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【ゲームポットフェスタ2007 イベントレポート】

「ヤンキー魂」トークライブに安藤氏登場。クローズドテストは来年4月予定
「ラテール」では榊原ゆいさんがイメージソングを熱唱

12月16日 開催

会場:パシフィコ横浜

入場料:前売800円、当日1,000円

 株式会社ゲームポットは12月16日、パシフィコ横浜にてオフラインイベント「ゲームポットフェスタ 2007」を開催した。本稿では、「疾走 ヤンキー魂」のトークライブ、「トキメキファンタジー ラテール」のイメージライブの模様をお伝えしたい。


■ バトル、ファッションが充実、チャリンコは「武器」に! 「疾走、ヤンキー魂。」のクローズドβテストは2008年4月開始予定

プロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの安藤武博氏。勢いよくブチ上げてみては、「地味かな?」としょげて見せたり、ユニークなトークでゲームの新要素を紹介。言葉の端々からファンとの関係を大事にする気持ちが伝わってくる
トークライブの前に行なわれた串田アキラ氏の『絆』ライブでは、「キン肉マン」、「ギャバン」、「サンバルカン」、「ザブングル」など名曲を次々と熱唱。串田氏は「疾走、ヤンキー魂。」の主題歌も歌う予定だが、今回は発表されなかった
 会場でちょっとユニークな雰囲気を放っていたのが「疾走、ヤンキー魂。」のトークライブである。「疾走、ヤンキー魂」はスクウェア・エニックスで運営されていたMMORPGであり、ツッパリや不良達“ヤンキー”をテーマにした異色の作品である。プレーヤーはヤンキーとなり、コンビニで座りながら雑談し、自転車にカウルをつけたりと無茶な改造をしながら街を爆走する。熱烈なファンを生んだ一方でシステム障害などで苦戦し、2004年12月にサービス停止が決定した。

 しかし再開を求めるファンの声はやまず、ゲームポットが「疾走、ヤンキー魂。」のライセンスを取得、サービスの再開が発表された。新しい「疾走、ヤンキー魂。」では乗り物による戦いから拳で語り合う「バトル」がゲームの中心となり、全てのリソースを1から制作し直しているという。日々の開発状況は「新・公式祭斗(サイト)」によって紹介されている。

 今回のトークイベントではプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの安藤武博氏と、ディレクターを務めるシンクアーツの石渡大助氏、そしてゲームポット側のプロデューサー伊勢友光氏などが登壇した。他のイベントに比べると参加者の年齢が高く、スタジアムジャンパーなどいかにもな服装で決めてくる人が多かった。特に安藤氏は熱烈なファンを獲得しており、安藤氏の掛け声に観客達が応え大きく盛り上がった。

 今回、安藤氏と石渡氏が提示したのは「疾走、ヤンキー魂。」の“サプライズ”、現在制作中の作品の詳細だ。バトルを中心としたゲームシステムはアクション要素を持ち、左クリックでパンチを繰り出し、右クリックでガードするという。キーの組み合わせや相手とのタイミングで、コンビネーションやガード崩し、クロスカウンターなども可能になる。

 キャラクタは全て3Dモデルで描かれ、様々なアクションが追加される他、指輪や手袋、など様々なアイテムで自分なりのファッションを追求できる上着とズボンやスカートなどパーツも細かくなり、今まで以上に自由にファッションを決める事が可能だ。乗り物ももちろん3Dで描かれており、今作では「武器」として使用可能だという。この他、角材やセンヌキといった武器も登場する。中ボスもより細かく様々なアクションを見せてくれるという。

 そして最後のサプライズとして安藤氏が出してきたのが「CR疾走、ヤンキー魂。」という名のパチスロ。これの当たった目で「疾走、ヤンキー魂。」のサービス開始時期を決定するという。リーチが出てもはずれたりと凝った演出をしながら、決定したのが「2008年春」。もちろんベタベタの演出であるが、「今冬にはサービス開始」というところから、少し遅れるという形になった。

 安藤氏は謝りながら、「それでもちゃんとサービスの予定は決めたから」と会場に向けてサービススケジュールを紹介した。2008年4月にクローズドβテストを行ない、5月にオープンβテスト、そして5月22日には正式サービスを開始する予定となったという。

 もう1つのサプライズとして安藤氏はジャンケン大会を開催。東京ゲームショウのイベントで使ったスタジアムジャンパーやプラモデルといった特別なアイテムを放出した。最後に安藤氏は、「東京ゲームショウ」向けに作ったステッカーをトークライブを聞きに来たファンに一枚一枚手渡しした。握手をしたり、一緒に写真を撮ったりと、安藤氏のファンに対する強いサービス精神を感じた。

