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【連載第157回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

リモコン操作も可能なPSP-2000用純正クレードル登場!
Wii用グッズは振動機能付きガンアタッチメントが登場!

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今週はPSPグッズからひとつ、Wiiグッズから3つを紹介していこう。まずPSP用のグッズは、ついにソニー・コンピュータ・エンタテインメント(以下、SCEJ)から登場した、PSP-2000用の専用クレードル「PSP-S360」だ。充電スタンドとしての機能はもちろんのこと、カード型リモコンが付属していて、クレードルにセットしたPSPをリモコンでコントロールできる。ワンセグ視聴など、ゲーム以外の利用スタイルを強力にサポートする純正グッズだ。

 Wii用グッズでは、ガンアタッチメント製品2種類とWiiリモコン用バッテリーパックグッズを使ってみた。ガンアタッチメントグッズは、サイバーガジェット「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」と、ユニオンテクノス「バイブレーションライトガン」で、どちらもガンアタッチメントに振動機能を追加したという新しい試みのグッズになっている。また、Wiiリモコン用バッテリーグッズでは、リンクスプロダクツの「CHARGE STAND」を使ってみた。

【今週のおしながき】
PSP SCEJ「PSP-2000専用クレードル PSP-S360」
Wii サイバーガジェット「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」
Wii ユニオンテクノス「バイブレーションライトガン」
Wii リンクスプロダクツ「CHARGE STAND」



● リモコンでの操作をはじめ、純正ならではの仕様満載のPSP-2000専用クレードル

「PSP-2000専用クレードル PSP-S360」

    メーカー:SCEJ
    価格:4,800円


クレードルとカード型リモコンがセットになっている。リモコンはボタン電池入り
長方形の平らな台座にPSP本体をホールドするパーツが組み合わさっている。角度調節はできない
大きな特徴のひとつ、カード型リモコン。リモコンの表面にあるように、方向やボタン操作など各種のコントロールができるほか、テレビ側のコントロールも可能だ
 PSP-1000、2000ともに周辺機器メーカーから様々な製品が登場してきた“PSP用スタンドグッズ”。動画や音楽のメディアファイル再生機能や、PSP-2000ではワンセグ放送を視聴できるため、充電スタンドとしての用途以外に視聴スタイルをサポートするグッズとして注目度が高い。そんなおり、SCEJから、PSP-2000専用純正クレードルが登場した。

 今回試しているパッケージの「PSP-S360」には、クレードル本体のほかに、クレードルにセットしたPSPを赤外線でコントロールできるカード型リモコンが同梱されている。また、これにD端子ケーブル「PSP-S170」をセットにした「PSPJ-15013」も販売中だ。

 クレードルは長方形の台座部分に、PSP本体の左右下半分を支えるホルダーパーツが組み合わさっている。台座の中央には、PSP本体を取り外すためのイジェクトボタンが備えられており、ボタンを押し込むとPSPが持ち上がる仕組みだ。

 台座の前面左側に、リモコン用の赤外線受信部が、右側には映像出力状態を示す白色LEDがある。LEDは、映像がPSPのディスプレイに出力されているのか、映像出力ケーブルでテレビに出力しているかが判別できる。LEDの上には映像出力を切り替えるボタンも搭載されている。

 本体をセットする部分には、PSP本体の電源端子とビデオ/マイク/ヘッドフォン端子に接続させるコネクタがある。装着時には両方をPSP本体に差し込む。また背面には、ACアダプタやリモコン付きヘッドフォン、または映像出力ケーブルを接続する端子が備えられている。底面には柔らかいゴム足が4隅についている。

 このクレードルの大きな特徴は“PSP本体の機能をコントロールできる”ところ。台座にある映像出力切り替えのほか、カード型リモコンを使うと、PSP本体を直接操作する時と同じ、もしくはそれ以上のことが遠隔操作できる。

 リモコンには、PSPのスリープと復帰動作をさせるパワー/スリープボタンや、映像出力切り替えボタンをはじめ、PSP本体にある方向キー、○、△、□、×、L1、R1、スタート、セレクト、さらにホームボタンと同じ操作ができるボタンがある。そのほかにも、メディアファイル再生時用の再生、停止といったリモコン独自のボタンもある。

