のついたてを使うスタンド機能もある。また、アタッチメントは大容量バッテリー(2,200mAh)を使うときの電池フタの代わりにもなる。素材はABSで、重量は85g。カラーバリエーションはホワイトとブラックがあり、今回はホワイトを使ってみた。

 アタッチメント全体の横幅は20cmとかなり長めになっている。横長なPSP全体をすっぽりはめ込む形状なので、例えばPS2の「DUALSHOCK2」、PS3の「SIXAXIS」や「DUALSHOCK3」などのコントローラをイメージしていると手に持ったとき、その横幅に驚くことと思う。それに対して縦幅は11cmと、横幅と比較すると短めだ。

 手触りは全体的にはツルツルとしているのだが、グリップ裏面の一部には滑り止めの梨地加工がされている。本体を固定するためのツメは上下に4点設けられており、側面は本体が極力露出するように配置されている。イヤフォン端子、電源スイッチ、メモリースティックデュオスロットはどれもアクセスできるようになっているほか、上部もツメ以外はアタッチメントが被らないようになっている。無線LANスイッチやUSB端子にしっかりアクセスできるほか、ワンセグチューナーなどのUSBユニットも取り付けられる。

 UMDスロットはスロットの開閉幅を邪魔しないようアタッチメントが斜めになっている。これにより、UMDの入れ替えもアタッチメントを装着したままで問題なく行なえる。また、このUMDスロット付近のアタッチメントには、折りたたみ式のついたてがついている。ついたてを立てることで、スタンドとして使える。ついたての先にはツメがあって、収納時にしっかりと固定されるようになっている。

写真上は「イージーグリップP2」単体、下はPSP-2000と装着した状態だ。側面もほとんどが露出しており、USBユニットの利用などは制限されない。露出部分は多いが、ツメによる固定がしっかりとしていて、がたつきなどはなかった

DUALSHOCK風のハの字グリップはしっくりくる。大きさ、厚みもいい具合だ
UMDスロット部は開閉幅の分、アタッチメント自体も開かれている。UMDディスク入れ替えは未装着状態の感覚で行なえた
 実際に使っていくと、アタッチメントに装着したPSPの固定力はほどよく高い。PSP背面のねじ穴にアタッチメントの突起がはまるようになっていて、ガタガタとアタッチメント内を動いてしまうことはない。PSPのバッテリーに大容量バッテリーを使う時は電池フタを外した状態でアタッチメントに装着させるように設計されているが、その場合も、アタッチメントのくぼみがバッテリーをカバーするような形状になっており、こちらもしっかり固定される。

 グリップの感触もいい。グリップの長さが手にスッポリと収まるぐらいのサイズで、持ちやすい。それでいて、グリップの厚みは2.7mmほどと比較的に薄めになっている。手の小さな人でも持ちづらいとはあまり思わない、ほどよい大きさと思えた。

 操作性も持ちやすくなったことから大きく向上したと感じられた。強いて言うと、L/Rボタンに置く人差し指の先がツメにかかってしまうのが気になるのだが、USBユニットなどの装着を考慮すると、ツメの位置はずらせそうにない。L/Rボタン自体の操作には特に影響しないので、ここは慣れてしまえば気にならない。

 スタンド機能を試してみたところ、安定性に少し難を感じた。可動式のついたてで支えることになるが、このついたての可動は固定されない。つまり、視聴状態のPSPが左に動くとついたてが可動してしまってガタンと倒れてしまう。ちょっとした衝撃だけでも倒れてしまうので不安に思えた。ここには一工夫が欲しかったところだ。

 「DUALSHOCK」に近い形状を採用したグリップはしっくりとくる。各部へのアクセス性もよく、USBユニットの使用を制限されないところは嬉しい。ただ、USBユニットを使えるだけに、ワンセグ放送など視聴時にむけたスタンド機能に難点を感じたところが残念に思えた。価格も低めなのが嬉しいが、そのぶんポーチなどは付属していない。外に持ち出すときにはアタッチメントからPSPを外して単独で、となるだろうが、脱着を繰り返すとツメによる傷も気になるところ。ツメの位置は傷が目立たないように工夫されているので、手荒く扱わないことが肝心だろう。

