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ホビー、トイ関係の商談会「TOYフォーラム2008」開催
様々な新製品が各社から発表

1月15日~16日 開催

会場:東京国際フォーラム

 毎年1月に玩具メーカーが上半期を対象とした商談会を開催する。ここ数年はタカラトミーを中心に数社が集まり「TOYフォーラム」と題し展示会を行なっている。今年はアガツマ、エポック社、学研トイズ、KONAMI、セガトイズ、タイヨー、タカラトミーが参加した。

 毎回、玩具系の展示会については流行の動向などを追うことにしているが、今年はあまり先鋭的な目立った商品がなく、むしろキャラクタが中心となっている印象だ。特にタカラトミーは先日放送がスタートした「ヤッターマン」、同社の人気シリーズ“トミカ”をメインに据えた「トミカヒーロー レスキューフォース」などテレビ番組とファミリーを対象とした商品がクローズアップされている。

 そんな中、各社ブースの比較的表立ったところで見掛けたのが、食育というか、お菓子などを作る玩具だ。比較的堅調な分野だが、よりカラフルに、本物も顔負けなお菓子を作ることもできるおもちゃがズラリと揃っていた。また、電子レンジで作るヘルシーなチップスなどを作るものなど大人でも楽しそうなものもならんでいた。

 筆者的には、新しい流れを作るような画期的な商品が少なくなったことが若干寂しくもある。今回は各社別に写真を中心に新製品を紹介することとする。


■ KONAMI

 徐々に玩具系のアイテムの充実度が増していくKONAMI。すでに人気シリーズの定番となった「武装神姫」シリーズの新フィギュアなど様々なタイトルがならんでいた。下記で紹介したほかでは「天元突破グレンラガン」のグレートインパクトモデルなどが目を引いた。

すでに弊誌でもお伝えした「pop'n musiv Be-Mouse」。ゲームのときは両手で持ち、両方の親指を使いプレイする。もちろんマウスを置いて全ての指を使ってプレイするのでも良いが、結構コンパクトに収まっているので少し手が大きい人なら両手で持ち親指でプレイするのが良いかも。個人的には苦手なゲームジャンルなので難易度の低い曲をプレイさせてもらったが、反応速度も良好だった。3月27日発売予定で5,229円 どんどんと世界観が広がる「武装神姫」今回出展されていた中では、シリーズ第8弾で2月28日に発売となる戦闘機型MMS「飛鳥」と戦車型MMS「ムルメルティア」(写真左)。そして、シリーズ第9弾となる2008年6月発売予定のクワガタ型MMS「エスパディア」とカブト型MMS「ランサメント」(写真右)。シリーズ第9弾のテーマは“カブト×クワガタ”だが、“×”は“バーサス”と“合体”の2つの意味合いがあり、両者の武装パーツを合体させることも可能なようだ。デザインは「たにめそ」氏
フィギュア系では「武装神姫」のMMSと互換性のある「オトメディウス on MMS」が出展されていた。「ビックバイパー」の「空羽亜乃亜」と「ロードブリティッシュ」の「エリュー・トロン」。1月31日発売予定で各4,725円 こちらは「MMS 2nd」の「Special Operations Lady (SOL) DELTA」と「SOL SWAT」。2月28日発売予定で4,725円。このクオリティで「METAL GEAR SOLID」も作って欲しいところだが…… テレビに繋ぐ絵本「テレしばい」。コントローラをテレビのAV端子にコードで接続。テレビに描かれる絵本の世界を、コントローラーについているマイクを通じて子供達に読んで聞かせてあげる。たとえばお母さんが読んであげるとき、お話しの中の男の人の台詞は自動的にボイスチェンジャーで低い声に修正してくれるなどの機能を搭載 (お父さんが読む場合にも変更可能) 。既存のお話しが8作品、エコロジーをテーマにした「ちきゅうにやさしく」、知育ものが1作の計10本を収録。さらにUSB端子が付いており、PCから有料で物語を追加できる
すでに発売中の、懐かしい「ピカデリーサーカス」を模した貯金箱 (写真左)。4,179円。今回の展示会では“懐かしいシリーズ”第2弾となる「国盗り合戦貯金箱」が参考出展されていた。発売日は未定
パーティグッズ系は年末に売れるイメージもあるが、同社によれば1年を通じて人気の高い商材だとか。参加者の写真を取り込んで使える「画像DEスロット」やミニゲーム「この人誰クイズ」、「○×クイズ」などを収録したPCソフト「盛り上げ! 幹事くん」が出展されていた。また、パーティなどでウケる新作グッズ「ラブシャツ」、「鼻からピーヒャラ」なども展示
女子高生向けのアイテム「アニマルトピック」。音声ゲーム付きストラップで、アニトピのお題にリスムに合わせて答える「アニトピゲーム」と、ランダムに組み合わされたお題に順番に答えていく「ネタフリゲーム」が楽しめる。しかし何より重要なのは、足元についているQRコード。自分が管理人になれる掲示板を持つことができるのだが、実際に会いこのQRコードからリンクしなければこの掲示板にはいることはできない。セキュリティに配慮したもので、安心して内輪で楽しむことができるという。現在はSHIBUYA109の8階にあるSBYで998円で限定販売されている