 また、このカード型リモコンではテレビの操作も可能だ。電源のON/OFF、チャンネル切り替え、ボリュームコントロール、入力切り替え操作ができる。また、リモコンにあらかじめセットされている設定を、“メーカー設定コード”を使って使用開始時に呼び出せば、国内主要メーカーのテレビ操作にも対応。リモコンだけでPSP側の各種操作から、映像出力時のテレビ入力切り替えまでをサポートしてくれているわけだ。

 このように、クレードルにセットしたPSPはカード型リモコンひとつでほぼフルコントロールできる。ワンセグ放送や動画、音楽等のメディアファイル再生時にリモコンで楽に操作可能だ。また、リモコンでの操作はPSP本体で操作しているのと同等で、PS3と組み合わせたリモートコントロール時にも、PS3のHDDに保存しているファイル閲覧などを同じように操作できる。

がたつき、ぐらつきがほとんど感じられず安定感は高い。背面には電源端子とビデオ/マイク/ヘッドフォン端子を搭載

映像出力を示すLEDは、シルバーっぽい白色になっている
取り外しをワンタッチで実現するイジェクトボタン
カード型リモコンでPSPを操作する感覚はちょっと不思議。PSP本体のキーやボタンで操作するのと同等のため、あらゆる場面の操作ができる
 実際に使ってみると、まず安定感の良さが感じられた。底面のゴム足は接地面にもよるが、非常に吸い付きがいい。粘着質なわけではないが、設置した場所から動かすときに少し剥がれるような感触があるほどだ。それとともに台座が扁平形状で、ホルダー部分も左右の下半分をしっかりと固定している。ぐらつきがなく、倒れる心配をまったく感じない。装着時にはコネクタ装着の感触はあるものの、引っかかりはなく、外すときはイジェクトボタンの効果で手軽に片手で取り外せる。

 PSP本体のビデオ/マイク/ヘッドフォン端子にクレードルのコネクタが装着されるため、接続時は音声出力が切り替わって無音になってしまうかと思ったが、接続時は何もしない場合、PSP本体から音声が出力される。クレードル背面のビデオ/マイク/ヘッドフォン端子にイヤフォンなどを装着すると、そちらに音声が切り替わる。こうしたスタンドグッズでは、外部スピーカーを組み合わせないと音声が結果的に無音になってしまう場合があったが、このクレードルではその問題は回避されている。ここも大きな特徴だろう。

 カード型リモコンでPSPを操作できるのはとても便利。これのおかげで、ワンセグ放送の視聴時には卓上テレビのように扱える。ただし、リモコン自体の操作感は、カード型ということでクリック感などが乏しく、あまりいいとは言えず、操作のレスポンスも本体で操作するよりワンテンポ遅い。こうしたところは少し残念だが、便利であることには変わりない。リモコンは約4mの距離まで使えたが、赤外線方式のため、遮蔽物には弱い。

 もう1つリモコンで残念に感じたのは、リモコンにはPSP本体のボリュームコントロール機能がないこと。PSPに手が届かないほど距離がある状態で活用することはあまりないとは思うので、必要はないという判断だろう。だが、必要と感じるほとんどの操作ができるリモコンなので、せっかくならボリュームコントロールも欲しかったと感じてしまう。

 リモコンでできる操作の中でも特にありがたいのは、PSPをスリープ/復帰させる機能だ。ボタンひとつで手軽にスリープ/復帰ができるのは大きなメリット。いちおう、クレードルのホルダー部分に電源スイッチを触れるようくり抜かれているものの、リモコンのボタンひとつで操作できるのは便利。ただ、制限のある場面もある。まず、当然ではあるが、PSPの電源が完全にオフの状態ではこの機能は使えない。また、ゲーム中にスリープにした状態からもリモコンでは復帰させられない。

 いちおう、クレードルにセットした状態でゲームもプレイしてみたが、高さが足りず、手が窮屈になってしまい、快適ではない。クレードルごと持つという力業もあるが、やはりゲームプレイ時には取り外すのが基本だ。