写真上は背面のついたてを立て、スタンドとしての利用シーン。グリップの分、全体の位置が高くなることに加え、ついたては横に衝撃が加わるとパタンっと倒れてしまう。安定性が気になった

写真左はワンセグチューナー装着時。アタッチメントが当たらず、未装着時同様に利用できる。中央はL/Rボタン付近の写真。ツメが指先に少し当たってくるが、操作自体には問題はなかった。写真右はPSP-2000に大容量バッテリーを使う場合。フタの代わりになる



● PSP-2000の前面と背面を合計6枚の保護フィルターでフルプロテクト

「フルプロテクトフィルターポータブル」

    メーカー:HORI
    価格:980円


6枚ものフィルターで、PSP-2000の前面背面を保護する。厚みが増すようなケースやシリコンラバーは好みでない人向きと言えるかもしれない
液晶画面用フィルターは画面に対して少し小さめ。中央の位置をしっかり把握してから貼るのが大事だ
こちらは取扱説明書。貼り付け手順がとても丁寧に書かれている
 液晶画面だけでなく、PSP-2000本体の前面背面をフィルターで保護するというグッズだ。前面は、液晶画面用、方向キー側用、ボタン側用と3枚。背面は中央のディスクカバー用、背面の左側用、右側用と1枚ずつで、合計の6枚の保護フィルターがセットになっている。また、保護フィルター以外にはクリーナークロスが1枚と、貼り付け手順が詳細に記された取扱説明書が付属する。

 この「フルプロテクトフィルターポータブル」は、本連載の147回で紹介している「プロテクトフィルターポータブル」の全面版と言える製品だ。「プロテクトフィルターポータブル」は液晶画面と表面の左右側を保護するフィルターのセットだったが、それに背面用の3枚が加わえられたグッズとなっている。そのため、前面の3枚のフィルターはほぼ同じ物と考えていいだろう。

 液晶画面用の保護フィルターは、AR(反射防止)層、ハードコート層、シリコン層と、3層で1枚のフィルターになっている。吸着面には粘着素材ではなくシリコン素材が使われている。べたつきが少しつけられているが控えめ、そのため貼り直しがしやすい。その他の本体用フィルターは、ポリエステル層、ウレタン層で構成されている。液晶画面とは違って操作をする部分に貼るフィルターのため、剥がれにくいウレタン粘着素材が使われているというわけだ。

 各保護フィルターの表面に貼られているフィルムには全て、タブがついているので扱いやすい。また、取扱説明書には各フィルターごとに詳細に貼り付け手順が記されている。シートからの剥がし方、手で持つときのポイント、貼り付けてからの空気の抜き方や密着のさせかたのコツといったように、非常に丁寧だ。

 液晶画面用の保護フィルターは液晶画面よりも縦横ともに1mm程度小さめのサイズになっており、中心に位置を合わせて貼っていくのがポイント。貼り付け後の透明度は「プロテクトフィルターポータブル」同様に高い。左右のフィルターには方向キーやボタンに沿ったくりぬきがあるため、液晶画面以上に位置合わせを慎重に行なわなければならない。方向キー周りのは円形に切り取られていて、1mm弱しか余裕はない。また、アナログパッド周りは1.5mmほど、ボタン周りも1mmほどと、どの箇所も余裕は少なめだ。

液晶画面用フィルターを貼り付けたところ。中央は全面に普通に貼っているところで、右は半分だけ貼ったところだ。透明度は高く、色味が変わってしまうようなことがない。ただし、画面のフチはどうしても浮いてしまう。これはこの製品に限らずPSP-2000用液晶フィルタの主な製品の傾向だ

写真左と右は前面の左右用保護フィルターを貼ったところ。よくみないとわからないほど透明度は高い。ただ、触るとビニール質の手触りがし、装着されていることはわかる。写真右は背面用の保護フィルターを貼ったところ

