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テクモ株式会社の労働組合の執行役員2名は、同社における従業員代表偽装問題を原因とする未払い賃金訴訟を、東京地方裁判所に6月16日に提訴したことを明らかにした。 提訴したのは、同社労働組合の執行委員長の小澤宏昭氏と同副委員長の角田龍生氏の2名。小澤氏は今年2月に結成された労働組合の執行委員長として、今年5月に行なわれた従業員代表者選挙に当選し、従業員代表者も務めている。 提訴の内容は、「テクモにおける従業員代表者の偽装を原因とする、未払賃金請求訴訟」。テクモ経営陣が経理部の社員を従業員代表者であるかのように偽装し、36協定と裁量労働制の協定を締結したとして中央労働基準監督署に届けていた。この裁量労働制によってカットされていた残業手当等の賃金の支払いを求めている。 小澤氏らは、今回の件については迅速に問題を提起するという観点から、2名だけで訴訟を提起したが、これは約300名の社員全体の問題としており、テクモ労働組合としては今後の会社側の対応次第では第2弾、第3弾の訴訟提起を検討しているという。 【15時52分追記】
テクモは本件訴訟について、「訴状が到着しておりませんので、訴状の内容を検討した上で、改めて見解をお知らせします」としている。
(2008年6月17日) [Reported by 滝沢修]
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