 充電クレードルとして無難に扱いやすいだけでなく、視聴スタイルを大きく快適にしてくれる機能が満載。特にカード型リモコンでPSPをコントロールできるなど、このクレードルだけが備えている魅力は多い。

 映像出力、音声出力ともに、クレードルを中心に接続させる作りのため、PSP本体はあくまで手軽に扱える。クレードルに装着した状態で特に何もせずとも、本体スピーカーから音声出力が保持されるなど、純正品ならではの工夫も感じられる。充電スタンドとして活用することのみを考えると、価格が少々高めではあるが、安心して使えるグッズだ。



● ハンドガンタイプのWiiリモコン用ガンアタッチメントに振動機能がプラス!

「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:1,580円)


ハンドガンタイプのアタッチメントに振動機能が加わった
こちらはWiiリモコンを装着したところ。全体にコンパクトで手軽なのがいい
ヌンチャクは独立した状態で使用。Wiiリモコンの拡張端子はしっかりと開けられている
 Wiiリモコンを使ってのガンシューティングアタッチメントに、なんと振動機能を搭載したグッズが登場した。単三型乾電池2本を使う方式で、トリガーを引くとアタッチメントが振動する。ハンドガンタイプのアタッチメントで、Wiiリモコンのみを装着して使用する。

 全体のカラーはWii本体同様のホワイト。素材全体はプラスチックのように硬質だが、表面はサラサラとした硬質ラバーのような手触りになっている。デザインはどことなく近未来風の印象で、グリップもくぼみでメカニカル風に飾られている。

 ポイントはまずハンドガンサイズであること。Wiiリモコンより先端のパーツを組み合わせると5cmほど銃身は長いものの、それにトリガーとグリップがついただけとコンパクトだ。重量も乾電池とWiiリモコンを除いて152g、乾電池とWiiリモコンを装着した状態なら340gと、そこそこに軽量。コンパクトなため重心が偏らず、片手でも扱いやすい。

 ハンドガン本体のほか、別に装着するパーツが2個ある。ひとつは先端につける飾り的なもので、つけずとも問題はなさそうだ。もうひとつはWiiリモコン装着後に上から被せるストッパーで、Wiiリモコンのスピーカー部のあたりを抑える。Wiiリモコンは、はめ込むだけの作り。一応それなりに固定されるものの、このストッパーは欠かせない。

 グリップ部分は乾電池の収納ボックスになっている。フタが完全に外れ、アタッチメント本体との成形が少し悪いように感じた。とりあえず特に問題はないものの、もう少し丁寧な加工がされていると望ましい。電池を入れる箇所としては他に適切な場所がないという理由もあるとは思うが、グリップに重心が集まるのでバランスがいい。

 Wiiリモコンを装着する部分は拡張コントローラ接続用の端子がしっかりと開けられていて、ヌンチャクを併用できる。ガンシューティングタイトルではWiiリモコンをガンとして使い、移動などにヌンチャクを併用するパターンが多いが、これはどちらも問題なくプレイできる。ヌンチャクを固定しないので、片手にハンドガン、もう片方の手にヌンチャクというスタイルになる。Wiiリモコンのみで操作が完結するタイトルなら、コンパクトなハンドガンだけでプレイできるのが魅力的だ。ストラップ通しもしっかりと設けられている。

 気になったのはトリガー部分で、まず感触が少し堅いだろうか。銃身部分をみると中にスプリングが仕込まれていて、これの反発が少し強いようだ。また、トリガー自体も細めで長時間プレイしていると少し痛い。

グリップ部分にある電池ボックスは、フタが少し簡易的なもので気になった。一体感も少し悪い。もうひとつ気になったのはトリガーの感触で、細く、スプリングによる堅さもある