背面は、円状の金属部分にはフィルターが貼り付かず、写真のように浮いてしまう
 新たに加わった背面の保護フィルターは、3枚ともPSP背面の平らな中央部分のみを覆うようになっている。上下の傾斜部分はカバーしない作りだ。前面と比べると突起などがないため、液晶画面に保護フィルターを貼るのに近い感覚で貼っていける。気になったのは中央のディスクカバーで、円形の金属部分には保護フィルターが貼り付かない。取扱説明書にも書かれているが、その部分だけは押して貼り付けても時間が経つと浮いてしまう。無理に貼り付けようと力を入れて押すと、破損してしまう恐れもあるので、実際に購入した際にはご注意いただきたい。

 背面用の保護フィルターも、基本的には前面左右用の保護フィルターと手触りは変わらない。少しビニール質な感触が強い。指をとらえてくれるので少し滑りにくくなるが、手が汗ばんでいる場合だとツルツルと滑りやすくもなる。特に「フルプロテクトフィルターポータブル」は前面だけでなく背面もカバーしているので、より滑りやすくなっている。手に汗をかきやすい方は、この点を考慮したほうがいいだろう。

 保護フィルターの透明度や、取扱説明書の丁寧さなど配慮の行き届いたグッズなのだが、いかんせん手が汗ばむと滑りやすいという点、そして前面背面ともにフィルターを貼ってしまうことでそれがより強い難点として感じられたところがネックだ。前面用フィルター3枚セットの「プロテクトフィルターポータブル」は2月に試しているが、今回は湿気の多い6月に試していることも起因しているかもしれない。こうした面からも、背面にはなんらかの滑り止め加工が欲しかったところだ。



● DS Lite、PSP2機種対応、単四型乾電池を使用する欲張りバッテリーチャージャー

「スティック型携帯アダプタ」

    メーカー:デイテル・ジャパン
    価格:1,869円


スティック型の充電アダプタ本体と接続用の「USBゲーム・ケーブル」というシンプルな製品
充電アダプタとケーブルの接続はUSBになっている。他のUSB端子を持つ機器からもこのケーブルで給電できる
「USBゲーム・ケーブル」はDS Lite用、PSP用の充電コネクタが二股にわかれてついている
 単四型乾電池を4本使い、PSP1000/2000やDS Liteを充電できる2機種対応のバッテリーチャージャーグッズだ。サイズは横幅が11.6cm、縦が2.9cm、厚みが1.5cmと非常にコンパクトだ。「スティック型携帯アダプタ」に単四型乾電池4本を入れた状態の重さは72g。各ゲーム機へと接続する「USBゲーム・ケーブル」の長さは90cmとなっている。

 電池を収納する本体は、電源のオン/オフのスイッチと、電源状態を示す緑色のLEDがついているのみでシンプルな作り。LEDは電源スイッチのオン/オフだけを点灯で示す。できれば、充電状態や乾電池の残量などを表現して欲しかったところだ。

 「USBゲーム・ケーブル」と「スティック型携帯アダプタ」本体との接続は、ケーブル名にもあるとおりUSBで行なう。このケーブルはパソコンなどのUSB端子から各ゲーム機を充電するのにも利用できる。ケーブルの先端は二股にわかれていて、片方はDS Liteの充電端子用、もう片方はPSPの充電端子用となっている。

 実際にバッテリー残量が空になっているPSP-2000やDS Liteを充電してみた。使用した電池は満充電にしたエネループの単四型を4本使用。パッケージには「DS Lite用本体なら約2.5時間で満充電にすることができます」と長めの時間が書かれており、また注釈には「PSP用本体は、一度では満充電にできません」とある。

 だが、実際に試した結果は、説明書きとは事情が異なった。電源をオフにしたDS Liteは45分充電したところで、充電中であることをを示すDS Lite本体のオレンジランプが消えた。これは充電完了のサインだが、ちょっと早い気がする。おや、と思いつつ試しにDS Liteの電源を入れてみると、ほとんど充電されていないようですぐに赤いランプがついてしまった。また、PSP-2000は1時間32分充電したところでPSP本体のオレンジランプが消えた。こちらも電源を入れてみたが、バッテリーは空に近い。本体情報からバッテリー情報を確認すると4%となっていた。