 会場を訪れるファンの多くはゲームと共に、安藤氏のキャラクタに惹かれていた。安藤氏の掛け声に元気よく手を振り上げ、声を出し、応える。プロデューサーへの応援メッセージを紙に書いて振り回すという光景は、今回のイベントではここしか見られなかった。安藤氏を始めとした独特の感性を持つスタッフとファンが「疾走、ヤンキー魂。」をどのように生まれ変わらせるか、期待したい。

ディレクターを務めるシンクアーツの石渡大助氏。1つ1つの要素を安藤氏と共に解説した 中央右がゲームポット側のプロデューサー伊勢友光氏、その隣のマスクをかぶっているのがデザイナーの出THE陰番長氏 会場で発表されたスケジュール。来場者達は早くプレイしたいと声を上げていた
街のマップと、バトルシステム。タイミングが重要なアクション要素を取り入れたものになりそうだ。レベルアップすると、より強力な攻撃ができるようになるほか、クロスカウンターやガード崩しなどかけひきも楽しめるようである
ちょっとかわいらしくなった女性キャラクタ。自転車やバイクも3Dモデルとなった。前作のように乗り回すだけでなく、武器にも使えるという
登場する中ボスも3Dとなり、多彩な攻撃を仕掛けてくる。中央はやけに気合いの入ったサービス時期決定マシン「CR疾走、ヤンキー魂。」。右は1人1人にステッカーを手渡す安藤氏。安藤氏のファンを大事にするこの姿勢が、熱烈なファンを生んでいると感じさせられた


■ 榊原ゆいさんが「ラテール」イメージソング「Girl meets Boy」を熱唱。ダンスの1部はゲーム内での反映

 「トキメキファンタジー ラテール」(以下、「ラテール」)は、オシャレを楽しめる要素を前面に押し出したかわいらしいデザインが特徴のMMORPGだ。今回のイベントでは、声優であり、ミュージシャン、ダンサーでもある榊原ゆいさんのコラボレーション企画として、イメージソング「Girl meets Boy」を発表した。

 「Girl meets Boy」は「ラテール」のログイン画面で流れる曲を、ガールズポップ的なイメージで榊原さんが作詞、作曲して作り出した曲となる。さびの部分での振り付けはゲーム内のエモーションとしても取り入れられる。「わいわい盛り上がろう」という歌詞と、カワイイイメージの中にオシャレな雰囲気がある「ラテール」らしい曲になったという。サンタの服をイメージした衣装に身を包んだ榊原さんは、ステージでダンスと共に新曲を披露した。

 榊原さんはステージでアカウントを作成し、実際にゲームをプレイしてみた感想を語った。プレーヤーキャラクタを作るのに1時間悩み、ログインしたのが深夜3時で、ほとんどプレーヤーには会えなかったという。せっかく出会ったプレーヤーキャラクタに「話しかけられるかな」とドキドキしたが、素通りされて寂しかったという。「いきなり、『主題歌歌ってます』なんて言えないし、無言で戦っていました」とのこと。

 榊原さんは、クリスマスイブの12月24日に「ゆいにゃん」というキャラクタでゲームイベントに参加するという。これまでも榊原さんは自分のファッションをゲーム内の衣装として出すといったコラボレーションを行なっている。今後はどのような企画を行なっていくのだろうか。

□ゲームポットのホームページ
http://www.gamepot.co.jp/
□「疾走、ヤンキー魂。」のページ
http://www.yantama.jp/
□「トキメキファンタジー ラテール」のページ
http://www.latale.jp/
□「Gamepot Festa 2007」のページ
http://www.gamepotfesta.jp/
□関連情報
【11月29日】ゲームポット、「Gamepot Festa 2007」
限定グッズショップの商品ラインナップを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071129/gpf.htm
【11月20日】ゲームポット、「Gamepot Festa 2007」
来場者特典の一部を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071120/gp.htm
【11月14日】ゲームポット、「ゲームポットフェスタ2007」発表会を開催
全10タイトルの最新情報と、新作「Wizardry Online」を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071114/gp.htm
【11月1日】ゲームポット、「Gamepot Festa 2007」を12月16日に開催
10タイトルが全部楽しめる1万人規模のオフラインイベント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071101/gamepot.htm

(2007年12月17日)

[Reported by 勝田哲也]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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