こちらは連続駆動時間のテスト中。丸二日以上動作するという結果になった
振動の強さをテストする水面波面テスト。波紋があまり目立たない程度のにぶめな振動だ
 最大の特徴である振動機能は、トリガーを引くとアタッチメントが振動する方式。Wiiリモコンとは機能的には関係がなく、トリガーがスイッチになっている。振動は鈍めであまり強くはなく、トリガーを引いてからほんの一瞬ずれてから振動が感じられた。おそらくは小型のモーターなりが回転して振動を作っているのだと思うが、トリガーを引いた瞬間に強い振動を発生させるまではいかなかったのだろう。ガンシューティングプレイでのこの振動は、発砲の衝撃というよりも、撃ったあとの余韻のような雰囲気になってくる。

 最後に、この振動機能の連続駆動時間を調べてみた。三洋電機の充電式電池「エネループ」の単三型2本を満充電にしセットして、トリガーを引いた状態にし輪ゴムで固定。常に振動し続ける状態にした。その結果、48時間以上振動し続けるという結果になった。まだまだ持ちそうだったのだが、充分な駆動時間を持っていることはひとまずわかったのでテストを終了した。実際の使用時にはトリガーを引いている間だけ振動するため、これほどに振動し続けるということはない。実プレイ時間で言えば、おそらくはこのテストで確認した連続駆動時間の数倍、もしかすると10倍以上持つ可能性もありそうだ。急な電池切れが起きてもプレイに支障が出るというものでもないので、電池残量をあまり意識せずに使えるだろう。

 ガンアタッチメントそのものに振動機能をプラスするという面白い試みのグッズ。振動機能はゲーム中でトリガーを引きっぱなしで連射できるタイプの銃などを使うと振動がより感じられ、臨場感が高まる。ちょっとしたアイデアだが純正品である「Wiiザッパー」以上の魅力を備えたグッズだ。手軽さ重視のハンドガンスタイルに絞った形状も魅力で、価格も控えめ。トリガーの感触だけは気になるところがあったが、コストパフォーマンス、実用性ともによく、バランスのいいグッズだ。



● 振動機能搭載ガンアタッチメントだが、使用感は少し残念な結果に

・「バイブレーションライトガン」

    メーカー:ユニオンテクノス
    購入価格:1,510円


ライフルタイプの振動機能付きガンアタッチメント
Wiiリモコンは写真のように銃身の前に装着する。そのため重心バランスも前が重くなる
 こちらは上に紹介した「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」とコンセプトが近いグッズだ。Wiiリモコンを装着するガンアタッチメントで、乾電池使用による振動機能を搭載している。「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」はハンドガンタイプであったのに対して、こちらはヌンチャクもセットできる、長銃タイプのアタッチメント。振動用の電源には、単四型乾電池を2本使用する。

 カラーはWiiに合わせたホワイトで、プラスチック的な硬質の素材でできている。外観からして特徴があるのは長い銃身。ここにWiiリモコンをセットするが、長さは約28cmある。銃身の前側にWiiリモコンをセットするため片手で持つのは厳しい。長銃を持つスタイルで両手で支える。

 グリップの部分にはヌンチャクを収納する。ヌンチャクをすっぽりアタッチメントの中に収納する方式で、アナログスティックやCボタン、Zボタンだけが露出する。CボタンとZボタンは、WiiリモコンのBボタンを引くためのトリガーの手前に位置するのが少し変わっている。ヌンチャクのケーブルはグリップの底面から出されて、銃身右横の穴を通してWiiリモコンと接続する。

 乾電池をセットするのは、トリガーの上付近。パーツが上に可動し、中にはさらに電池ボックス用のフタがある。これを外して中に電池をセットするのだが、フタは一枚の板状で、モーターが入っていると思われる箱状の下に差し込んではめこむようになっている。詳しくは写真を見てもらうのが早いが、ちょっと扱いづらい形状だ。

 実際にWiiリモコンとヌンチャクをセットしてみると、まず、ヌンチャク収納部のフタが非常に堅く、取扱説明の通りにグリップを押しながら開けようとしても開くことができなかった。最終的にはドライバーを隙間に差し込んで無理にこじ開けることに。ここは個体差と思いたいところだが……。手に持ってみると、Wiiリモコンをセットする位置の関係で重心が前に偏っているのを感じた。狙いをつけるときの軸は、トリガー側の手でなく銃身を支える側の手になる。

