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会場:プラザホテル(韓国ソウル市)
こうしたことから、当日はメディアより投資家が多く集まったが、投資家向けの情報のみならず、2008年度のタイトルラインアップも発表された。既にβテストが行なわれている「Ghost X」、「Heros In the Sky」に加え、「FreeStyle Football」、「FreeStyle 2nd Street」という、同社の稼ぎ頭である「FreeStyle」フランチャイズの新作2作の計4作を次期サービスタイトルとして発表した。 中でも「FreeStyle Football」と「FreeStyle 2nd Street」は日本では「フリスタ! -Street Basketball-」として展開されている「FreeStyle」のシリーズとして初公開となる新作だ。現在、この2作とあわせて計7作品が韓国国内で開発されているという。
本説明会では具体的なゲームの内容やゲームプレイの映像は公開されず簡単な概要のみの紹介にとどまったが、JCEは、日本にも日本法人JC Globalを設立して、自社パブリッシングを行なっているだけに、早期の日本展開も期待される。本稿では、初公開となる「フリスタ」シリーズ2作品についてお伝えしたい。
■ キャラクタのバックの視点でプレイするサッカーゲーム「FreeStyle Football」
プレイ人数は4対4や6対6など、フットサルのような小人数でプレイする。イメージイラストでは太い線とコミカルなデザインが「フリスタ」のサッカーバージョンと呼ぶにふさわしい雰囲気を醸し出している。 本作のポイントとなるのは、プレーヤービューが従来のサッカーゲームのようにサッカー場全体を見下ろすものではなく、レースゲームや3DMMORPGのようにキャラクタのバックビューからプレイする。 また、プレーヤーがグラウンドを疾走しているかのような感覚を表現するためにユーザーインターフェイスを画面内から極力切り捨てるとしており、現在の点数を確認するにはキャラクタがステージ中のオブジェクトの電光板に視点を移動させるといった操作が必要になるという。現時点では、まだゲームプレイのスクリーンショットが1点も公開されていないため、どういった作りになるのか気になるところだ。 また、ゲームをやり始めてルールを理解するまではコンピュータとの対戦のみ提供され、ある程度のレベルを超えてからプレーヤー同士で対戦できるようになるという。ここで初心者がゲームに馴染むためのチュートリアルモードを兼ねるようだ。 プレーヤーのキャラクタのレベルが上がり成長すると、ストリートのサッカー試合からスタジアムのプロの試合に参加できるようになるなど、徐々に大きな舞台で試合ができるようになるという。
マップは現在、韓国内で実存するマップを使用するという。例えば、ソウル市内の漢江高水敷地競技場や学校の運動場、城南市内の炭川総合運動場などが登場するという。本作のサービススケジュールは今年の8月クローズドβテストを始め、下半期にはオープンβテスト、来年の上半期には正式サービスを予定している。
■ プレーヤーがストリートバスケのチームを運営する「FreeStyle 2nd Street」。「FreeStyle 3(仮)」も既に開発中!
前作との差異はプレーヤーキャラクタが1人ではなく、3人1組のチームを丸ごと運営していくところだ。ゲーム内でプレーヤーは1人のキャラクタを操作し、残りのキャラクタはAI操作となる。AIに操作を任せても特定選手のマークの指定など、戦略的なコマンドも与えられるという。1on1のオンライン対戦を志向したつくりのようだ。 プレーヤーはマネジャーとして、3人のキャラクタを訓練させたり、戦略の組み立てを行なっていく。選抜選手と候補選手を設定し、ユーザー同士の選手トレードも可能だという。プレーヤーのスキルとチームの戦略が伴うゲーム性がこのゲームのポイントになりそうだ。サービススケジュールは今2008の第3四半期クローズドβテストを始め、2009年の1月オープンβテスト、上半期中には正式サービスが予定されている。 本説明会では、さらにその続編となる「FreeStyle 3(仮)」の開発も報告された。ジャンルはスポーツで詳細な種目やゲーム内容は一切非公開だが、2009年の上半期、クローズドβテストを行ない、2010年初頭までの正式サービスを予定している。 本イベントは上場に向けた説明会ということもあり、なかなか各コンテンツの具体像までは掴みにくかったが、東アジアでは非常に高い人気を誇っている「フリスタ」の次期作品というだけに、JC Entertainmentからの新しい情報に期待したいところだ。また、上場を機に「フリスタ」に続く新たな看板タイトルとなるようなタイトル創出にも期待したい。
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□JC Entertainmentのホームページ(韓国語) (2008年5月21日) [Reported by Dong Soo “Luie” Han / 三浦尋一]
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