【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】
← 前回分 【バックナンバー】

【連載第147回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

DS Lite本体からACアダプターまで一挙に収納!
「システムバッグDS Lite」ほか、HORIグッズを使う

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今週はゲームグッズの定番メーカー株式会社HORIのグッズを4製品を試してみた。DS Lite用グッズからは、本体やDSカードのほか、ACアダプターやイヤフォン、クリーニングクロスなどをまるごと収納できる「システムバッグDS Lite」を使ってみた。ACアダプターも収納できる旅行向けのポーチだ。

 PSP用グッズからは、PSP-2000用のプロテクトケースグッズ「クリアケースポータブル2」や、UMDディスク8枚を収納できる「メディアケースポータブル8」、液晶画面を含む前面を保護できる「プロテクトフィルターポータブル」を使ってみた。

【今週のおしながき】
DS HORI 「システムバッグDS Lite」
PSP HORI 「クリアケースポータブル2」
PSP HORI 「メディアケースポータブル8」
PSP HORI 「プロテクトフィルターポータブル」



● シンプルデザインのポーチにDS Lite本体やDSカード、ACアダプターまでたっぷり収納!

「システムバッグDS Lite」

    メーカー:HORI
    価格:1,449円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック
    任天堂ライセンス商品


大げさな飾りなどがなく、シンプルなデザインのポーチ。斜めのラインはポケットになっている
内部はナイロン素材でブルー1色になっている
各ポケットにDS Lite本体、DSカード、ACアダプターなどを収納してみた
 DS Lite本体、DSカード5枚のほか、ACアダプタやイヤフォン、GBAカートリッジなどを丸ごと収納できるキャリングポーチ。素材は表側が布地、裏地はナイロンでできており、ホワイトカラーでは裏地がブルー、ブラックなら裏地はレッドになっている。今回はホワイトカラーを使ってみた。収納量が多いだけに、サイズは縦16cm×横21cm×厚み4.5cmとそこそこに大きめ。重量は119gとなっている。

 外観は無地のすっきりとしたデザイン。ブルーに白文字のDS Liteロゴが入ったタブがついている。また、表面にスリットタイプのマルチポケットを備えている。ポケットの口を閉じられないので常用するのは紛失の恐れなどを感じるが、一時的にDSカードを入れておく用途などに良さそうだ。

 開閉はダブルファスナーになっていて、開閉の感触は柔らかく開けやすい。内部は見開きにでき、左右に各種のポケットがついている。DS Lite本体用のポケットはマジックテープタイプのフタがついており、ポケット内は柔らかな布が使われていた。

 本体ポケットの横には、特徴でもあるACアダプター用のポケットと、ケーブル結束バンドがある。ACアダプターをメッシュポケットに入れ、ケーブルは折りたたんでバンドでとめる作りだ。結束バンドは片側がマジックテープで着脱できるようになっていて、折りたたんだケーブルをぴったり収めることができた。ポーチ内でケーブルがぐちゃぐちゃになるような心配もなく、使い勝手がいい。

 反対側には、DSカード用のポケットが5枚分並んでいる。いずれもメッシュポケットで口はゴムバンド。それぞれのポケットは独立しており、しっかりと1枚ずつ固定できる。基本的には過不足のないポケットなものの、両端の1個ずつは出し入れのときにポーチの外周とあたってしまうので少し気になった。

 DSカード用ポケットの下には、横に広いマルチポケットがある。イヤフォンやクリーニングクロスなどを入れておけるフリーポケットで、こちらの口はゴムにはなっていない。GBAカートリッジを入れてみると、ちょうど5枚を収納できた。縦に並べるとポケットの深さも丁度よかった。ゴムバンドになっていないので多少厚みのあるものでも収納できるのは嬉しいのだが、収納したものがポケット外に出てしまうほうが気になってくるだろうか。ここもゆるめのゴムバンドになっていたら、なおよかったかもしれない。

 シンプルなデザインでたっぷりの収納力、各所の気配りもされていて、丁寧な作りが嬉しいポーチ。ACアダプタを入れておけるので、旅行のお供に向いていそうなほか、本体やソフトなど一式をまとめてしまっておくという用途にもよさそうだ。しぶらくぶりに遊ぼうと思ったら本体はあるのにACアダプタが見あたらない……なんて経験がある方にもオススメしたい。