 トリガー側には気になる点がいくつかある。まず、前述のようにトリガーの手前にヌンチャクのボタンが位置するようになっているため、グリップからトリガーまでの距離が広い。手首から中指の指先にかけて約19cmと手が大きい研究所員が持ってもあまり余裕はない。手の小さな子供あたりだとうまく持てない可能性もありそうだ。グリップの上のほうを持つようにすれば、トリガーまでの距離を若干縮められるが、そうするとグリップをしっかり持てず、ヌンチャクのアナログスティックなどにも手がかかってきてしまう。

全体に感じたのは可動パーツのかみ合わせやツメなどの堅さ。成形があまりよくないと感じた。グリップの中心部からトリガーまでの距離が約6cmあり、手の小さい人にはかなり厳しいように思える

振動機能の連続駆動時間テスト中の模様。使用する電池が単四型である以外、振動機能は「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」と非常に近い仕様だ
振動の強さを水面波紋でテスト。体感ではあまり差はないのだが、こちらのほうが強めの波がたった。筐体の差だろうか
 次に、ヌンチャクとトリガーを同時に操作するのが難しいところが挙がる。トリガーとグリップ、そしてヌンチャクが1カ所に集まっているためだ。ヌンチャクを装着した状態でトリガーと同時に操作しようとすると、トリガーを人差し指、ヌンチャクのボタンを中指、アナログスティックを親指というように片手で操作することになってしまう。

 また、ヌンチャクをアタッチメントに装着しない場合だと、片手にガン、もう一方の手にヌンチャクというようになるが、今度はガンが重い。実際のところゲームプレイに使ってみると、こう持つのがベストという持ち方が掴めず困ってしまった。

 ヌンチャクのCボタンとZボタンを使わずアナログスティックだけを使う場合なら、トリガーを人差し指に、アナログスティックには親指といったように片手で両方を操作する一風変わったグッズとなるが、その場合は前述のように手が大きくないと厳しい。結論としては、ヌンチャクを併用するガンシューティングタイトルへの使用は辛いと思えた。

 最後に振動機能だが、こちらはトリガーを引いたときに振動する仕組みになっていて、「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」と同様だ。振動の強さやタイミングも似ていて、トリガーを引いてからワンテンポあとに振動が伝わってくる。

 こちらも「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」同様にトリガーを引いている限り振動する仕組みになっていたので、トリガーを引いて輪ゴムで固定し、連続稼働時間を探ってみた。使用した乾電池は三洋電機の充電式電池エネループの単単四型だ。結果、48時間以上動作し続け、こちらのテストもこの時点で切り上げた。実際のプレイではトリガーを引いている間だけ振動するので、かなり長時間動作するだろう。

 アタッチメントに振動機能が加えられたという点は「CYBER・ガンアタッチメント バイブレーション」と同様に魅力的ではあるのだが、ヌンチャクとトリガーの位置の件、そして各部が堅く取り外しに難儀するのは残念だ。全体のサイズの大きさも迫力はあるが手軽さに欠けるだろうか。



● Wii本体付属のACアダプタから給電するWiiリモコン用バッテリーグッズ

「CHARGE STAND」

    メーカー:リンクスプロダクツ
    価格:3,129円


充電スタンドとバッテリーパックに、電力供給を確保するための接続ケーブルがセットになっている
横並びに2つ分の設置スペースがある充電スタンド。LEDもひとつずつ搭載されている
充電式バッテリーパックをWiiリモコンに装着。一体感はそこそこいいのだが、端に浮きが見られた
濃い灰色がWii本体付属のACアダプタのケーブル、薄い方が接続ケーブルだ
 Wiiリモコン用の充電式バッテリーパックと充電スタンドをセットにしたグッズだ。パッケージには、充電スタンド、バッテリーパック1個、スタンドに接続するケーブルがセットになっている。このパッケージに入っているバッテリーパックは1個だが、別売りの「チャージスタンド専用 専用バッテリーパック」(価格1,260円)を購入すれば、Wiiリモコン2個を同時に充電できる。今回は「CHARGE STAND」のみ(バッテリーパック1個)で試してみた。