 続いてはバッテリー残量が空になっているPSP-2000やDS Liteに繋げての連続駆動時間を試してみた。こちらはパッケージに書かれている公称値ではDS Liteが約7時間、PSP-2000が約5時間、PSP-1000では約2時間となっている。

 DS Liteでは、任天堂「おいでよ どうぶつの森」タイトル画面(輝度最大、音量最大)で自然に電源が切れるまでを計測。結果は5時間38分で電源が切れた。また、PSP-2000ではバンダイナムコゲームス「リッジレーサーズ」のオプションにある「AVプレーヤー」機能を使い、バッテリーがなくなり自然に電源が落ちるまでを計測。画面の輝度、音量はどちらも最大。その結果1時間28分で電源が切れた。PSPの結果がずいぶん短かったのは気になるところだ。

コンパクトな形状でPSPとDS Liteのどちらも充電でき、ケーブルはPCなどの機器にも使えるなど、欲張りな製品だ。だが基本的には緊急用の注ぎ足し充電に使いたい製品なので、もう少し機能を絞って安定性が重視されていたほうがよかったかもしれない

 このように試した結果は不安定なものになった。たまたま今回試した固体に問題があった可能性も考えられるが、おそらくこれはUSB接続を経由しているためではないかと思える。電圧の関係で充電・給電が安定しないのではないだろうか。とりあえず今回の結果から言うと、不安定に感じられる面が多かったが、外でプレイしているときなど充電ができないときの一時しのぎに、バッテリーを注ぎ足すという、肝心の使い方はできる。だが、過度に頼るのは厳しいかもしれない。



● ソフトグリップ付きタッチペンとスタンドがセットになった「ヤッターマン」グッズ

「タッチペン&スタンド」

    メーカー:トイテック・インターナショナル・ジャパン
    価格:630円
    デザインバリエーション:ドロンジョ様、ヤッターワン
    任天堂ライセンス商品


SDデフォルメされたヤッターワンがデザインされたタッチペンと、オモッチャマスタンドのセット
スタンドにペンをセットしたところ。ペンのソフトグリップでスタンドに固定される
 「ヤッターマン」のキャラクタがあしらわれたDS Lite用のタッチペンとスタンドのセット。デザインはヤッターワンとドロンジョ様の2パターンがあるが、今回はヤッターワンを使ってみた。

 タッチペンは子供向きなのか短く、全長は10cm、太さは1cmとなっている。全体はABS/PP素材でできており、簡単に言えばプラスチック質。重量も軽く6gだ。タッチペンのグリップには、ラバー質のソフトグリップがつけられていて、チューブが重ねられたような形状になっている。

 スタンドは、オモッチャマをあしらったデザインで、四角いサイコロになっている。サイコロの1の目がペンを差し込める穴になっている。底面は6の目にあたるのだが、ここは無地になっていたのだが少し残念に思える。スタンドにペンを差しこむと、ソフトグリップが穴に対してちょうどいいサイズで、しっかりと固定された。

 実際に使ってみたところ、ペン先の素材は純正のタッチペンと同じ素材が使われているということで、書き心地にも差は感じられなかった。ただペン先周辺がボールペン状に太くなっているのに対して、ペン先の露出部分の長さは純正タッチペンと変わらない。そのため、タッチパネル画面を大きく遮ってしまうのが気になった。

 ペンの太さやラバー質のソフトグリップも思いのほか持ちやすいが、いかんせん大人が使うには長さが足りない。純正タッチペンと比較しても1.2cmほどしか長くなっていない。やはり小さな子供向けのグッズなので、長すぎると逆に扱いづらいだろう。小さな子供が使うことを考えれば、長さはむしろ短いほうがいいが、太さやグリップは欲しい。そのあたりはしっかり配慮されていると思えた。

かわいらしい外見やタッチペンの短さなど、全面的に小さな子供に向けられたグッズと思える。スタンドも実用的なものというより、そうしてセットできることを楽しむというスタンスに思えた