本体収納ポケットの裏地は柔らかな素材が使われている。ACアダプターのケーブル結束バンドなど、細かな工夫や丁寧さが光るグッズだ



● PSP-2000の全体をがっちり保護! 側面までしっかりカバーするスリムなプロテクトケース

「クリアケースポータブル2」

    メーカー:HORI
    価格:1,029円
    カラーバリエーション:クリスタル、グラファイト


グラファイトカラーのプロテクトケースを装着。丸みがあり、ヒンジやロックが目立たないのが嬉しい
底面のフタは開くと簡易スタンドとして使用可能
側面も完全に覆われているので、メモリースティックデュオスロットは塞がれている
 PSP-2000の全面を丸ごと保護するプロテクトケースグッズ。カラーは透明のクリスタルと、青いスモークがかかったグラファイトの2種類で、今回はグラファイトを使用してみた。こちらはPSP-1000用に発売された「クリアケースポータブル」のPSP-2000専用版といった位置づけの製品となっている。

 こうしたPSP-2000用のプロテクトケースグッズはこれまでも紹介してきたが、基本的な作りは近い。前後のカバーがヒンジで繋がっていて、本体をはさみこみ、底面の2つのツメで固定する。そのツメをさらにフタでロックする方式だ。初代の「クリアケースポータブル」からの作りで、このフタを開くと簡易スタンドの支えに使えるところも踏襲されている。

 操作関連にあたる部位はほぼ全ての部位がしっかりとくりぬかれており、USB端子にもワンセグチューナーを装着できた。また、PSP専用リモコンもカバーを閉じた状態で接続できるところも大きなポイントになるだろう。ただし、メモリースティック デュオスロットは塞がれているため、入れ替えるには一度本体を取り出さなければならない。あまりメモリースティック デュオの入れ替えはしないという人や、データ転送にはUSBケーブルを使っているという人に向いている。

 他のPSP-2000用プロテクトケースグッズと比較すると、側面もしっかり覆われるところが大きな違い。背面側のカバーがしっかりと側面まで覆い、前面のカバーとぴったりかみ合う。継ぎ目は触ると確かに感じられるものの、あまり目立っておらず、作りのよさを感じさせる。保護する範囲が広く、側面が空いているタイプに比べて感触がいい。

 もう1つ比較して嬉しい点として、全体に薄くて小型なところが挙がる。ヒンジも最小限の大きさに留められているし、底面の2重ロックもでっぱりが小さくすんでいる。カバーの厚みも約1mmと薄めで、PSP-2000の薄さが活きている。側面の電源スイッチはしっかりと空けられているほか、カバーが薄いので非常に操作しやすい。プロテクトケースグッズは外観がおおげさになってしまいがちだが、そこも最小限になるのが嬉しいところだ。

 方向キー、アナログパッド、○、×、△、□ボタン周辺は斜めに薄くくりぬかれているので、方向キーとボタンに関しては満足な操作感を得られた。ただ、アナログパッドの部分に関しては、下方向へくりぬいてある部分の傾斜が少なく、親指がカバーとアナログパッドにはさまれてしまうような感触があった。いっそ、下方向にも大胆にくりぬかれていたらよかったのだが、少し残念なところだ。

 全体をがっちり保護するプロテクトケースながら、薄く、それでいて側面までしっかり保護してくれる良質な一品。各部のアクセス性もよく、満足度が高い。指摘したようにアナログパッドの下方向が少し苦しいのが本当に惜しいところだ。

試したのはグラファイトカラーのため、液晶画面の色味がどれぐらい変化するのかを撮影した。完全に透明のクリスタルもあるので、色味の変化が気になる方はそちらをセレクトするのがよさそうだ



● UMDディスク8枚を収納可能、UMDディスク型のメモステ用収納パーツも付属する

「メディアケースポータブル8」

    メーカー:HORI
    価格:714円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、ブルー


安価ながら、しっかりとしたケースのほか、メモリースティックデュオ用の収納パーツが付属する
トレイとフタの裏側に合計8枚分の収納スペースがある
 UMDディスクを8枚収納できる両開きタイプのメディアケースだ。ケース本体のほか、メモリースティックデュオを2枚収納できるUMDディスク型の収納パーツがひとつ付属する。これを使うと、UMDディスク7枚とメモリースティックデュオ2枚を収納できるケースになる。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ブルーの3色。

 ケースの表面はざらつきがつけられていて、中央のトレイやケース内部はツヤのあるパーツになっている。開閉してみると当初は感触が堅いと感じたのが気になった。ただ、何度も何度も開閉していると、試している時間のなかだけでも少し感触が柔らかくなった。使い込むことでこなれてくる。