 特徴的なのは電源の確保方法。まず、Wii本体に付属しているACアダプタを、充電スタンドのIN端子に接続。次に接続ケーブルをOUT端子に接続し、それをWii本体へと繋ぐという数珠繋ぎの方法だ。ACアダプタを増やすことなく使えるようにしている。ケーブルの長さは約1m22cm。

 バッテリーパックは電圧2.4V、容量は1,200mAh。重量は電池フタを含めて53gで、乾電池と電池フタが62gであるのに対して軽量だ。電池フタには充電用の接点があるほか、SYNCボタンを装着したまま押せるよう丸いくりぬきが設けられている。Wiiリモコン用のバッテリーパック製品はバッテリーをつけたまま操作しなければならないSYNCボタンが使えないことが多かったが、この製品ではしっかりと配慮されている。

 充電スタンドは横並びにWiiリモコン2個分の設置スペースが設けられている。横からみると二等辺三角形に近い形状をしていて、Wiiリモコンを立てて奥へと立てかけるようにセットする。前面にはLEDが搭載されていて、充電中は赤色、充電が完了すると緑色に変わる。過充電保護回路も搭載しているということだ。

 実際に使ってみる。まずは充電スタンドの電源周りを装着してみる。Wii本体付属のACアダプタを活用するバッテリーグッズというのは、以前にアクラスの「Wii用リモコンチャージャーW」を紹介しているが数は少ない。ゲームグッズ全体としてもあまりない電源の確保方法で、これだけでもなかなか面白いところだ。アクラスの「Wii用リモコンチャージャーW」は形状が独特でWii本体の横置きを制限してしまっていたが、こちらはケーブル先端のコネクタがWii本体付属のACアダプタと近く、本体の横置きも可能なのが嬉しい。

 続いてはWiiリモコンにバッテリーパックを装着する。装着してみると、電池フタに少しゆがみがあるのか、4隅の1箇所だけが外に少し出た。全体に成形は良質な部類なのだが、少しだけ甘いところもあるようだ。ただ、この点は個体差の可能性もある。SYNCボタンのくりぬきは底のボタンまでがかなり深くなる。押すときには細い爪楊枝などが必要だろう。バッテリーパックを装着したWiiリモコンを使ってプレイを試したが、特に問題もなく良好。電圧も充分なようで、不具合なども見られなかった。

 充電スタンドにWiiリモコンをセットしてみる。前述のようにWiiリモコンを縦にして、奥に立てかけるようにセットする。くぼみにはめる形式ではあるが固定はされない。奥側に倒れる心配は感じないものの、手前には簡単に外れる。取り外しやすい一方で、揺れなどには手前にWiiリモコンが倒れると思われる。仮に倒れてもあまり危険なことはないとは思うが、スタンドの周囲には一応気を使いたいところだ。

 最後にバッテリーパックの連続稼働時間をテスト。Wiiリモコンのバッテリー製品では恒例の方法である、首振り状態の扇風機にWiiリモコンをくくりつけ、絶えずWiiリモコンのポインターを動かし続けるというものだ。結果は13時間25分で電源が切れた。公称値でも連続駆動時間は約13時間とされており、他のバッテリーグッズで容量の近い製品と近い結果だ。また、その状態からの充電は4時間46分で完了。特に不足のない結果となった。

 全体的には無難な結果となったが、充電スタンド用にACアダプタを増やさずに済むという特徴は、アクラスの製品でも感じたことだがやはり嬉しいところ。安心して使える配慮が感じられる好印象のグッズだ。

基本的に無難で扱いやすいグッズだが、写真左のようにWiiリモコンは奥に少しだけ立てかけるようになる。固定はされていないので、手前に倒れそうだと少し不安を感じた



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□ プレイステーション・ポータブルのホームページ
http://www.jp.playstation.com/psp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ リンクスプロダクツのホームページ
http://www.linxpro.jp/

(2008年5月1日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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