● 充電に特化した携帯電話充電グッズ風のDS Lite用バッテリーチャージャー

「パワフルチャージャー」

    メーカー:トイテック・インターナショナル・ジャパン
    価格:2,310円
    デザインバリエーション:ドロンジョ様、ヤッターワン
    任天堂ライセンス商品


コンパクトな充電アダプタ本体にDS Liteと接続するケーブルが伸びるシンプルなグッズ。携帯電話の充電グッズかのような外見だ
電池フタにはSDデフォルメされたドロンジョ様がしっかりプリントされている
本体にあるのは、LEDと電源スイッチのみ。LEDは充電が完了すると消灯する
 単三型乾電池を2本使用するDS Lite用のバッテリーチャージャーグッズ。こちらも上の「タッチペン&スタンド」と同じ「ヤッターマン」グッズのひとつだ。デザインはヤッターワンとドロンジョ様があったので、こちらではドロンジョ様にしてみた。乾電池は元から2本付属しているのですぐに使い始められる。

 チャージャーの本体部は縦横ともに6cm、厚みは2cmと比較的コンパクトだ。白い本体カラーにSDデフォルメされたドロンジョ様がしっかりと描かれている。DS Liteに繋ぐ充電用ケーブルは長さが1m。チャージャーには、電池収納部と電池フタ以外だと、給電のオン/オフスイッチ、電源状態を示すLEDがある。シンプルな製品だ。重量は電池込みで95g。

 こちらの製品は、緊急時の充電用に使用用途が絞られている製品のようだ。と言うのも、まずパッケージに「約30分の充電が可能です。」とあり、30分充電した場合の稼働時間は、ディスプレイ輝度最大、音量最大、ワイヤレス通信接続で50分。輝度最低、音量最小、ワイヤレス通信未接続だと210分とされている。連続駆動時間などについては触れられておらず、あくまで充電をするという方向性になっている。

 実際に使ってみると、DS Lite側が満充電になると給電が自動的に停止した。チャージャーの電源スイッチはオンのままだが、LEDは消え、給電は停止される。一度チャージャーを取り外し、電源を入れ直して充電してみると、やはりすぐに給電が停止された。連続駆動向きではなく、充電に特化している作りだ。無駄にバッテリーを浪費しない工夫だと考えると、なかなかに優れているかもしれない。

 このような作りになっているので、今回は充電(チャージャーの給電が自動停止するまで)を測ってみた。乾電池は念のため備え付けの物ではなく、満充電にしたエネループを2本使用した。まずは、DS Liteのバッテリーが空の状態で電源オフ時という場合の充電。結果は1時間9分となった。パッケージの30分充電可能という説明とはちょっと異なる結果にはなったが、このあたりは使用している電池の差と思える。充電後にDS Liteの電源を入れて確認したが、特に問題は見られなかった。

 続いては、DS Liteのバッテリーが空の状態で給電を開始し、そこからDS Liteを起動させ、充電時間を測ってみた。「おいでよ! どうぶつの森」のタイトル画面で、チャージャーの給電が自動停止するまでを観測したところ、結果は50分となった。電源オフの状態より短くなってしまった。どうやらある一定量を充電すると自動的に停まるようになっているようだ。長時間使う目的には向かないところがありそうだ。

 実は、キャラクタ物のグッズと思ってあなどっていたのだが、なかなか実用性が高い。外部バッテリーというよりは、携帯電話の緊急充電用グッズ的な位置付けで、緊急時にバッテリーを注ぎ足せる。単三型乾電池2本という電源の入手性のよさも嬉しいグッズだ。

コンパクトでシンプルな製品だが、充電に特化して自動給電停止をするところなど、侮れない実用性がある。緊急時に頼れるバランスのよいグッズだ



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□ ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ デイテル・ジャパンのホームページ
http://www.datel-japan.co.jp/
□ トイテック・インターナショナル・ジャパンのホームページ
http://www.toytech.co.jp/

(2008年7月1日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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