 内部は1面にUMDディスク2枚分のスペースがある。UMDディスクは外側に大きめのツメが1点、内側に小さめのツメが2点あり、3カ所で固定する。収納時や取り出し時には、この外側のツメに向かってUMDディスクを押しながら出し入れする。だが、UMDディスクの外周をかたどったフチもあるため、内部中央あたりのスペースが少なく、指を入れづらい。

 また、固定しているツメ自体も堅く、取り外すのに苦労する場面もあった。特にフタ側の収納のツメは堅くて気になるところだ。無理に力を入れて外すと破損してしまう恐れもあったのだが、実際のところはかなり力を込めて外すことになった。

 非常に安価ながら、UMDディスク8枚分の収納力とメモリースティックデュオ用の収納パーツまでついている嬉しいグッズだが、指摘した取り出しの堅さはかなり気になるところ。ここは個体差の可能性もあるため一概に言い切れないが、ツメをラジオペンチなどで少し広げるなど、快適に使うには少し工夫が必要かもしれない。

収納量もあり、メモリースティックデュオを収納することもできるケースだが、取り外し時に指を入れるスペースの狭さや、ツメの堅さが気になった



● 液晶画面だけじゃなく、PSP-2000の前面を保護するプロテクトフィルター

「プロテクトフィルターポータブル」

    メーカー:HORI
    価格:819円


液晶画面用、方向キー側、ボタン側と、3枚の保護フィルターのほか、クリーニングクロスが付属する
3枚のフィルターをすべて貼り付けたところ。透明度が高く、写真では継ぎ目も見えないほど
 液晶画面のほか、方向キーとアナログスティック側、○、×、△、□ボタン側と左右にも保護フィルターを貼る、前面保護のフィルターグッズ。製品には液晶画面用、左側用、右側用の保護フィルターが1枚ずつとクリーニングクロスがセットになっている。

 液晶画面の保護フィルターには表面、粘着面ともにフィルムが貼られていて、タブもついている。フィルムには、フィルムを剥がして使用するよう説明が書かれたシールもついていて、保護フィルターに欲しい工夫は一通りきっちりされているという印象だ。

 PSP-2000の液晶画面はフチが盛り上がっているため、保護フィルターはそこにかからないよう液晶画面よりも縦横ともに1mm程度小さめのサイズになっている。このフチにかからないよう位置合わせをしてから中央に貼るのがポイントだ。貼り付けてみると、かなり吸着力がいいのに驚いた。保護フィルターが画面に触れたとたんに、スーっと引き寄せられるようにくっついていったほど。置くように貼ろうとすると、逆に吸着がよすぎて一気にくっついてしまうので、途中に気泡が残らないように気をつけたい。

 続いて左右のフィルターの貼り付け。こちらは1枚の台紙に左右の2枚が貼られていて、それぞれ剥がして貼り付ける。四角い液晶画面とは違って、ボタン型のくりぬきなどがあるため、位置合わせはより慎重に行なわなければならない。特にスピーカー穴のくりぬきは余裕が少ないため、ここを位置合わせのポイントにしたほうがよさそうだ。貼り付け中も透明なフィルターが見えづらく、位置が合っているかを確認しづらいのが気になった。表面を保護するフィルムに色がついていて欲しかったと思う。

 貼り付け後の見栄えとしては、液晶画面の保護フィルターは色の変化もほとんどなく、透明度の高さが嬉しい。どうしてもフチが浮きがちなのがやはり気になるところだが、電源が入っている間はあまり目立たないので、割り切っていくほかなさそうだ。左右フィルターの感触は少しフィルターのビニール質な手触りがあるだろうか。少し滑りにくくなる。

 取扱説明書も丁寧で、タブ付きフィルムなど、初心者にもわかりやすい工夫がしっかり抑えられている。安心感の高い保護フィルターだ。

光に反射させるとフィルターの形がやっとわかるほど、透明度は高い。液晶画面の色味の変化も少なく良質だ。写真右は半分だけ液晶画面用の保護フィルターを貼り付けたところ。ほとんど変化はない



 当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)

→ game-watch@impress.co.jp ←

■■ 注意 ■■

  • この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事の情報は検証時点現在のものであり、最新情報はバックナンバーをご参照ください。
  • この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
  • GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/

(2008年2月13日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.