□KONAMIのホームページ
http://www.konami.jp/th/?ref=fn1


■ セガトイズ

 ロボットなどインタラクティブ系に強いセガトイズは、昨年のおもちゃショーに続きロボット系が充実していた。

携帯ゲーム機では非常に珍しいカラー液晶&バックライトを採用した「手のひら水族館 AQUARIUM」。イルカとエンゼルフィッシュの2種類。小さいながらも細かく美しい液晶で、魚が画面の中で泳ぐ平面的な動きだけでなく、奥行きを感じさせるようなアニメーションも用意されており、臨場感もある。基本的には育成ゲームで、水質のチェックや温度管理などを行ない、病気の治療などをして育てる。3段階に育ち、約1週間で一回りとなる。バックライトを使用しているが、電池は約40時間ほど持つという
ロボットに強いセガトイズだが、今回もいくつか新製品がならんだ。音楽プレーヤーをセットすると、音に合わせて踊るというスピーカー「インタラクティブ ミュージック ロボット ODO」。触ったり曲のテンポによって中央のディスプレイの表情が変化。前後左右の動作についてはリモコンで遠隔操作も可能 こちらもインタラクティブスピーカーの「ispin」3月27日発売予定で5,250円。音楽プレーヤーに繋ぐとLEDを点滅させながら音楽を再生する。さらに、近くで鳴っている音楽に合わせて回転しながらダンスしたり、内蔵の3つのサウンドに合わせてダンスしたりもする


□セガトイズのホームページ
http://www.segatoys.co.jp/


■ タカラトミー

 前述の通り2大キャラクタ「ヤッターマン」と「トミカヒーロー レスキューフォース」を中心に、ファミリー層にターゲットを絞ったラインナップを揃えたタカラトミー。

 下記以外では残念ながら撮影禁止だった、Qシリーズの新作「キュートレイン」が可愛らしい仕上がりだった。人気の超小型赤外線コントロールカー「Qステア」の電車版だが、普通に走らせることができるほか、Nゲージの線路上を走行させることも可能。電車のフォルムは頭身を詰めて可愛らしいデザインだが、顔の部分はリアルに再現されていてかなりの満足度。3車両連結で、前後左右6方向に動かすことができる。「EF66(あさかぜ)」や「485系L特急(雷鳥)」といった定番からJR西日本の「113系」といった渋いところまでラインナップされている。ちなみにホームなども同梱された京浜東北線の「E233系」のジオラマセットなども予定されている。

大ヒットアイテムとなった「エアロR/C」のボディを載せ替えることができる、ドリフトR/C「エアロアールシー ドリフトパッケージライト」。コントローラを使い手軽にドラフトを決めることができるのが魅力のポイント。非常に綺麗にススーッと滑り、ドラフトをビシッと決める。ドリフトしない普通のラジコンとしても楽しめるが、ドリフトラジコンでつとに有名なYOKOMOと共同開発されており、シャフトドライブ方式の4WDシャーシを採用しドリフト専用設計となっている。「ドリフトパッケージライト 05 三菱 ランサーエボリューションIX」、「同 06 ニッサン シルビア S15」が5月発売予定で各3,675円
すっかり定着したインテリアライトの新作「世界の海へ (beyond the great ocean)」。球状になっており海の中を覗く感じで見るモードと、部屋の壁や天上に映像を照射する2つのモードがある。基本的には青い海の中を魚たちの影が泳いでいる景色が映し出されるのだが、収録数が非常に豊富。タイトル通り世界中の海が収録され、太平洋、大西洋、インド洋、北極海、南極海が収録され、それぞれ海上、浅瀬、中海、深海に分かれている。タイマーがセットされており、つけっぱなしにして寝ることもできるほか、時計機能も持ち、時間を表示させることも可能。さらに音楽モードを搭載しているので、音楽プレーヤーを接続することで簡易スピーカーとして使うこともでき、その場合はイルカがリズムに合わせて踊ってくれる


□タカラトミーのホームページ
http://www.takaratomy.co.jp/products/


■ エポック社

 シルバニアファミリーなど人気キャラクタを有するエポック社。新魔球を採用した「野球盤」はやはり注目の的だった。

「野球盤」の最新版となる「野球盤50周年モデル『野球盤エース』」。これまで野球盤の魔球と言えば消える魔球だったわけだが、「野球盤エース」ではホップ (浮き上がる) する魔球が導入された。また、打者の位置をクローズドスタンスとオープンスタンスの前後2つから選択可能。細かな駆け引きが可能となった。前回の「実況パワフルプロ野球」とのコラボにも驚かされたが、今回はよりアクション性に進化が見られて面白い


□エポック社のホームページ
http://www.epoch.gr.jp/

□関連情報
【2007年1月23日】「TOYフォーラム2007」開催
タカラトミー、新小型サーボ17個搭載した「i-SOBOT」や“ツンデレ”ワンセグTV端末
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070123/toytt.htm

(2008年1月15日)

[Reported by 船津稔]



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