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株式会社カプコンは、Windows用ハンティングアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン (MHF)」にて、大型アップデート「シーズン2.0 “エスピナス、覚醒”」を1月30日に実装する。 「シーズン2.0」では、新モンスター「エスピナス」が登場する。体のあちこちに毒の棘がある「棘竜(いばらりゅう)」と呼ばれる飛竜種で、HR31以降とHR100以降でクエストが用意されている。今回、HR100以降で登場する「エスピナス」の狩猟を先行体験できたので、その内容をレポートしたい。
「エスピナス」は体験プレイの後も開発が続けられており、今後の調整によってバランスが変わる可能性があるため、実装時とは異なる場合があることはご了承いただきたい。新モンスターである「エスピナス」がどんな特徴を持っているのか、というところに注目していただければ幸いだ。
■ おとなしいが意外と厄介な通常時
さらに攻撃を仕掛けようと近づくと、「エスピナス」は眠ったまま少し頭を振るように動かした。その動きで近寄ったハンターが弾かれて転び、ダメージを受けてしまった。尻尾を斬りに行ったハンターも、同じように尻尾のちょっとした動きでダメージを受けていた。眠っていてもなかなか油断ならない。移動するわけではないので、タル爆弾などを使ってきっちりダメージを与えておきたいところ。
気をつけながら攻撃を続けていると、ようやく「エスピナス」が目を覚ました。起きてからも動きは緩慢で、移動のほとんどはゆっくりと歩く程度で、攻撃を仕掛けてくることも少ない。ただ、ちょっとした体の動きでもダメージを受けてしまうので、むやみやたらに攻め立てればいいというわけではない。
尻尾を動かして、近くにいるハンターを弾く。振る範囲はかなり狭く、「ちょっと体を動かした」程度なのだが、ほとんど予備動作もなしに動かすので、尻尾を切ろうとしたハンターには意外と厄介。さほどダメージは大きくないが、連続で食らっているとダメージが蓄積されていくので気をつけたい。
前方にいるハンターに噛み付く。緩慢な動きを見て頭を叩きに行くと、噛み付きで反撃される。こちらも範囲こそ狭いが、いきなり出してくるので、攻撃に夢中になっていると危ない。
飛竜種がよく使う突進攻撃。準備モーションが割と長めで、よく見ていれば回避は難しくない。ただ食らうとそれなりにダメージが大きいので、特にガンナーは注意しておきたい。
前方へ真っ直ぐ1発のブレスを吐き出すものと、前方近距離で爆発するブレスを3発吐き出すものがある。前者は「リオレウス」、「リオレイア」のものとモーションも酷似しているが、後者は遠くまで飛ばずに前方に落下して爆発するのがポイント。通常時はめったに使ってこないが、食らうと毒をもらってしまう点だけは気をつけたい。ちなみにランスでは問題なくガードができていた。
■ 凶暴に攻め立ててくる怒り時
怒り状態になると行動パターンが一変し、積極的に攻撃してくる。攻撃力も上がっているので、通常時の緩慢な動きをイメージしたまま積極的に攻めていくと、手痛い反撃を受けてしまうだろう。
また怒り時には、見た目と行動パターンのほかに、もう1つ別の変化がある。どんな変化かというのは実際にプレイしてみてのお楽しみということにしておくが、怒り時もハンターにとってチャンスとなりえる部分がある。一度対峙してみれば、すぐにその違いに気づくはずなので、うまく立ち回って討伐を果たしてもらいたい。
怒り時は突進を頻繁に仕掛け、アグレッシブに動くようになる。通常時よりもモーションが早くなり、ダメージも上がっている。わずかに誘導して曲がってくるので、きっちり回避しておきたい。もし食らってしまうと、さらに起き上がりの回避不能な状態で突進を重ねられる事も多い。 また怒り時の突進は、最大で2回の方向転換をすることがある。動きとしては「ティガレックス」の突進に似ているものの、こちらは角度が変化する。確認できたのは、ほぼ180度転進して戻ってくるものと、直角に曲がっていくもの。よく見ていないと、背後から襲われることもある。 ただ突進の判定の広さやスピードは、「ティガレックス」ほどではないように感じた。きちんと見ていれば、方向転換後も問題なく回避できるし、その後の接近もさほど難しくない(これは樹海というマップも一因にあると思われる)。最大2回の転進の後が、ハンターの攻撃のチャンスとなる。
ガードはできるが、「ガード性能+1」スキルがない状態のランスでガードしてみたところ、突進が通過するまでに数回ヒットし、のけぞりとともにダメージも受けた。そうでなくても転進もあるので、単純にガードし続けるのは危ないかもしれない。
こちらも怒り時は頻繁に使用してくる。形としては、単発のブレスと目前で爆発する3発のもので同じだが、やはりモーションが早くダメージも上がっている。
そして怒り時には、3発のブレスで新たなモーションが出てくる。3発目のブレスを撃った際、通常時と同じくその場に留まる場合と、後ろに大きく羽ばたいて距離を取る場合がある。
「エスピナス」の攻撃の中で、おそらくもっとも厄介なもの。大きな翼を広げ、左右に体を回すようにして、近寄るハンターをなぎ払っていく。 とにかく攻撃範囲が広く、接近していると回避が非常に困難。やや前進しながら振るので、前方はかなり危険。かといって足元にいても吹き飛ばされるし、後ろにいると今度は翼でのなぎ払いの締めに振り回してくる尻尾にやられてしまう。体験プレイでは死角が見つけられず、これを撃たれたら吹き飛ばされて仕切りなおしという状態だった。
ダメージもかなり大きく、時折毒までついてくるので、何かしら対応はしたいところ。予備動作があるかもしれないので、実際に狩猟する際にはよく動きを見て対策を練ってもらいたい。
■ 「エスピナス」狩猟のポイント
部位破壊については、頭の角と尻尾切りは確認できた。ただどちらもかなり硬く、攻撃を集中させていかないと破壊は難しい。クエストメンバーで協力・分担して、主に狙う場所を予め決めておくといいだろう。
□カプコンのホームページ (2008年1月24日) [Reported by 石田賀津男]
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